先日、東京の御茶ノ水に行って、久しぶりにオーディオ・ユニオンとジャズ東京へ寄ってきました。オーディオの方は、CDプレイヤーを買おうかと候補機種を試聴したのですが、高級機種を聴くと、当然そちらのがいいので、迷っただけで終わりました。次に、近くの横断歩道を渡ってジャズ東京へ行き、CDや中古レコードを物色。ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)の未発表音源(CD)が目についたので、購入しました。
DUSKO GOYKOVICH (ダスコ・ゴイコヴィッチ)
EUROPEAN JAZZ SOUNDS (Be! Jazz 1958~61年録音)
ダスコ・ゴイコヴィッチは好きなプレイヤーで、音源はかなり持っています。今回購入したCDは、1958年~61年録音のもので、バークリー音楽院に入学する前の西ドイツにおけるラジオ用の録音です。渡米前のプレイなので中身は今一つかと思ったのですが、既に強力ハードバッパーとしての姿が記録されていて、つい興奮してしまいました。
メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)、デレク・ハンブル(as)、カール・ドレヴォ(ts)、Francis Coppierters(p)、Jonny Fischer(b)、Stuff Combe(ds)。2曲だけですが、Combeに代わりケニー・クラーク(ds)が加わっています。全く知らない人もいますが、ハンブルやドレヴォなど、ケニー・クラーク=フランシー・ボラン楽団に参加するミュージシャンの名前があります。
曲は、ジャズオリジナル、スタンダードなどです。「Almost Like Being In Love」、「Billie's Bounce」、「Mile Dave」、「Omricon」、「Perhaps」、「Sonnymoon For Two」、「Joy Spring」、「It's You or No One」、「Rhythm-A-Ning」、「Solar」、「Quicksilver」、「Salud to Birdland」、「On Green Dolphin Street」、「Les Copains」の全14曲。作曲者の記載がないのではっきりしませんが、メンバーのオリジナルもあるものと思います。
ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)をはじめ当時のヨーロッパの若手の勢いがあって熱い演奏が楽しめます。ダスコがミュートで吹く「Almost Like Being In Love」あたりには、マイルス・デイヴィスからの影響がうかがえるようですが、火を噴くような「Rhythm-A-Ning」のソロや「On Green Dolphin Street」の抑制されたプレイを聴いていると、既に実力十分で、今後の活躍を予想させるものです。サイドメンの中では、カール・ドレヴォ(ts)のソロが迫力があって面白い。入手してよかった一枚です。
【お茶の水のAUDIO UNIONとJAZZ TOKYO】
audio Unionの入り口。
1階なのでそれほど高級機種は置いてないのですが、各種スピーカーやアンプ、CDプレイヤーなどを試聴できます。椅子に腰かけて、聴かせてもらっている最中です。
disk UNIONのJazz TOKYO。
入り口には、Weekly Chartが貼ってあります。
私も御茶ノ水へ出かけると「audio union」さんを覗いてみますが、スピーカーはコンパクトなものとトールタイプのものが多いですね。
38センチなんていうものは、きっと大きすぎて売れないのでしょう!
古い「JBL」や「Altec」を使い続けておられる方がいらっしゃるのも分かるような気がします。
私も今使っている「Altec」を大事に使いたいと思います。
先日はありがとうございました。短い時間でしたがジャズ、映画、野球と盛り上がりましたね。
ゴイコヴィッチのこのアルバムは初めて見ましたが良さそうです。「Be! Jazz」というレーベル名がいい。「Sonnymoon For Two」の選曲もナイスです。
お茶の水は、いろいろなお店がありますが、オーディオユニオンがあって、試聴もさせてもらえるのはありがたいです。いまや地方では、なかなか聴けるところがありません。
スピーカーは、概して小型化しているようですね。コンパクトでもいい音がするものがありますが、ジャズはできれば大型スピーカーで聴きたいです。
先日はお世話になりました。お店に黒岩さんが不在だったのは残念でしたが、男性ヴォーカリストまで出演しているとは知りませんでした。札幌でジャズ三昧の休日でした。
Be Jazzですが、カタログを見るとジョー・ハイダー、ヨギ・フロイント、マイク・ノックなどの名前があり、ヨーロッパ中心のようです。このダスコの未発表集は、元気溌剌なプレイが聴けて、意外な掘り出し物でした。