春の序曲。

　悪習。なんとなくその場しのぎにいろんな紙にメモしてしまうことが多いため、ときどき思い出しては、そういえばあれはどこにメモしたっけ？と探してしまいます。で、思いがけないところからそのメモが出てきて、あっ、と思ったりします。


　そんなメモのひとつ。春の序曲。のメモです。

春なのに。

　春という季節。春ということばを目にしたり耳にしたりするようになると、どういうわけだか、パブロフの犬よろしく、１９８３年に歌手柏原芳恵が歌って大ヒットした『春なのに』（作詞作曲・中島みゆき）の、切なくて胸にぐっとくるメロディが浮かんできます。


春なのに。春なのねを言ひ間違へたる御仁ひよこりひよつこり桜したに消ゆ