「エリーゼのために」の自筆譜は紛失してしまって今では見ることは出来ない。。。と、小さかった頃本で読んだ記憶があります。しかし、興味深いことに、「エリーゼのために」の「自筆譜」というものがきちんと存在しているようです。
メモ。
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「エリーゼのために」
ベートーヴェンのピアノの小品として、あまりにも有名なこの曲は、彼が40歳の時に書かれたものである。自筆譜に「エリーゼの思い出のために」と記されていることから、いまでもその名で親しまれている。
ところが、エリーゼという名前は、ベートーヴェンの知り合った女性の中にはまったくあらわれてこないので、いったい誰なのかは、謎とされていた。しかし、最近になって、ベートーヴェンの筆跡研究家として知られるマックス・ウンガー教授が、原稿に書かれたベートーヴェンの、あの乱雑な文字を鑑定したところ、テレーゼとも読めることを発表し、エリーゼは、どうも間違いであろうということになったのである。
そういえば、ベートーヴェンは、当時深い思いを寄せていたテレーゼ・マルファッティにこの曲を贈っている。
http://tokyo.cool.ne.jp/nishi/sakkyokuka/beethoven.html
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エリーゼのために@2005-01-06 05:01:47
エリーゼのために:ベートーベン作曲の楽曲名。ピアノの練習曲、オルゴールや電話の保留音によく使われる。
「エリーゼのために」は、ベートーベンがハンガリーの伯爵令嬢テレーゼ・フォン・ブルンズヴィックのために作曲したもの。この曲を贈った後、ベートーベン(40歳)は、テレーゼ(18歳)に告白をするが、階級の差もありふられてしまう。
ベートーベンは悪筆であったため、後の研究者たちは彼の書いたものの読解に苦労したそうな。この曲名も「テレーゼ」を「エリーゼ」と誤読され、「エリーゼのために」が定着してしまったらしい。
====================
L.v.ベートーヴェン(1770-1827)作曲「バガテルイ短調WoO59」の愛称。
「自筆譜に『エリーゼのために(fuer Elise)』という表記があった」という証言から、この名称で親しまれるようになったが、ベートーヴェンの周囲には、エリーゼという名前の親しい女性はいない。(おばちゃんならいるらしいけど…)
そのため、自筆譜を保有していた、ベートーヴェンの主治医の姪テレーゼ・マルファッティのために作曲されたが、
1.「テレーゼ(Therese)のために」と書かれていたのに「エリーゼ(Elise)のために」と証言者が誤読した。
2.テレーゼ・マルファッティの愛称が「エリーゼ」だった。
のどちらかだろうと推察されるようになった。
ベートーヴェンがクラシック界トップクラスの悪筆のため、1.を信じる人が多い。
ちなみに、テレーゼ・マルファッティとテレーゼ・フォン・ブルンスヴィク伯爵令嬢はまったくの別人。
テレーゼ・マルファッティ(1792-1851)は、1810年、40歳(厳密には39歳)のベートーヴェンに結婚を申し込まれたが、大地主である両親の強い反対もあり、そっけなく断っている。「エリーゼのために」の自筆譜もあっさり他の女性に贈っていたりする。
テレーゼ・ブルンスヴィク(1775-1861)は、ベートーヴェンと婚約したという作り話等で「不滅の恋人」の有力候補になったこともある友人。彼女に献呈されたピアノ・ソナタ第24番は「テレーゼ・ソナタ」と呼ばれることもある。
編集時刻:2005-01-06 05:01:47
編集者:植野ソラ氏
http://blog.melma.com/keywordlog?word=%A5%A8%A5%EA%A1%BC%A5%BC%A4%CE%A4%BF%A4%E1%A4%CB&t=2005-01-06%2005%3A01%3A47
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【楽譜】エリーゼのために(自筆譜ファクシミリ)
L.v.Beethoven
Klavierstück a-Moll WoO 59
Für Elise
Kritische Ausgabe mit Faksimile der Handschrift
BH 116 VERLAG BEETHOVEN-HAUS BONN
スケッチの自筆カラーファクシミリ付きの校訂資料である。自筆ファクシミリとしては値段も手頃(2,000円程度)だったので迷わず購入。校訂報告部分には自筆を解読した譜面も掲載してある。自筆譜は、スケッチ段階の没にした部分もあったり、省略した記法だったり前述の解読譜面がないと曲のどの部分かを認識することさえ困難である。Beethovenの悪筆ぶりが十分堪能できる! 意外だったのはこの段階の自筆スケッチにぺダル記号もちゃんと記載されていたこと。最終的に完成した版(この自筆譜は紛失しているとのこと)の原典楽譜(全曲)もついている。一般に流布している楽譜は、ところどころ違っていたりする。解説が非常に詳しく記載されているが残念ながらドイツ語のみ。(2004.6.14)
http://homepage3.nifty.com/jymid/hori/horidashi.htm
メモ。
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「エリーゼのために」
ベートーヴェンのピアノの小品として、あまりにも有名なこの曲は、彼が40歳の時に書かれたものである。自筆譜に「エリーゼの思い出のために」と記されていることから、いまでもその名で親しまれている。
ところが、エリーゼという名前は、ベートーヴェンの知り合った女性の中にはまったくあらわれてこないので、いったい誰なのかは、謎とされていた。しかし、最近になって、ベートーヴェンの筆跡研究家として知られるマックス・ウンガー教授が、原稿に書かれたベートーヴェンの、あの乱雑な文字を鑑定したところ、テレーゼとも読めることを発表し、エリーゼは、どうも間違いであろうということになったのである。
そういえば、ベートーヴェンは、当時深い思いを寄せていたテレーゼ・マルファッティにこの曲を贈っている。
http://tokyo.cool.ne.jp/nishi/sakkyokuka/beethoven.html
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エリーゼのために@2005-01-06 05:01:47
エリーゼのために:ベートーベン作曲の楽曲名。ピアノの練習曲、オルゴールや電話の保留音によく使われる。
「エリーゼのために」は、ベートーベンがハンガリーの伯爵令嬢テレーゼ・フォン・ブルンズヴィックのために作曲したもの。この曲を贈った後、ベートーベン(40歳)は、テレーゼ(18歳)に告白をするが、階級の差もありふられてしまう。
ベートーベンは悪筆であったため、後の研究者たちは彼の書いたものの読解に苦労したそうな。この曲名も「テレーゼ」を「エリーゼ」と誤読され、「エリーゼのために」が定着してしまったらしい。
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L.v.ベートーヴェン(1770-1827)作曲「バガテルイ短調WoO59」の愛称。
「自筆譜に『エリーゼのために(fuer Elise)』という表記があった」という証言から、この名称で親しまれるようになったが、ベートーヴェンの周囲には、エリーゼという名前の親しい女性はいない。(おばちゃんならいるらしいけど…)
そのため、自筆譜を保有していた、ベートーヴェンの主治医の姪テレーゼ・マルファッティのために作曲されたが、
1.「テレーゼ(Therese)のために」と書かれていたのに「エリーゼ(Elise)のために」と証言者が誤読した。
2.テレーゼ・マルファッティの愛称が「エリーゼ」だった。
のどちらかだろうと推察されるようになった。
ベートーヴェンがクラシック界トップクラスの悪筆のため、1.を信じる人が多い。
ちなみに、テレーゼ・マルファッティとテレーゼ・フォン・ブルンスヴィク伯爵令嬢はまったくの別人。
テレーゼ・マルファッティ(1792-1851)は、1810年、40歳(厳密には39歳)のベートーヴェンに結婚を申し込まれたが、大地主である両親の強い反対もあり、そっけなく断っている。「エリーゼのために」の自筆譜もあっさり他の女性に贈っていたりする。
テレーゼ・ブルンスヴィク(1775-1861)は、ベートーヴェンと婚約したという作り話等で「不滅の恋人」の有力候補になったこともある友人。彼女に献呈されたピアノ・ソナタ第24番は「テレーゼ・ソナタ」と呼ばれることもある。
編集時刻:2005-01-06 05:01:47
編集者:植野ソラ氏
http://blog.melma.com/keywordlog?word=%A5%A8%A5%EA%A1%BC%A5%BC%A4%CE%A4%BF%A4%E1%A4%CB&t=2005-01-06%2005%3A01%3A47
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【楽譜】エリーゼのために(自筆譜ファクシミリ)
L.v.Beethoven
Klavierstück a-Moll WoO 59
Für Elise
Kritische Ausgabe mit Faksimile der Handschrift
BH 116 VERLAG BEETHOVEN-HAUS BONN
スケッチの自筆カラーファクシミリ付きの校訂資料である。自筆ファクシミリとしては値段も手頃(2,000円程度)だったので迷わず購入。校訂報告部分には自筆を解読した譜面も掲載してある。自筆譜は、スケッチ段階の没にした部分もあったり、省略した記法だったり前述の解読譜面がないと曲のどの部分かを認識することさえ困難である。Beethovenの悪筆ぶりが十分堪能できる! 意外だったのはこの段階の自筆スケッチにぺダル記号もちゃんと記載されていたこと。最終的に完成した版(この自筆譜は紛失しているとのこと)の原典楽譜(全曲)もついている。一般に流布している楽譜は、ところどころ違っていたりする。解説が非常に詳しく記載されているが残念ながらドイツ語のみ。(2004.6.14)
http://homepage3.nifty.com/jymid/hori/horidashi.htm