「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”従軍慰安婦”の私語

2014-06-24 06:11:40 | Weblog
馬齢を重ねると、過去その一年間、何があったのか瞬間想い出せないことがある。とくに直近二十年にはその傾向がある。「河野談話」の年が1993年(平成五年)とあったが、一瞬想い出せない。調べると、この年七月の総選挙で、自民、社会両党が敗北、九月には”非自民””非共産”の細川内閣が発足している。考えると日本近代政治史上、画期的な年であった。「河野談話」は、こんな政治的背景の中での産物であった。

個人的な問題で恐縮だが、この年、僕はすでに二十年近く務めたマスコミから足を洗い、国際協力事業団(JICA)配下の団体で、開発途上国から来日した研修員の研修のお手伝いをしていた。派遣社員の走りであったが、自分の好きな時間に仕事が出来るので、僕にとっては、かえって便利な面もあった。しかし、技術専門用語を覚えなくてはならず忙しくて、世の中のことに疎くなっていた嫌いがあった。

そんな仕事の中で、同僚の女性研修監理員からある日、来日中の韓国の慰安婦の聞き取り調査に通訳した、別の女性の話として、慰安婦たちが”今日は上手に騙すことができた”と私語していたという話を聞いた。当時、すでに僕は韓国の言う”従軍慰安婦”は、ありえない”インチキ”だとは知っていたがこの話を聞いて、やはり、そうなのか、と思った。「河野談話」の年は忘れてしまっていたが、何故かこの話は記憶に残っている。

こんな慰安婦同士の私語など記録として残っていないが、当時、慰安婦の聞き取り調査に立ち会った女性は健在である。その記録も残っているはずである。「河野談話」の検証結果について、案の定韓国側は”談話を否定するものだ”と抗議してきているが、史実として調査した検証である。中途半端にせず、河野氏を国会検問して、国民が疑問に思っている、朝日新聞の誤報との関係も追及してもらいたい。