「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

8月の異常気象 19年前の日記

2017-09-02 05:55:14 | 2012・1・1
今年の8月は、関東、東北、北海道にかけて各地とも日照時間が少なく異常気象だった。気象庁は9月になってから、一時発表していた東北地方の梅雨明け宣言を撤回した。降雨がだらだらと長く続き、いつ明けたのか判らないという意味なのだろう。テレビの気象番組をみていたら、これは19年ぶりの事だという。梅雨のない北海道だが、今年は8月”梅雨”みたいな日が多く、その影響だろうか、季節の花、コスモスがまだ咲かないという。

首都圏では8月の連続降雨日が21間続き、40年ぶりの記録、今さら19年の記録で驚きはしないが、何故か19年前がどんな年だったのか気になり、1998年(平成10年)の僕の日記帳を調べてみたが、やはり、エルニーニョ現象による異常気象の8月であった。僕の日記帳に「晴れ」と記載された日は9日しかなかった。関東地方の梅雨明けは8月2日と、当時としては2番目に遅い。31日の日記には”数日間続いた長雨やっと上がる。終日ワープロと手紙書き”とあった。

改めて想い出したのは、まだ本格的なIT時代ではなかった。もちろん、僕もPCを持たず、もっぱらワープロで資料整理、知人友人との連絡は電話、手紙だった。日記帳を見ると、僕もまだ67歳と若かったこともあり、電話を頂いたり、手紙を頂戴した方の名前が記載されている。月給取りの仕事は”卒業”していたが、アルバイトで、北九州まで半月も出張して仕事していた。

十年一昔といい、19年前は二昔である。80歳代半ば過ぎると、二昔前でも、ついこの間のように思えるのだが、周囲の生活環境は大変わりしてきた。その中で最も変わったのは自分の心身体力である。19年前の日記には”異常気象”についてあまり触れていない。あまり、異常気象など気にならなっかた。