「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       犬山市教委の”ミーイズム” わがまま

2008-02-25 07:13:52 | Weblog
犬山市(愛知県)教育委員会が今年も4月の全国学力統一テストをボイコットする
そうだ。小ブログは一昨年(4月4日)と昨年(5月25日)と二回、この独善的な身勝
手ともいえる教委の立場を批判した。全国自治体の中で統一テスト不参加は犬山
市だけである。

先日のNHKテレビでもこの問題を取り上げていたが、犬山市教育長の言い分はま
ったく”ミーイズム”にこりかたまり、日本の将来をみすえた教育関係者の考え方で
はない。統一テストは国家権力の行使だと一昔、二昔前の組合的なドグマ。○×テ
ストは学力向上につながらず、いたずらに子供の競争心をあおるだけだ。プライバ
シーが保てない-などなど。

犬山市では数年前から市独自の少人数制の独自の教育を実施しているそうだが、
果たしてその成果はあがっているのだろうかー。統一テストに不参加では、教育長
がなんと言おうと、全国的な比較は出来ない。彼の意見に従えば、そのような比較
は、市町村間の競争を煽るだけだけ、無意味だということになる。井蛙的な考えな
のだ。

統一テストへの不参加の決定は、犬山市教委の委員全体の賛成で決定されたので
はない。市長は一昨年の選挙で、統一テスト参加を公約として当選している。今回
のテストボイコットは法的には正しいようだが、偏狭な一部の人間のために犠牲にな
るのは、子供達である。片意地をはった老教育長のドグマに振り回されているのは
やはり異常である。