まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.492 滋賀の旅春編(4)・各駅巡り、JR湖西線

2016-05-26 23:50:51 | 鉄道
おはようございます。












いきなり写真の連貼りから始めましたが、今回は滋賀の旅春編、ここまで近江今津、針江、近江高島と風情のある町並を見て来ましたが、大津市に入ってからはしばらくは目に退屈な区間が続きます。いや、退屈と言うと語弊があるかも、琵琶湖の風景、比良山系の風景には文句はないのですが、それが特別どうだこうだと言うのがなく、ただ通り過ぎるだけの区間となってしまうんですよね、いっつも。それでは味気ないと言うことなので、今回はJR湖西線を各駅巡りしながら進んで行ってみようと思います、ちょっと視線を変えればこの区間でも再発見があるかも、と言うわけでまずは写真1枚目、北小松駅です。
湖西線はほぼ全線高架で駅も立派な造り、特急列車が頻繁に走る区間だが、沿線の風景は穏やかでのんびりとしたローカル情緒が漂っている。ここ北小松駅もそんな感じで、琵琶湖と比良山系にはさまれた中に静かに佇んでいる。ここから少しだけ進んだ所にある神社に寄ってみる、国道161号線に沿う所で車の音がひっきりないが境内は静かで人の姿も見かけない。池には鯉か、「パンパン」と手を打ってみると水の音を揺らして鯉が寄って来た、ここで一言、

おまえはやっぱり爺さんの子だ・・・

次の駅は近江舞子駅、新快速も停まる湖西線の中での主要駅だが、周辺にはそんなに住宅があるわけでもなく、湖水浴と宿泊のお客さんで持っていると言う感じの駅。誰もいない自転車道、車さえ見かけないいかにも寂しい雰囲気の道、おかげで空気は排気ガスに汚されることなく、背後にそびえる比良山系の緑色が目に眩しく映っている。










続く比良駅、志賀駅、蓬莱駅とここも似たような感じの駅ばかり、志賀駅は観光地へ向かうバスが停車中で少し人の姿もあって賑やかそうだったが、やっぱりローカル線の駅と言った雰囲気は他と変わらない。この区間の道は高架を境にして湖側に言ったり山側へ入ったりの繰り返し、琵琶湖の方は穏やかな気候に誘われて遊びに来ている人も多くて賑やかそうだ。









進行方向左手に琵琶湖の風景を見ながら進んで行って次の和邇駅、駅前は商店街などもありさっきまでの駅と比べると幾分賑やかになった感じ。ここからはいつもは湖側にある自転車道を走って行くが今回は高架をくぐって山側の方にある道を走る。もちろん目的があってそれは文化財巡り、この先には神社が二つあって、それぞれに文化財となる物件があるとのこと。そのひとつめが写真3枚目にある石塔、最初の神社の境内にあってこれは有形文化財、そして写真にはないがこの神社の本殿が重要文化財に指定されている。そしてもう一つの神社は写真6枚目の道標に彫られている「小野神社」・・・






道から外れたところにある境内に入ると薄暗い森の中に写真1枚目の石塔があり、その横には平安時代風の女性の絵が描かれた看板、ここは小野小町に関する神社と言うことらしい、だから小野神社と言う名なのか。2枚目の写真にもあるようにここにも重要文化財があるわけだが、自分(一人称)が探し求めているのは神社仏閣のようなありきたりな文化財ではないのでここはさりげなくスルーしておく。神社を後にして道を進んで行くとやがて国道161号線と合流して、その先で次の小野駅へとたどり着く。それにしてもこの区間、

「ひら」「しが」「わに」「おの」

となぜか二文字の駅名が多い、それに「蓬莱」と言えば関西では

ある時~、ない時~

のCMでお馴染みのあの食べ物を思い出してしまう。まあどうでもいいことなんですけど・・・。
とりあえずJR湖西線各駅巡りの走りはここまで、あまり見所がない区間にインパクトを添えるための走りだったが、何とかブログの1ページに事足りるだけのネタは繰り広げられたと思います。滋賀の旅はまだまだ正午を過ぎた辺りの中盤戦、走りの方はこの先堅田の町並を巡り、その後は文化財巡りで草津市、更に大津市と続いていきます、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。       まちみち

No.491 各駅巡り・近鉄長野線(前編)

2016-05-26 00:25:03 | 鉄道
おはようございます。





今回は近鉄長野線各駅巡りをお送りしていきます。前回は橿原から道明寺線、南大阪線と経て古市駅まで来ました。走りはまだまだ始まったばかり、ここから先はもう何度も走ったことがある道だが、駅を巡ってとなるとまた新鮮な気持ちになってくる、と言うことで早速行ってみることとしましょう。










古市駅を出てからはいつもは東高野街道を行くが、今回は線路に近い国道170号線を進んで行く。次の駅までは結構距離が長く、途中では南阪奈道路の高架の下をくぐり、その先で富田林市へと入る。少し賑やかそうな交差点を曲がると踏切があり、次の喜志駅はそのすぐ先にある。特に大きくもない駅だが駅前のロータリーは広くバスも多く止まっていて、この日は日曜日だがそれでも人の出は多くなかなか賑やかな感じ。ここは富田林市だが駅前の地図には太子町の観光案内図があって、写真2枚目の大きな二つの石碑と共にここが玄関口だと言うことをピールしているかのよう。踏切を渡って西へと進んで行く、目指すはこの先にある登録有形文化財物件、道は外環の交差点を越えていくが、この辺りジャージ姿の学生さんの姿を多く見かける。みんな西の方へと向かっているが、道は少しずつ上り坂になってくる、特に苦になるほどの坂ではない途中にその物件があるが、そこは施設で門が閉まっていて建物の全容は見ることはできない。仕方ないので門前に飾られている花を写真に撮って引き返すことにする、おや、ニャンコさん、眠そうな目で振り返ってくれました、今頃お目覚めですか。ちなみにこの上にあるのがPL学園、富田林はPLの花火で有名だが、甲子園での打ち上げ花火は最近御無沙汰と言ったところだ。






外環へと戻って南へ進んで行くと前方にPLの塔が見えてくる、昔はこの辺りに遊園地があり町内会の観光バスで来たことがあるが、この塔が宗教教団の物だと知ってイメージが変わってしまった、どうも宗教絡みは苦手だ。次の富田林駅はもちろん市の中心駅で駅舎の構えもなかなか立派、駅の入口は東西両側にあるが、国道170号線側のロータリーには同じ色のバスが何台も連なって発車を待っているところ。写真3枚目にあるように駅の写真を撮ろうとはしてみたが、この辺りは結構道が狭く、しかもその国道は車が多くて落ち着かない所、バスがなかなか発車しないので駅の入口は隠されてしまった。


さて、富田林に来たとなるとやはり町巡りは欠かせない所です、今回は文化財巡りと言う目的もあるので各駅巡りはちょっとお休み、古い町並を巡って寺内町へと入って行くこととしましょう。









ここでは登録有形文化財の建物は別の機会にお伝えする予定なので写真からは外しています。そうは言っても写真にある建物はどれも有形文化財に登録されていてもおかしくはないものばかり、実はこの中の1枚にだけ登録有形文化財の建物があります、さて、それはどれかお分かりでしょうか?答えはいつぞやお送りすることになる登録有形文化財巡り南大阪編にて、と言うことにしておきます。写真3枚目にあるのは日本の道100選の標識、テレビ東京の『トゥクトゥクの旅』で日本の道100選を巡る旅でお馴染みの標識ですが、ここでは富田林寺内町として認定されています。あの番組今年もやってくれるでしょうか、前回はトゥクトゥクが壊れてしまってひどい目に遭ってたな、結局目標も達成されず、田代さやかの恐るべし目標未達成キャラが発揮された番組、楽しみにしてるんやけどどうやろうね~。
この町並は前にもここでお伝えしたことがありました、写真6枚目、7枚目のニャンコさんが佇む家の様子も前に紹介したと思います。ここでもニャンコさんが気持ち良さそうに舟を漕いでいます、のんびりとしたムードはさっきの国道から離れた所で車も通らない所、まさにニャンコさんたちにとっては居心地のいい場所と言ったところでしょう。しかし自分(一人称)の走りの方はそんなにのんびりとしているわけにはいきません、各駅巡りモードに切り替えて、早速次の駅を目指して進むこととしましょう。





寺内町の小高い所から下って来て国道170号線へと戻ってくると、横断歩道の手前でひとつ登録有形文化財物件を発見、その話も別項として、横断歩道を渡ると次の富田林西口駅に到着。さっきの富田林駅が市の玄関口の役割的な駅とすると、こちらは市役所や警察署などが近くにあるので、市の行政の中心駅と言った所。ただ、写真にあるように駅舎は至って簡素な感じ、ホームは1本、単線の線路が通っているだけと言う何とも質素な駅である。自分(一人称)は1回だけPLの花火を見に行ったことがあるが、その時の帰りしなにこの駅を利用した、その時はホーム1本の所に古市方面と河内長野方面の乗客が入り混じり、とんでもない大混雑に巻き込まれた。入場規制はされていたもののもう収集がつかない状態だったが、そんな風景も1年に1回だけ、普段は通学の学生さんと役所へ向かう人たちが利用する至って普通の駅である。さて、各駅巡り近鉄長野線編は今回はここまで、駅巡りと言うより町並巡り、ニャンコさん巡りになってしまいましたか、次回は一気に終点河内長野までお伝えの予定を考えています、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。         まちみち