「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

朴大統領の仏頂ズラと安倍総理の過剰サービス

2014-03-27 06:31:21 | Weblog
ハーグの日米韓首脳会談での韓国の朴菫恵大統領の、あの仏頂ズラは何か?寅さんの”男は度胸、女は愛嬌”を振るまって貰いたくないが、仏頂ズラは外交儀礼に反する。一方、安倍総理は”愛嬌”の積りなのか”お会いできて光栄です”と韓国語で挨拶していた。しかし、これも見る者にとっては何か白々しい。過剰サービスにも受け取られる。

この日米韓首脳会談に合わせたように同じ時刻ごろ、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル「ノトン」を2発発射した。いつもの常套手段で、首脳会談をけん制したつもりなのだろう。前もって何も予告もなく、まったく無法な物騒な話である。

ごく普通に考えれば、安倍総理の韓国語を交えての挨拶は正しい。その場の空気をなごませる効果はあると思う。しかし相手が悪い。朴大統領の情報は色々事前に入っていたと思う。僕はあの場は、毅然として淡々として会談に臨んだほうがよかったと思う。安倍総理は先日もテレビの娯楽番組「笑っていいとも」に出演、キムタクことSMAPの木村拓哉と電話していたが、これも総理としてはどうなのか。”人気取り”が狙いとは思うが、過剰サービスにも見える。

先日の「河野談話」の踏襲発言以降、対韓外交の手詰まり打開のためか、何か過去の失敗の轍を踏んでいるように僕には見える。「河野談話」も「村山談話」も結果的には日本の善意が踏みにじられている。日本人なら外国の偉い人が日本語で挨拶すれば、あの人は親日な人だと喜ぶかもしれないが、平気でミサイルを撃ち込む民族である。いたずらに事を荒たげる必要はないが、過剰なサービスは相手に変な誤解を与えるかもしれない。