まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1876 広島の旅(1)・・・宿題を取り戻す旅の始まり

2023-01-31 10:39:39 | 旅行記
よろしくお願いします。


















さあ、昨年の年末に広島を走ってきた記録をお送りしていこうと思います。この旅は本来なら2021年の年末に行くはずだったもの、その時は脳に出血があって来年には入院しなければならないと言われて、旅の予定をすべてキャンセルしました。今回の旅は1年後、まるっきりそのままの行程を移した感じで走りました、2022年最後の1泊2日の旅、8回に渡ってのお送りを予定しています、まずは12月30日の走りの記録からです。

新大阪発の新幹線はいつものようにデッキでお立ち、広島までとなると結構長時間だがテンションが上がっているのでさほど気にならない。いよいよ広島駅、その手前ではマツダスタジアムがお出迎えしてくれる、ホームに下りて改札を抜けて山陽本線に乗り換えるがその前に芸備線のホームへ、やっぱりディーゼル車両は見ておきたい。在来線ホームの一番北側にある切り欠きホームに停まっていたのは岡山地区でもよく見たことがある赤色の重厚な型の古いディーゼルカー、国鉄時代からの生き残り車両はここでもまだまだ健在のようだ。一方の山陽本線の方は新型っぽい車両ばかりであまり面白くない、呉線、可部線方面もその車両に置き換わっているようで、古い車両は見られずあまり面白くない。相棒君を担いでコンコースを北から南へと渡り発車寸前の岩国行の列車に乗車、車内は割と混んでいたのでここでもお立ち、新大阪からずっと立ちっぱなしになってしまったが、大きな窓の前の場所を確保できたので広島の町を見ながらの在来線の旅もいいだろう。


















西広島駅を過ぎると広島電鉄宮島線が並走してくる、その向こう側には国道2号線、この道を後で走ることになるのか。広島電鉄の線路をを走っているのは3両編成の小さな車両、これが広島市内では道路の上を走っているのか、阪堺線と同じ感じだな。列車は宮島口駅に到着、ここで下車して相棒君を立ち上げていざ出発!まずは道の向こう側に見えているフェリーターミナルへ。国道2号線を渡って少しだけ進むとフェリーターミナルの建物があり、その手前にあるのが広電宮島口駅、ホームは三角屋根の下に地続きに4番線まであり、こちらもなかなかなターミナルと言った感じ、電車の本数も多そうだ。宮島は小学校の頃の修学旅行で行った所、昼間は広島市内を巡って、多分これから走る国道2号線をバスで進んでここから島に渡ったのだろうが、もうその頃の記憶はほとんどない、覚えているのはバスの中で当時流行っていた歌を「今何時、そ~ねだいたいね~♪」とか言いながら歌っていたことくらい、もう40年以上前の話ですからね。ここからは宮島へ渡ることはなく広島電鉄線を各駅巡り、世界的観光地に来ても自分(一人称)の旅の形は相変わらずの自分流です。
















国道2号線を進んで宮島線を各駅巡り、途中で海が見えるとちょっとストップで写真を撮る。国道から外れて海沿いの道を進んで行くとちょっとだけきつい上り坂、そこを過ぎて坂を下りると地御前駅、ホームの向こうにはJR山陽線が走っているからここもさっき車窓から見ているはず。自分(一人称)最初この駅名を地蔵前と思い込んでいたんですよね~、だからどこにお地蔵様がおられるのかと思ったらあったのは大きな鳥居。広島では神社とお地蔵様は一体なのか・・・と思って駅に着いた時に初めて間違いに気づいた次第であります、ああ~、お恥ずかしいったらありゃしない。この先の町に入った所にあるコンビニで朝食休憩、食もやっぱりお金はかけないコンビニ済ませです。各駅巡りも順調に進んで、やがて廿日市市の中心部へ、ここは駅が国道から離れているので入り組んだ道へと入って行くが・・・、どうもこの道、旧街道っぽいなあ、風景もそんな感じ。今回はネット接続不良で前調べができなかったが、どうも走っている感じではこの道が旧西国街道なのかも、その確証はできないまま先を進んで行って広電廿日市駅へとたどり着く。さて、ここまで順調な走りで進んでいる広島の旅、一昨年の宿題を片付ける旅が始まりました、この先どんな風景と出会うこととなるでしょうか、今回もご覧いただきましてありがとうございました・・・・まちみち




No.1875 チョイ撮り、なんやかんやシリーズ

2023-01-29 22:34:42 | 写真
よろしくお願いします。


またまたネット接続不良の地獄に陥り写真の取り込みに日にちがかかってしまいました、久々の今回はチョイ撮りシリーズ、何でこんなもの撮ったんや、ちょっと気になったから撮ったんや、ってものを3つのテーマでお送りしていこうと思いますが、その前に高校野球の話。今年のセンバツの出場校が決まりました、さて、我が奈良県からはどこが・・・って名前がない、高田商は落選、補欠となりました。まあこれは納得ですね、正直言って昨年の戦績からすると甲子園ではあまり期待できそうにない感じ、ここは社に譲っておくことにしておきましょう。それにしても高田商、ネットではセンバツ当確の話もあったんだよな~・・・自分(一人称)は全く期待してなかったけど・・・、今回の落選に当校の教師が爆破予告の電話をかけるなど踏んだり蹴ったりだけど、めげずに夏に向けて頑張ってほしいところです。ああ~、春は奈良から出場なしか~、まあ気楽に見ることができるのでそれでもいいでしょう、さあ、本題と行きましょう↓↓↓


【時計、時計台】















相棒君と走っているとついつい夢中になってしまいがち、そんな時に頼りになるのが時計台、自分(一人称)は腕時計はしないので時間やペースを確認するときには当てにさせてもらっています。写真はいつから撮るようになったのかな、気がつけばいろいろな時計台の写真があってその後からは巡りの目的としました、今回はその一部を公開です。上から2枚目、3枚目にある写真、一瞬札幌の時計台かと思ってしまいそうですが、これは徳島市の国道11号線沿いにある薬局の建物、名前は時計台薬局と見たまんまでした。


【円形の建物】














円形の建物で思い出すのがもうかなり以前の登録有形文化財巡りで取り上げた三重県の朝日小学校、ここでも下から4枚目、5枚目で取り上げました。昔は奈良にもあった円形校舎も今は数えるほどしかないとのこと、そんな中でうちの近くの保育園が円形となっていました、まあできたのがつい最近だから文化財になるのはもっと先のこと・・・ってなるわけないか。その他にもいろいろと円形になっている建物を取り上げていますが、どれもデザイン、インパクト重視という感じがしますね。


【キャラクター人形】












いろいろなキャラクターの人形を取り上げました、ちょっとテーマにそぐわないものもありますけどね。そんな中で最近話題になったのが2枚目にあるM&M'sキャラクター問題、女性をステレオタイプで捉えたキャラが問題視されたことでメーカー側が逆ギレした形です。テレビでその成り行きを説明していましたが、何か小学生のクラスで女子と男子が言い合いして、双方折り合わないままチャイムが鳴って、じゃあこうしようと決めてしまった感じ。双方もっと寛容で話をすれば・・・とも思うのですが、1回つけた難癖はなかなか収められないんだよなあ。ジェンダー問題はいろいろとデリケートな面があるけど、男の側からも言いたいことはあるんですよ~。最近コンビニのトイレに入ると小の用足しは男も座って、との注意書き、「大の男が・・・」と言いたいところだがそれがもう昭和脳の人間なんだよなあ。今は男でも座ってする人が多いんだってね、何て憂いべきこと・・・、な~んて言う方が今は非難されかねない。昭和生まれの人間には住みにくくなっている世の中です、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1874 八幡市、三川合流地点付近

2023-01-23 09:05:36 | ふうけい
よろしくお願いします。

















今回は八幡市、と言っても町を巡った記録ではなく走りの途中で通り過ぎた時に撮った写真がほとんどです。奈良から京都に行くにはいろいろなルートがあるが、木津川の西側ルートとなると木津川自転車道、府道22号線が自分的2大ルート、更にその府道から分かれて大谷川沿いの府道、更に西側を通る山手幹線を行く時もあります。そのどのルートも通るのが京田辺市と八幡市、京田辺はいろいろと目的があって走ることもありますが、八幡となると先を急ぎたい気持ちもあるので、どうも足が止まらないんですよね~。止まったとしても大概がトイレ休憩、用が済んだらすぐに出発となるので、なかなかこの町自体が巡りの目的となる頃がありません。1番目のゾーンにある写真、山手幹線沿いにあるコストコは奈良にないから珍しいなあ~、と思って撮ったもの、国道1号線にあるヤマダ電機とケーズデンキはうちの近くでもそうですが、なぜ張り合うかのように隣同士にあるのか・・・と思って撮ったものです。中間辺りにあるたこ焼き屋さんは映画『』のロケ地となった所、前に取り上げたこともありましたね。




















京都市の南西にあり大阪府にも接している八幡市、通り過ごしてしまうからと言っても特に見所がないと言うわけではありません。一番の代表的な観光地が石清水八幡宮、これはあまりにも有名、その他にも・・・何かあったかな?と言ってしまいそうなくらいにやっぱり地味な存在です。市内を通る鉄道は京阪電車、玄関口となるのは八幡市駅・・・ではなかった、石清水八幡宮駅、市の代表駅で市名を冠した駅名が観光地の名前に変えられてしまうなんて、何か不憫な感じ。急行停車駅と言っても急行は昼間の時間帯は走らないので、実質的には普通しか停まらない駅となってしまっている。駅前はロータリーがありバス路線は充実しているが、石清水八幡宮駅付近は道が狭く市の中心部と言っても、通勤客はみんな府の境界線を越えた所にある京阪樟葉駅に流れてしまっている。駅のすぐそばには桂川、宇治川、木津川の三川が合流して淀川となって大阪湾へと向かう船便の要所となった所ではあるが、地上の交通はどうも中央から見放されがちになっています。















ちょっとマイナス要素的なことばかり述べてきた八幡市の中心部ですが、自転車で走る人たちにとってはここは重要なポイント。嵐山からスタートした京奈和自転車道は桂川沿いを進んで御幸橋へ、ここからは奈良方面へ向かうべく気持ちも新たにする場所となります。自分(一人称)の場合は木津川沿いを走ってきてこの橋の上で行先の選択となります、宇治川沿いの細い道を踏切を渡って巨椋池、京都競馬場方面へ、真っ直ぐ府道を進むと京都市内へ、途中の納所交差点から千本通に入ると中心部も近いです。橋の途中で分かれる自転車道を進んで嵐山、と言うのもあるがすぐ上を通る国道478号線に入ると淀川を渡って大山崎町へあっと言う間にたどり着くことができます。まさに自転車にとっては交通の要所、大阪、京都、奈良を結ぶハブ地点となる八幡市、今度は通り過ぎるだけでなく走りの目的地として巡ってみようと思っています、今回もご覧いただきましてありがとうございました・・・・まちみち




No.1873 吉野川分水・初瀬川工区(5)

2023-01-19 10:02:16 | 吉野川分水
よろしくお願いします。























2020年の夏に怪我が治ってから巡りを始めた吉野川分水、大和平野を網羅する見えない水路をここやないこここは違うか、この水路はあっことつながっているのかいないのか・・・、といろいろ推測しながらの巡り、これまでその記録を長い期間をかけてお送りしてきたのですが、それもいよいよ最終盤へと差し掛かって来ました。残るは天理市内を流れる水路を追うだけとなりました、今回を含めて3回でのお送りを予定しています、それでは行ってみることとしましょう。
まずは国営東部幹線水路にある分水工、山の辺の道が近くを通る所、国道25号線が山へと向かう交差点の一角にあって、ここから天理市の中心部に向かって水路が分岐している。西に向けて国道25号線を進んで行く、右手側にあるのは天理高校、今年の高校ラグビーでは久しぶりに名門復活かと期待しましたがベスト4まで、野球もラグビーもあと一歩が天理らしいところです。道の途中には一目で吉野川分水関連のマンホールを見つけることができ、やがて先に進んだ所にある国道169号線と突き当たる勾田交差点へ、ここで国道25号線の指定から外れて真っ直ぐ西へ伸びる道は市道へと変わる。JR万葉まほろば線の踏切を越えた所に大きな分水槽、更に西に進んで行った所でもいろいろとマンホールを見つけることができてこの辺りはスムーズな水路巡り、そしてやがてビッグエクストラ天理店への入口となる東井戸堂交差点へとたどり着きます。


















いつも頼りにしている地図を見るとこの水路は途中で二手に分かれている、その場所がどうやらこの交差点になるらしい。ここには以前巡りを行ったことがある布留川が流れていて、左手側に分かれている川の流れの先には分水槽も見えているが、そちらの巡りは次回でのお伝えとして、今回は右に分かれている方の水路を追って行くこととしましょう。ビッグエクストラの前を過ぎて消防署の脇の見過ごしてしまいそうな細い道を入るとすぐに大きな分水槽があり、ここが右に分かれた水路のルートだと確認できる。この道は国道25号線とさっき走っていた市道に挟まれた所で、田園風景の中を通ってやがて中ツ道沿いにある住宅地へと達しているが、その中ツ道のT字になっている合流点の手前にも分水槽を見つけることができる。地図では水路は真っ直ぐに伸びているがその方向には道がないので、ここは道を逸れて国道25号線へと出ることにします。











国道25号線沿いでもいくつか分水槽やマンホールを見かけて国道24号線を越える、下ツ道が通る二階堂の町並付近にはいくつかの分水槽を見つけることができるが、今回は写真を取り込むことができなかったので、その風景については次回で、と言うことで。そこを過ぎると京奈和自動車道、初瀬川工区巡り川西編の時もそうでしたが、分水路巡りにこの無骨な自動車道が結構ポイントになってしまっています。二階堂界隈では見つけることができた分水槽やマンホールだったが、この辺りに来るとその目印となるものが全く見つけられなくなってしまう。地図ではこの水路は大和川へと達しているがその場所ももうすぐの所、この辺りでもうひとつだけ何か見つけておきたい・・・と思ったら、近鉄橿原線の近くを通る道に大和平野と刻まれたマンホールを見つけることができた。この道のこの場所のもう数メートル先には大和川、ちょっと次回への宿題を残す形になってしまいましたが、この巡りもあと2回です、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1872 滋賀の旅2022年秋編(3)・・・お久しぶり、メロンの道

2023-01-17 09:06:39 | 旅行記
よろしくお願いします。














滋賀の旅秋編、カントリーエレベーターを巡る走りはもう終盤戦、前回の最後に巡ったカントリーエレベーターから野洲市の田園風景の中を西へと一直線、いつもの通り慣れた国道477号線へとたどり着きました。もう何度も走っている道なので土地勘もバッチリ、となると次の目的であるカントリーエレベーターもすぐに分かります、これまでも結構気になっていたんですよね~、この大きな建物。一昨年の7月に滋賀を宿泊旅で走った時は、このカントリーエレベーターの近くにあるコンビニで食事休憩、すぐ向こうに見えている大きな建物が何気に気になっていたんだよなあ。そんなわけで今回もそのコンビニで昼食休憩、その後はこの大きな建物を巡りの対象として真正面から臨みました。


次の巡りの目的地はこれももうお馴染み、守山市の国道477号線沿いにあるカントリーエレベーター、湖岸沿いのさざなみ街道を守山に向けて走っていると何もない平原にポツンと見える大きな建物、今回は逆方面からやって来ました。2020年の秋に滋賀を走った時には、この建物を目印にして国道から分かれるメロン街道へと入りました、今回もその時と同じようにメロン街道を進んで大津に近づいて行こうと思います、タイトルには「お久しぶり」としてますが、これまでも部分部分ではよく走っていました。
















10月の半ばでちょうど収穫が終わった頃、稲刈りが済んだ田んぼは役目を終えてすっきりとした姿に、まだ終わってない所もあって、その辺りは最後の緑の風景が落ちかけの夕陽に映えていました。さざなみ街道と自分(一人称)が走る頻度が高い浜街道に挟まれて草津市と守山市を結ぶ道は、周辺に建物がほとんどなく360度田園風景がずっと展開する所、真正面から差し込んでくる陽光が眩しく、だんだん落ちてくるにつれて左手側に見えている近江富士を照らしつけている。ほぼ曲がり角のない真っ直ぐな道、その前方にはこの日最後の巡りの目的となるカントリーエレベーターが見えている。やがてその姿がだんだん近づいて大きくなってきて、建物がある交差点へとたどり着きました、真っ平一面の風景の中にそびえるカントリーエレベーターですが、前に走った時はこの存在を完全に見過ごしていました、まあその頃は興味なかったですからね。



















交差点から少しだけ進むと上り坂があって橋を渡ると道の両側を囲むようにビニールハウスが蜜の状態で並んでいる、2年前の旅の記録の時もこのビニールハウスのことを取り上げさせてもらいました、多分これがこの道の名前の由来となっているビニールハウスなのだろう。このままビニールハウス群の中の道をまっすぐ行っても良かったのだが、進んで行くと道は左に折れてやがて浜街道へと出てしまう、そうなると遠回りとなってしまう。もう夕暮れ時だし滋賀の旅の最後はやっぱり琵琶湖で締めたいので、川に沿う道を進んでさざなみ街道へと出ることにした。今度は左手側にビニールハウスの群れ、もう向こうの山に沈む寸前の夕陽が白い弧の並びを金色に輝かせている、これもまた・・・久々のフレーズ、泣ける風景です。最後の試練は帰帆島を結ぶ2つの橋、疲れた足に結構なアップダウンはきついがここを越えると近江大橋、まだ空が明るいうちにJR大津駅に着くことができそうです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち