「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

辞めたほうがよい 失言繰り返す政治家

2017-05-24 06:12:24 | 2012・1・1
”ガン患者は働かなくともよい”と、またまた自民党の大西英男議員が、ガン患者をボウドクする失言をした。受動喫煙禁止法をめぐる自民党の保健労働部会の席上、発言者の三原じゅん子氏に対するヤジのようだ。大西英男議員=当選2回=の名前は政治にあまり関心がない僕でも”ヤジ将軍”として記憶の片隅にある。少子化対策問題を審議していた衆院で、発言の女性議員に対して”自分が産めばよい”とか、安保法案に反対のマスコミには、広告を出すな”とか暴論をは吐き、話題になった人物だ。

どんな経歴の政治家なのかネット情報で調べてみた。選出区は東京の江戸川区が大半、大西議員はこの江戸川区で生まれ、ここで学び、若くして区議に当選、都議を経て衆院議員に選ばれて土地っ子である。江戸川区は江戸時代には、”川(隅田川)向こう”と呼ばれ正式には「江戸」の内ではないが、古くからの住民には”江戸っ子”気質が残っている。”江戸っ子は五月の空の吹き流し”-この句は、一本気の江戸っ子気質を詠んだ句だ。なんでも自分が思ったことを他人の気持ちなど考えず口に出してしまう。しかし、腹の内は吹き流しと同じく何もないという意味だ。

同じ”江戸っ子”の一人として、僕は大西議員の失言癖が解らないでもない。しかし、国民の選良の政治家としては許せない。民進党の野田佳彦幹事長は「人間失格」だと厳しく批判しているが、僕は少なくとも「政治家」としては失格である。ネットには”つける薬はない”とさえある。失言癖につける薬はないのかもしれない。辞任されほうがよい。

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