「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      大叔父(佐藤栄作)祖父(岸信介)にならって長期政権を!

2012-12-27 07:09:40 | Weblog
”石の上にも3年”自公が政権を奪還、安倍晋三氏が96代目の総理に就任した。一度辞任した総理が再び返り咲くのは戦後では64年前吉田茂以来とのことだ。吉田茂の名前を聞いて、戦後すぐの頃に青年時代を送った僕は昔の事が懐かしくなり、ちょっと戦後の政治史を振り返ってみた。

吉田茂第1次内閣は敗戦直後の昭和21年5月から22年5月までの368日と短期間であった。これは第1次安倍内閣の在位366日間のときしくも似ている。戦後の食糧事情の悪化と労働攻勢に耐えられず辞任、そのあと日本社会党、民主党、国民協同党連立による片山、芦田内閣が続いたが、長続きせず23年、再び吉田茂が登板、第2次内閣がスタートした。

吉田内閣はこの後第5次まで、なんと6年2か月も続いている。連合軍占領下の難しい時代から主権回復までの期間である。その間”バカ野郎”解散(28年)といった強引な手法もあったが、今振り返ると見事なかじ取りであった。吉田茂の合計在位期間は2666日で、これは歴代4位である。歴代1位は明治時代の桂太郎(2886日)だが、2位は安倍総理の大叔父佐藤栄作の2798日、祖父の岸信介も1241位で第9位である。

発足した安倍内閣は「危機突破内閣」を謳っている。3年3か月の民主党の失政で外交も経済も国家の安全も危機状態である。まずは危機突破であるが、来年の参院選挙で勝利して安定した後は、大叔父、祖父にならって長期政権を目指してほしい。長期安定政権こそが危機突破への道である。


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2 コメント

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マスゴミ (chobimame)
2012-12-27 16:01:51
最近の短命内閣の原因のひとつには、マスコミによる偏見報道が一役買いすぎていると思います。要するにマスコミに気に入られなければ、節操のない凄まじいバッシングにあい、またお茶の間の人も簡単に洗脳されてしまいます。
今のマスコミは左翼で韓国が深く入り込んでいるので、自民党(特に安倍さん)は大嫌いなので意図的に叩きまくります。安倍政権は、まだ何も始まっていないのに右翼化だとか、軍国だとか、お友達内閣だとかテレビで垂れ流しています。そして団塊世代の左翼コメンテーターに今回の選挙は民意が反映されていない選挙だったと発言させる始末。どうなっているんでしょうか?
昔は、マスコミにも節操がありましたからゴシップ紙並みのバッシングがなかったのだと思います。それが長期政権に繋がるひとつの要因でもあるように思います。
今は国民が政治に無関心で、マスコミに簡単に洗脳される軽さがあるので、常に振り子のような状態になるのです。国民が有権者という意識でもっと政治を真剣に考えてもらいたいです。
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溺れた犬 (kakek)
2012-12-27 17:30:32
chobimame  さん
民主党政権は鳩山から野田まで、韓国人からの政治献金疑惑と朝鮮人学校への無償供与問題で振り回されてきました。菅の疑惑を国会で審議中に3.11大震災が起きましたが、象徴的でした。あの大震災、原発事故の真っ最中なのに高木文科相は、朝鮮人学校の無償化にこだわりの発言をしていました。
二党政治といっても、民主党はこのテイたらくです。再生どころか、これで政治生命は終わりでしょう。おぼれた犬は救う必要ありません。
年寄りはしっかりとした安定政権をのぞみます。
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