まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1924 広島の旅(9)・・・福山駅での出来事

2023-05-30 07:00:36 | 旅行記
よろしくお願いします。




















広島の旅2日目もいよいよ大詰め、広駅から始めたJR呉線各駅巡りも終わり、走り慣れた三原市の中心部を通り抜けて糸崎へとたどり着きました。昨年のGWのしまなみの旅では糸崎駅から輪行だったが、今回はもう少しだけ先へ、と言ってもここから10キロ近く先にある尾道を最終目的地に決めていました、大晦日だし旅の最後は賑やかな所で終わりとしたかったのでしょうねえ。糸崎の町並を抜けると穏やかな瀬戸の海の風景が見えてくる、夕景の空の下に浮かぶ島々には相変わらず旅心を掻き立てられてしまうが今回は我慢の子、今後の宿題と言うことにして尾道へと急ぎます・・・、とは言うものの夕暮れの瀬戸の海が隣り合わせだと、どうしても四角い枠に収めておきたくなるんだよなあ~。走っては止まって海を撮り、橋を撮り、電車を撮りの繰り返し、時間は午後4時頃、尾道駅前へとたどり着きました。
















大晦日の夕方なのに尾道の中心街は人でいっぱい、観光地はどこも一緒だな。電車の時間まで町をあちらこちらと走り回り、なんやかんやと写真を撮る、ここが旅の最後の地、2022年最後の空の明るみを感じながら町を一回りして駅前へと戻ってくる。海を挟んで向こう側には向島、さっき走って来た三原の方には夕陽が今にも沈もうとしている、相棒君を寝床につかせてJR尾道駅を未練たっぷりに去ることに。今回もいろいろと宿題を残した旅でした、次回はいつ来ることになるでしょうか・・・。

福山駅で新幹線に乗り換えることに、改札を入ってホームに上る長いエスカレーターを乗ろうとするとおばちゃんに話しかけられた。その女性は「ナゴヤ、ナゴヤ」と言っている、どうやら日本人ではなさそう、とりあえずこちらのエスカレーターを上って次の『こだま』のその次の『のぞみ』が早く着くと教えてあげた。女性は先にホームに上がり、自分(一人称)は重い相棒君を抱えてホームへ・・・、とさっきの女性がホームにいた男性に「ナゴヤ、ナゴヤ」と聞いていた。さっき自分(一人称)が教えてあげたのに、とカチ~ン!!と来たが、すぐにまた自分(一人称)の方に来てさっきと同じことを聞いてきた。とりあえず行先案内板を指さして、次の『こだま』は✕、その次の『のぞみ』に乗るようにと教えてあげた。ホームの窓からは福山城でプロジェクションマッピングが映し出されている、窓からそれを見ているとさっき女性に尋ねられていた男性が「シン大阪、シン大阪」と聞いてきた、この人も外国人だったのか・・・。
















おばちゃんと同じように次の次の『のぞみ』に乗るように教えてあげた、のに自分(一人称)が乗ろうとしている『こだま』・・・自分(一人称)は岡山駅で姫路駅に停車する列車に乗り換え・・・に乗ってしまった。もうええわ!!と思って列車は発車、さっきの女性はそのままホームに残っていた、どうやら自分(一人称)の教えを守ってくれたようだ。
自分(一人称)の方は姫路駅で新快速に乗り換え、尼崎駅で東西線~学研都市線で放出駅、そこからおおさか東線、大和路線と乗り継いで奈良へと帰って来ました。おおさか東線だったら新大阪駅まで行った方が、と思われそうだが、前に新大阪駅であわや下りられなくなったことがあったので、放出からはお立ち覚悟で東西線経由で乗り継ぐことにしました。案の定放出からの久宝寺行は満員、大晦日の夜と言えど、新幹線から乗り換えたお客さんが多く、大きな荷物を抱えている人ばかりだった、おおさか東線も新大阪延伸で育ったなあ~、来年(2023年)は大阪駅延伸もあっていずれは大和路線のように乗りにくい路線になってしまうのだろうか・・・。奈良駅に着いたのは年が変わるほんの数分前、除夜の鐘を聞きながら帰ることとしよう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1923 チョイTri(p)To 三重(3)・・・中川デルタ

2023-05-28 20:22:16 | 鉄道
よろしくお願いします。





















小雨が降る中を長い距離は走らない、疲れる走りはしない、時間に余裕を持って走る、ということで三重県をチョイ旅、亀山市の関宿から津市を経て伊勢中川駅へとたどり着きました。前回は大阪と名古屋への一大ジャンクションとも言うべく伊勢中川駅での光景の写真を並べましたが、少しだけ時間を戻そう。駅に着いたのは帰りの電車の時間の2時間前、駅前のコンビニで昼食休憩をとった後は今来た道を少しだけ戻って川の手前の交差点を右の細い道へと入る。この日の走りの最大の目的が近鉄大阪線、名古屋線、2線を結ぶ短絡戦の3線が三角形になっているその内側の所、畑の真ん中には「中川デルタ」と看板が立っている。畑と川の堤防に挟まれて車がやっと通れるくらいの細い道、相棒君を止めて堤防の土手に上ると3つの路線が見ることができ、伊勢中川駅のホームもはっきりと見渡せる。架線や信号機が入り組んだように並んでいてさすがに一大ジャンクションと言った感じ、さあ~、時間はたっぷりあります、しばしディープに近鉄電車を眺めるとしましょう。

















今は5月で暑い日が続いていますがこの日は2月のまだまだ寒い時、近辺に風をよける建物も何もない川沿いの土手です、さすがに寒い・・・、でも3線それぞれにバラエティー豊かな車両が次々と通り過ぎて行ってカメラも大忙しです。大阪と伊勢志摩、名古屋と伊勢志摩、大阪と名古屋、長距離を駆ける特急電車が一堂に会すると言った感じ、新型特急『ひのとり』、明るい印象の『伊勢志摩ライナー』、まさに近鉄のエース『アーバンライナー』・・・昔近鉄(Bu)が優勝した時に阿波野投手の速球がこの列車に例えられたので・・・、お馴染み『ビスターカー』も健在です。一方の普通車両はここでは特急をサポートするかのような存在、2両、3両で走る姿はもはやローカル線の風情、大阪、名古屋を結ぶ急行列車も普通をカバーするかのように停車駅が増え、主力を誇っていた昔とは違って格が落ちてしまったかのようです。














結構長い時間電車を見て、その後は相棒君に戻って短絡線の下をくぐって川沿いの堤防の道へと出る、名古屋方には雲出川に架かる鉄橋が見えていて、そこをくぐって特急列車が近づいてくる。前にNHKでやっていた中川家司会の『鉄オタ選手権』で、この3線を通り過ぎる特急電車の中で、アーバンライナーは1日何本通り過ぎるか?と言うクイズをやっていた。タレントチームはヤマ勘で、近鉄職員チームはダイヤから計算して答えを出していたが、定点カメラを1日ずっと回して通り過ぎた本数が37本・・・だったかな?38本だったかな・・・で、タレントチームがピタリ賞、さすが鉄オタの片鱗を見せつけてくれていました。多分そのカメラを置いた場所が、今自分(一人称)がいる場所だったのではないだろうか、ここからでも3線を通り過ぎる列車ははっきりと見渡せる、たださすがに飽きてきたかな、寒いしそろそろ時間だしそろそろ伊勢中川駅へ向かうことと・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1922 過去旅より・・・「おしぶどう」の町

2023-05-25 09:48:37 | 日記
よろしくお願いします。
















今回は過去旅編、2018年に岡山を走った時の写真、主に岡山市の中心部の写真を並べました。タイトルにある「おしぶどう」ってどんな葡萄やねん・・・まあ確かに岡山と言うとマスカットやけど・・・と言いたいところですが食べ物ではありません、これのこと↓↓↓



昨年ドラマが放送されてその続編が映画となったので見てきました。元々上映館数が少なく奈良では上映なし、ということで久しぶりに八尾まで相棒君を走らせて遠征してきました。その八尾も午後の1回だけの上映、自分(一人称)の予想では10人くらいしか入らない、それも若い子ばかりで気後れしそうかな、と思っていたが30人くらい入っていて、しかも自分(一人称)とさほど歳が変わらない人もいました、みんなドラマからの流れでしょうか。



















岡山を舞台に、地元で頑張るいわゆる7人組の地下アイドル、その中で一番人気のない子を推す女性えりぴよさんが主人公、演じるのはこれまで乃木坂46でファンから推されてきた松村沙友理・・・この人って大阪桐蔭出身だってね、年齢的には藤浪で春夏連覇の頃かな・・・と言うのが見所。その彼女は推しの子のためにお金をつぎ込んでしまったために服装はずっと赤ジャージ、パン屋さんでのアルバイトの時以外はずっと赤ジャージ、映画では東京に行くシーンがあったのですがそこももちろん赤ジャージ、そのカッコで新幹線に乗ってたと言うのも何ともシュールな感じです。ただえりぴよさんにも推し以外に自分の生活があります、それでもアルバイト先のパン屋さんでも考えているのは推しの子のことばかり、彼女のために一計を案じます。

一方のアイドルの方にもドラマあり、グループ内での葛藤、ライバルグループとの葛藤と華やかさとはウラの部分も結構描かれていました。リーダーの子は元は広島のアイドルチームにいたのですが、そこでは活躍できずに辞めて岡山へ、その広島のチームは人気絶大で一歩先に武道館にも立ちました。その広島のリーダーが「れお(岡山のチームのリーダー)は地下のまま死んでいくものだと思ってた」と言うシーンがあったのですが、アイドルの華やかな世界にはあまりにも不似合いな辛辣な台詞でした。その言葉をきっかけに岡山のチームもだんだん地元での人気と知名度を上げて行きます、ラストでは七夕まつりのステージでたくさんのファンの前で歌うのですが、ドラマ編の第1話では結成当時のそのライブでは観客数はメンバーの数(7人)より少なかった。彼女たちの努力、運営の努力、アイドル達を推してくれるファンの努力が実った瞬間でもありました、さて、映画ではまだまだ遠かった武道館、ホントに行けることになるのでしょうか・・・。














武道館に行くまでは死ねないえりぴよさん、その彼女が推すのはメンバーの中では一番人気のない舞菜チャン。アイドルにしては引っ込みがちで少し暗くて推し・・・と言ってもえりぴよさんだけ、彼女の推しが強すぎて誰もファンになれない説もあり・・・に対しても塩対応、映画ではそんな彼女の成長物語が描かれています。塩対応でもえりぴよさんのことは気になり、パン屋さんで働く推し活動とは違う彼女の姿を見て舞菜チャンもだんだん変わって行きます。人気も出てラストのステージではセンターで歌う舞菜チャン、えりぴよさんの思いが昇華した瞬間でありましたが、一方では人気が出ることによって自分のことを忘れてしまうのでは・・・と言った寂しさも口にします。これまでは押される側にいた松村さんが言ったセリフなだけに、いろいろな思いが感じられるシーンでもありました。華やかでもあり辛辣でもあり、時には切なくもあり、でも最後は気分良くエンディングを見れる映画でありました。やあ~、岡山、また行きたくなってきましたねえ~、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.1921 増刊・馬見丘陵公園、5月号

2023-05-23 09:15:54 | 
よろしくお願いします。





















今回は5月のGW中に馬見丘陵公園に行って来た時の写真を貼っているのですが・・・、ねえ、ルールはルール、きちんと守りましょうよ~。今回騎乗停止となった女性騎手たち、認識の違いはあったと言ってもスマホの持ち込みは禁止のはず、今後は注意してほしいところです、とこの前この話を取り上げたのですが、当たり前のことがついついできないのは誰だって同じです。自分(一人称)も自転車で走っていて三叉路で左の道へ入ろうとしたとき、赤信号の所を通り越してしまった。その時立っていたおばちゃんから「信号無視!」と言われて謝って通り過ぎたのですが、何とも情けない気持ちになってしまいました。自分(一人称)はきちんとルールは守っている、と言ってもやってしまう時は一瞬のこと、人からの指摘もあったので今回は反省反省しきりです。












さて、馬見丘陵公園ですが4月のチューリップ、6月の菖蒲園のイベントに挟まれて特に何もないのですが、さすがに快晴のGWと言うことでたくさんの人が訪れていました。自分(一人称)のように淋しいお独り様もいれば、楽しそうな家族連れも、まあ休日の公園での楽しみ方は人それぞれです、ただそんな中にもマナーを守らない人たちも。犬の散歩をさせていた家族連れがいたのですが、係員に止められて犬は抱いてくださいと言われていた、そのことは公園の禁止事項にも記されている。言われていた家族連れの一番年上の男性はもしかしたらちょっと酒が入っていたかもで、係員に大声で悪態をついていたが傍から見れば、ああ~お恥ずかしいったらありゃしない!いい雰囲気の公園が嫌な空気に包まれてしまいました。その後園内を歩いていると自転車を押して歩いている人が・・・、もちろん園内は自転車走行は禁止、押し歩きもダメなはず。多分初めて来た人なんだろう、自分(一人称)も初めて来た時、北エリアの遊歩道に自転車を乗り入れてしまったことがあった、掲示板を見て慌てて道を外れたがそんな時でも案外人は言ってくれないんですよね。今回は自分(一人称)もその時を思い出してしまって、その人には何も言うことができませんでした、きっと後でここは自転車乗り入れ禁止を知ってくれることだろう、と思ったので・・・。



















この日の公園の見所はネモフィラとシャーレポピー、ネモフィラって最近ステマのようにいろいろと取り上げられるようになりましたね、小さな花のどこにそんな人をひきつける魅力があるんでしょうかね~。シャーレポピーは南エリアの駐車場近くの花畑に赤い花を一面に咲かせていました、こちらは気持ちを和らげてくれるいい目の保養となってくれました。そして2番目のゾーンの最後の方、何か人がざわついていると思ったら、今までに見たことがない動物が立っていました、これは何と言う動物なんでしょうか???帰りは佐保川沿いの自転車道を走ったのですが、春は菜の花で埋まっていた河川敷が今は紫色に埋め尽くされている。これは何て花?と朝ドラ『らんまん』の万太郎よろしくな感じで調べてみると「ナヨクサフジ」と言う花らしい、最近この時期になるとよく見るようになったのですが、何かごちゃついた感じであまりきれいさは感じられません。来月は菖蒲園でのイベントの頃に来園を予定、それを済ませれば季刊編のお送りとなります、まあ5月分に関してはほとんど今回の写真とダブるかも知れませんが・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました・・・・まちみち





No.1920 チョイ撮りなんやかんやシリーズ・旅の切取り風景編

2023-05-19 09:52:27 | 写真
よろしくお願いします。





【京都、大宮通】














最近京都へ行ってもなかなか撮れ高がないんですよね~、観光地は人が多すぎて行きたくないし、通りはもう行きつくした感じ。まず1番目のゾーン、上に挙げた写真は3月に京都植物園に行ってきた時のもの、その時の記録はここでももうお伝え済みですが、そこから漏れた写真を貼り付けています。植物園を出てネタを探すことができるかな~、と思いながら大宮通を北山通から二条城まで走ったのですが、まあ1ゾーンを持たせることができるだけの撮れ高はありました。大宮通と言うと京都駅付近では東寺から梅小路公園の入口へと至る大きな道だが、北の方は普通の生活感が漂う道で見所のある店舗が建ち並んでいました。織物で有名な西陣、豊臣秀吉が築城した聚楽第跡もこの通りの辺り、狭いが割と見所のある道は二条城がある所で途切れてしまいます。


【明石の夕景】













明石の夕景については以前に1枠で取り上げたことがありました、今回は過去旅の写真を整理していてたまたま見つけたことから、ここで1ゾーンを埋められるだけのテーマにしてみるか、と言うことで取り上げることにしました。走ったのは2018年の秋のこと、高砂から加古川、姫路と走りその後は山陽電鉄本線山陽姫路駅から山陽明石駅まで各駅巡り、東播磨を走りつくして最後は泣ける風景を見ることができました。明石と言うと前に何度か万葉歌碑巡りで町の細かい部分を走ったことがありましたが、観光地としては特に見所があるわけではない所、それでも普通の住宅地の雰囲気はとてもいい印象があります。まあいろいろと問題もありましたが、前職の市長が頑張って町を作り上げて行ったのでしょう、その雰囲気作りを今の市長が引き継いで行くことができるでしょうか。明石港はいつも旅の最後に訪れる所、この日は長い距離の走りだったので、よお~走ったの~、とご褒美にこの夕景を見せてもらったかのようでした。


【瀬戸内、大型クレーン】















昨年の大晦日、と言うと今まさにお送りの最中の広島の旅、その本編で取り上げることができなかった大型の巨大クレーンの写真を並べました。自分(一人称)の旅は名所観光を訪れるものではないので、撮る写真も人から見たら何撮ってんだ、と言いたくなるようなものばかり、でもそれが自分の型だと自認してここでお送りさせてもらってます。でも余程の物好きでない限りはクレーンの写真なんか残さないよな、自分(一人称)としては奈良では見ることができない風景だから撮ってしまうんですよね~。まあそれがなんやかんやシリーズです、奈良県内をチョイ走りでも、遠出の旅で見つけた風景でも、取り留めもない何気ないものを四角い枠に収めてここでお送りしていきます、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち