「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「オーケストラアジア」日韓友情公演に招待されたが

2014-06-29 05:52:59 | Weblog
知り合いから「オーケストラアジア」日韓友情公演の招待券を頂いた。パンフレットの岸田文雄文科相の祝辞の挨拶によると”本公演は日韓〝音の道”同行と題して日韓両国の作曲家、指揮者、演奏家の皆さんが共同で企画し制作するもので、日韓両国ひいてはアジアの音楽文化の発展の発展に寄与することが期待されます。また同時に文化交流を通じた北東アジアの平和への貢献に資することになると存じます”とある。もう20年間も両国間で続いている催しだそうだ。

東京の会場は、わが家の近くの都立大学跡地にある「パーシモンホール」で、足の悪い僕でも歩いて行けるが、最近の韓国の”横暴”から僕は個人的に行きたくない。代って音楽好きの老妻が喜んで出かけてきた。帰宅した老妻の話によると、なかなか格調の高い催しで、岸田文科相の挨拶通りだったという。招待席には、東京公演を共催している公益財団法人目黒区芸術文化振興財団の関係からか青木英二区長の姿もあったそうだ。

目黒区は東京23区の中で財政指標が最悪で、一部では”東京の夕張”と悪口されているほどだ。2012年に当選した青木区長(民主、公明、社民支援)は、財政再建を政策の第一に掲げているが、僕が見る限り、目黒区の庁舎の一部を改造して結婚式場にしたり、思いつき、場当たり的な政策が多い。どうも”数字”に弱い人らしい。「パーシモンホール」に隣接する、フランス料理店の改造費450万円を区費で支払った、と区議のネットに出ていた。

「オーケストラアジア」の日本公演は目黒「パーシモンホール」のほか、徳島、尼崎でも行われたが、地域団体の共催は目黒区だけである。共催というかぎり、財政的な支援もあるに違いない。どうも、この区長には民主党的体質が残っているように僕には思える。