カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

洟のかみかた(擬似詩)

2007-03-14 12:54:30 | Weblog
 昨日は少しだけ「吉増剛造詩集」を読んでいましたが、なんだかムラムラと詩のようなものを書きたい衝動が湧き上がってきて、思わずメモしたものが、この文塊です。。。

 よく、洟をチーンとかむ、なんていいますが、最近のはそんな表現では間に合いません。洟をヴィエーンドカーンとかむ、ぐらいがよろしい。まったく、自分のからだのパーツに哀れみをもよおすなんていうことはそうあることじゃありませんが、この季節、粗い鼻紙にいつも摘(つま)まれ噛まれている鼻柱が気の毒になります。ところで、洟をかむの「かむ」は「噛む」ではないのですね。手偏の右に「鼻」と書く字に、「む」と送るのが、正しいらしいです。広辞苑を引くとそう出ています。

 思潮社の現代詩文庫41『吉増剛造詩集』の81ページの1行目は、いきなり「ぶ」です。その同じページの少しうしろには、「日輪は停止した!!」という詩句があって、それを読んでいると、エコーのように「月輪(がちりん)も停止した!!」と脳髄に響いているのはなぜでしょうか。

 いずれにしても、今の私はテロリストになれます。夜の暗やみも知っています。あらゆる生命を尊重するりっぱなテロリストになれるでしょう。なれるはずです。
コメント
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