「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

ロケットマンと老いぼれのケンカ、口だけにして欲しい

2017-09-23 05:31:48 | 2012・1・1
米国のトランプ大統領が得意のツィターで、北朝鮮の金正恩委員長を”ロケットマン”呼ばわりしたら、こんどは金正恩がトランプの事を”老いぼれのならず者”だと返してきた。そして、米国に対して超強硬の措置をとり、トランプを火あぶりにするといっている。その強硬措置は、北の外務大臣によれば、太平洋で地上最大の水爆実験だとのことだ。言葉だけの言い合いならよいが、公海での水爆実験となると話は違ってくる。

トランプが金正恩を”ロケットマン”と呼んだと聞き、僕はよく言いあてていると苦笑した。しかし”ロケットマン”とは、1972年に英国のシンガーソンガーライターのエルトン.ジョンが宇宙飛行士について歌った”Rocket man"から来ているとは知らなかった。早速ネットで歌詞の一部を拾い読みしたら、こんな章節があった
”Rochet man burning out his fuse up here alone"(ロケットマン、一人ぼっちで焼け落ちた)”Mars aimed the kind of place to raise up kids, in fact,its cold as hell"(火星は子供を育てるところではない。まるで地獄みたいだ]。金正恩がトランプを”老いぼれ”と呼ぶのは、よく解る。

問題は水爆実験だ、おそらく長距離ミサイルに水爆措置を塔載して飛ばすなのだろうが果たして安全なのだろうか。僕らの記憶の中には、1954年3月、米国が太平洋の ビキニ環礁で行った水爆実験で、操業中の第五福竜丸など多くの漁船が”死の灰”を被曝して犠牲者が出たことが、今でも鮮明に残っている。