都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

正金アパート その2

2022-03-12 | 中央区  
正金アパート
所在地:中央区 新富1-17
構造・階数:RC・5+R1
建設年:1931(昭和6)
解体年:2015(平成27).4
Photo 2006.1.28

 内部に入ったのはいちどだけ。この頃はまだ居住者も多かったようで、昼間でも人の気配がかなりあり、むやみに歩きまわるのがためらわれたので、2階にしか行かなかった。他の方の記事では屋上階に洗濯場などがあったようだが、それは見ずじまいだった。上写真は2階の手前から。


 2階

 中廊下型で中庭側にも数軒があったようだ。ピンクの公衆電話やお知らせ用の黒板もあった。火災報知器、消火器、非常口のサインなど、防災関連は比較的しっかり対応していたようだ。


 2階から3階への階段

 階段を意識した窓割になっていないので、窓が足元と頭上にある状態になっている。


 玄関内側

 古い建物なので内部はやや薄暗く、ヤニで茶色になっていたが使えなくはない状態。ただ、銀座の近くにこの状態のアパートメントがあるのは意外な感じ。


 階段の手すり

 上側と下側が別々ではなくクロスしているのと、折り返し部分の支柱が天井にまで達しているのはやや珍しい。


 玄関脇の郵便受け

 昔のものなので、A4サイズなど大型の封筒には対応していなかったようだ。


『オカシミと寝落ち』(かつて入居していた方の再訪記)
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Tokyo Lost Architecture  
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