我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「されど、別れは辛い」

2019年02月22日 | 日記

昨年の暮れ、
ケンタのプレゼントを買うために
訪れたゼビオスポーツで、

一目で惹かれた商品は、
モスグリーンカラーの
シンプルなデザインで、

何よりも魅力は
クリアランス・セールの
大幅な値引き額のニット帽。

購入以来、外出の際は
常に身に着け続けるほどの
お気に入りとなっている。


風邪が完治し、
随分と寒さも和らいだのを機に、
ウォーキングを再開して暫くなるが、

今や、このニット帽は
ウォーキングの友。

もう一人の友、 
鈴鹿の同級生にも触発されて
再開したウォーキング

帰宅して外へ出るのは
夕刻五時半近く。

随分と陽も永くなり、
家の周辺を気の向くままに、
日替わりコースを歩き始める。

先日、住宅街を歩いていると、
何処からともなく、

儚(はかな)げながらも甘く、
気品さえ感じる柔らかな香りに
足を止めた。

「何だろう? 何処だろう?」

と、一段上にある住宅を見上げると、
そこには身の丈ほどの梅の木に
満開の白い花

花と香りに足を留められて、
冬の風情は歩きながらでも楽しめる。

また、歩き始めると暫くして
今度は大きな枝垂れの梅の木が、
ピンクの花を咲かせている。

なんと、見事な枝垂(しだ)れ梅だ。

木の下には、落ち始めた花びら。



此処でも足を留めて
香りを楽しもうとしたが、

木も花も見事なのに、
香りは白の梅の木のほうが
芳(かぐは)しく感じられる。

菅原道真公の

東風吹かば
匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて
春な忘れそ

飛梅の大宰府天満宮が近いせいか、
此処、春日村にも梅の木が
多いことに、今更ながら気づく。

2月も半ばを過ぎて、春が近いことを
教えてくれる梅の花姿と香りを
ウォキングで楽しみ、

冬の寒さが少しずつ遠のき、
春の訪れを少しずつ感じとれる季節の
はざまを歩くのは、

毎年のことながらも、
つくづくと有難みを想う今日は、

空一面グレー一色の
2月の22日。


この先暫くは、
お気に入りのニット帽に
お付き合いを願うことになりそうだが、

心は春よ来い、

されど別れは辛い。


端唄(はうた)
「梅は咲いたか」

 ♪

梅は咲いたか 桜はまだかいな 
柳なよなよ風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり  
しょんがいな~


梅にしようか 桜にしよかいな  
色も緑の松ヶ枝に
梅と桜を 咲かせたい  
しょんがいな~




コメント
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