おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ゆるく13音

2021-10-25 11:30:15 | 12音詩

 昨日で三春美術展が終わり、とりあえずは喫緊に大きな用事はなくなったので、今日のお休みは気分的にのんびりしている。午後から天気は悪くなるようだが、午前中は雨の心配もないので、のんびり走ってくるつもりで出発した。

 ところが、出発してみると、とてものんびりなんて気分ではいられなくなる。結局のところ、走り出せば余裕なんてなくなるのである。どうせシンドイ思いをするなら、頑張って走った方が疲れも少ない。適当にサボると、時間はかかるだけだし、それだけ体の負担も精神的にもちっとも良くないのだ。

 というわけで、いつもと同じように時間を気にしながら懸命に走る。幸い気温が低い上に風もないので、ランニングには上々のコンディションだ。おかげで普段は30分かかるところを29分を切るスピードで、60分かかるところを56分で走った。

 その後は、土手の景色を眺めながらクールダウンついでに一句ひねることにする。ただし、脳みそが酸欠状態なので、頭の回転はすこぶる悪い。

「黄色く泡立つ土手を行く」

 見たままの景色を詠んでみるが、指を折ると13音ある。

 空を大きな鳥たちが無数に飛び回っている。よく見てみると、カラスとノスリが互いに縄張りを争ってか、時々体当たりを繰り返している。「おまえ、向う行けよ」「おまえこそ」と言っているように見える。

「空を取り合うノスリカラス」

 おや、これも13音ではないか。12音で句をひねくり出すと言いながら、今日は13音になってしまう。

 まあ、いいか。今日はゆるい休日を過ごそうと思っていたところだから、句だってきっちり杓子定規に12音にすることもないか。

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