「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

老人会のゼネレーション.ギャップ

2014-03-30 06:09:29 | Weblog
家の近くの暗渠の上の桜が昨日の陽気で一挙に開花が進んだ。その桜の下で町の老人連合会の誕生日会が催され、老妻と仲良く参加した。僕にとって家族以外と話をするのは久しぶりだ。老人会は区の住区センターの広間で開催されたが、参加者の9割は女性、男性の年寄りは僕を含めて7,8人にすぎない。女性たちは日頃、フラダンス、手品、童謡などの習い事で顔見知りが多いが、男性は互いに見ず知らずが多く、ただ貰った煎餅をポリポリ食べているだけだ。

女性が多いのはどこの老人会もそうらしいが、もう一つ問題なのは新しく老人の仲間入りした団塊世代を中心に老人会離れが進んでいることだ。会員資格は65歳以上だが、最近の60代はまだ若く、老人と呼ばれるのが嫌いらしい。また超高齢化時代で、老人会の幹部の80歳、時には90歳の自分の親ぐらいの年齢の”お年寄り”とは意見が違い、入会してもすぐやめてしまうらしい。昨日の老人会も会長は85歳の男性、副会長は96歳の女性、司会者も86歳の女性。皆さん元気でしっかりされているが、話す内容は団塊世代とはギャップがある。

会の終りに参加者全員で、千昌夫の「星影のワルツ」の替え歌の「幸せのワルツ」を合唱した。 
「一度限りの人生だ 大事にしようよこの命  皆で幸せのワルツを歌おう
 この世に生まれた幸せを 明るく楽しく生きようよ」
戦中戦後のあの時代を体験してきた僕ら80歳以上の老人には、この歌詞が実感できるし、作曲された高度成長期(1968年)が懐かしく想い出されるが。団塊世代の老人はどうなのだろうか。