「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      「大東亜戦争を戦った日本将兵に感謝を!」

2010-12-10 08:08:56 | Weblog
アパ・グループの第三回「真の近現代史観」懸賞論文の発表記念パーティが8日夕方東京の明治記念館で催された。僕の10年来の知人、長田泰治氏の論文「本当に邪悪な国はどこか」が佳作作品に選ばれ、僕もその関係で記念パーティに出席する栄をえた。会場は800人をこす来賓で込合っていた。(写真)

長田氏の論文は、中国大陸における漢民族の歴史的な他民族(チベット、満州族)への侵略、残酷さを瀝証し、日本の満州事変いらいの大陸進出が果たして”侵略”だったかを論じている。長田氏は、日本の公教育で"(昭和6年)満州にいた日本軍が鉄道ばくは事件を起こし、中国を侵略する満州となりました"と教えているが、これは歴史の真実かと疑問を投げかけている。最近、支那事変勃発直後に通州で起きた支那軍による在留邦人虐殺事件が、わが国の歴史から消えていると論議が起きているが、長田氏の論文もこれについてふれている。

今年の最優秀賞は佐波優子さんの論文「大東亜戦争を戦った全ての日本軍將兵の方々に感謝を」であった。佐波さんは31歳の女性で陸上自衛隊予備自衛官である。佐波さんの論文は彼女の9年間にわたって、ご自身が体験された遺骨収集をふまえたもので「どの地域のご遺骨も”絶対に日本を譲る”という固い信念がありありと伝わってくる状態のままで亡くなっておられた”と記されている。そして「私は日本兵を侵略した悪い人たち、謝罪しなければと、いっている人たちにこの状態を見て貰いたい”と結ばれている。

小ブログ(12月7日)は、インドネシアのパプア州県政府が、大東亜戦争で亡くなった日本軍將兵のために建てた慰霊塔の除幕式を欠席した日本の大使を紹介した。この地では毎年遺骨収集が行われ、日本から収拾団が訪れている。日本政府の現地代表である大使が一度も現地を訪れたことがなく、遺骨収集に協力している現地の人々に感謝の気持ちを表するのは当然だと思うのだが。それとも大使は、日本軍將兵は侵略者とでも思っているのだろうかー