まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.789 大和高田

2017-08-01 10:59:07 | まち
おはようございます。












イオンモール橿原に映画を見に行った後、さて、時間もあるしどこか走ろうか、と思ってやって来たのが大和高田市の中心地、よく来る所とは言ってもいつもは通り過ぎるだけの所、町自体は通り過ぎる途中であ~こんなのがあるなあとかこんな町並なんや~と見過ごすだけ、今回はそんな大和高田の中心地を巡って行きたいと思います。
まずは国道165号線を走って大和高田市に入るが、ちょっと待てよ、この道って国道24号線じゃなかったっけ・・・。この辺りは国道165号、166号、168号、24号線がごっちゃに入り組んでいて重複区間あり、これが国道か?と言うような道がありでややこしい所、ちょっと行ってみることとしましょう。今走って来た国道165号線は今里交差点で右に折れるが真っ直ぐ進むと国道166号線となって近鉄高田市駅へと向かっている、165号線の方は北へ向かってすぐの所で写真1枚目の交差点へ、ここでも166号線の表示とその向こうには真っ直ぐに進む165号線の表示がある。ここはもうひとつの国道166号線に入って行くがその道が写真2枚目にある道、ただの普通の町中の道だがこの道は桜井方面から進んできた横大路であり、写真5枚目の下街道との交差点、ここが大和高田の道路元標が立つ札の辻、ここから西へは竹内街道へと通じる道となるのでこちらが本来の国道166号線と言っていい感じだ。一方さっき分かれたバス通りの国道166号線はその先の片塩交差点で左に折れ近鉄高田市駅を過ぎてしばらく走ると東室交差点、南阪奈道の高架が交差する所だが、その南阪奈道はこの交差点を境に東は166号と24号の重複、西は165号と166号の重複となっていて、ここまで走って来た166号はこの交差点から南は24号と突然現れた国道168号線の重複区間となる。ちなみにwikiではこの文章の一番最初に出てきた今里交差点と写真1枚目にある旭北町交差点とのほんの数メートルが国道168号線で165号との重複区間と・・・ってもうややこしすぎるわ!!










国道166号=横大路を西へと進んで、近鉄大和高田駅と高田市駅を結ぶ大和高田市のメインルートにある北片塩町交差点を通り過ぎてすぐの所にあるのが写真1枚目にある場所。ここからは右に折れて「ほんまち」と書かれた通りに入って行く、ちなみにここを左に折れてすぐの所には『聞きこみ発見旅』で名所登録されたフレンチレストラン「ヴェルデ辻甚」がある。さて、そのほんまち通りだがこの道を走るのは初めてかも、写真にあるようにレトロなビルや旧街道の雰囲気を漂わせている民家が狭い通りに軒を連ねている。近鉄、JRの駅に囲まれた市の中心地に時代がちょっとだけ逆戻りしたかのような空間、商店街と言うには寂れてしまった感が否めないがこの雰囲気はずっと残っていってほしいと思う。ちなみに大和高田市には登録有形文化財はひとつもない、写真にある建物もこの先登録されることはなさそうな感じ、そうなると開発の名目で淘汰されていく可能性も・・・まあそんなことはあまり考えないで進んで行きましょう。










大和高田市は県中部の中では橿原市と並んで交通の要所となっている所、近鉄大阪線、南大阪線にそれぞれ大和高田駅、高田市駅と大阪へ通じる駅があり特急も停まる。JR高田駅は和歌山線と万葉まほろば線の分岐駅、以前はローカル線の乗換駅だったのが大阪から快速が直通するようになり本数も増えて近鉄に対抗するようになってからは、むしろ大和郡山市、奈良市よりも都心に近いイメージとなってしまった。栄えているイメージがある所だが市の人口は意外と少なく天理市よりも少ない、その代わり市域の面積が奈良県で一番狭いので人口密度は県内一となっている。出身有名人と言って真っ先に思い浮かぶのが「あなたの夢は何ですか、私の夢はバンブーです」でお馴染みの杉本清氏くらいしか思い浮かばない。今年の春には高田商が久しぶりに甲子園に出場して、この間もサトスタに行った時にはその高田商の暑い応援を目にしたばかり、準決勝では雨で2時間中断の後逆転されて敗れてしまったが、過去には甲子園で高田がベスト4、高田商もベスト8まで行ったことがあり高校野球でも熱い所であるらしい。
さて、走りの方は近鉄大和高田駅近くで折り返して1本東側の道へ、さっきの通りの裏通りになる所にも旧街道の雰囲気が漂う町並が続いている。さっき通った北片塩町交差点に戻って来て再度ほんまち通りの入口へ、今度は道を折れずに真っ直ぐに進んで行く、ここも旧街道で趣のある町並が続いている、最後の写真にある長谷本寺の入口の前に立っている道標には「すぐ大阪・・・」とある、「すぐ」と言うのはすぐに行けるよ~と言うことではなく「直ぐ」と言うことで真っ直ぐ進んで行くと大阪へ行けると言うこと。古代の幹線として竹内街道~横大路~初瀬街道~伊勢街道と大阪と伊勢を結んでいた道にあって、古くから栄えてきた大和高田の町も今はターニングポイントを迎えていると言ったところ、この町がこの先どう変わっていくか、まあ何も変わらないのが一番いいんですけどねえ。そんなわけで次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。         まちみち

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