おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

一年の終わり

2015-12-31 09:33:38 | 福島

 26日から30日まで大分に行って来た。年末の帰省ラッシュで大混雑を心配していたが、ひとりの移動だったので、新幹線や在来線は30日の東京駅から郡山駅までが座れなかっただけで、あとはすべて座ることができた。行きの新幹線で本を一冊読み終えると広島付近を走っていて、帰りの新幹線では一冊読み終えると東京まで戻ってきていた。やっぱり自分で運転しないので楽勝楽勝。

 大分では、ダウンジャケットはおろかフリースも必要ないほど暖かく、東北から行くと春の陽気だった。

 道ばたには菜の花やホトケノザ、タンポポなんかが咲き、麦畑では小さな麦の苗が早くも元気に芽を出していた。

 野鳥を探してカメラを持って出たが、野鳥に関しては里山の多い三春町のほうが断然種類が豊富だ。とりあえずジョウビタキやカワラヒワなどは確認できたが、珍しい野鳥にはお目にかかれなかった。もう少しすれば、ヒバリのさえずりが盛んになるんだけどな。

 トトがいないので、影の写真を撮ってもなんとなく物足りない。犬がいないというのは散歩をしていても退屈だ。おまけ犬がいないと朝から歩き回る気になれないので、どうしても朝寝坊してしまう。体がなまって仕方ないので、宇佐神宮まで走ってお参りに行った。案外近かったので、帰りは遠回りをして20キロほど走って来たが、近頃は20キロ走るのも、別段特別なことではなくなってきた自分にビックリする。今年の一番の変化は、もしかしたら長距離を走ることを始めたことかもしれないな。

 というわけで、いよいよ今年も今日でおしまい。

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仕事納め

2015-12-25 13:27:59 | 福島

 少し早いが、今日でカフェを仕事納めにして、明日から九州に行って来る。切符を取っているわけではないので、新幹線の自由席で行こうと考えているが、この時期なので郡山から大分まで立ちっぱなしということも覚悟しておかなければならない。それでも、車の運転とは違って、目をつぶろうが本を読もうが、車窓の景色をぼんやり眺めようが、集中して前を向いている必要はないので楽勝だ。朝に郡山を出れば、夕方には着いているだろう。

 昨日はトトとドリの似顔絵入りの年賀状を描いた。お風呂の掃除とキッチンの掃除も済ませた。心配なのは犬たちの世話をすべて任せて行くことだが、最近は犬たち同士で遊んだりしているので、寂しがったりはしないだろう。

 珍しく雪が降らないので、いっこうに年末の気分にはならない。今日はクリスマスだが、なんだか春先のような気候だ。トトは小屋に入らず、枯れ葉の上で丸くなって寝ている。

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今年最後の絵

2015-12-24 11:59:44 | 福島

 いよいよ今日と明日、二日間カフェをやったら今年は仕事納め。26日からは年末まで九州に少しだけ帰って、溜まっている雑用を済ませてくる予定だ。その間、パソコンは持ち歩かないので、大晦日までは久しぶりにパソコンのないアナログな時間を送ることになる。暇つぶしは図書館から借りて来た本と、時間が空いたときに大分でランニングをしてくるつもりでいる。トトはドリとともにタミちゃんに預けて新幹線で移動するので、大分では犬の散歩もない。ということは、かなり寂しい時間を過ごすことになるかもしれない。

 で、昨日は枯れ葉の絵をアップしたが、途中枯れ葉を描くのが予想通りめんどくさかったので、気分転換にシンプルな絵を描いた。我が家の玄関のラティスにぶら下げているランプに雪が積もったときの情景で、白と黒の無彩色の中で、ほんのりとランプの明かりが漏れているところだけに色がある。実際、雪景色の中で、明かりの色というのは精神的に救われる気がする。

 絵自体は簡単な構図で、色もないのであっという間に描くことができた。単純だが、冬を感じる一枚になった気がする。

 さて、今年パソコンを使って絵を描くのも今日と明日だけ。年賀状のイラストを描こうと思うので、今年の絵はこれで最後だ。

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枯れ葉の絵

2015-12-23 13:03:02 | 福島

 朝、犬たちを連れてさくら湖まで行って来た。犬には雑木林で勝手に歩き回ってもらい、僕は昨日の描きかけの絵の参考になるようにと雑木林や枯れ葉や犬たちの写真を撮った。

 帰宅後、早速昨日の続きに取りかかる。雪のように真っ白だった林床を点描で枯れ葉を表現する。なんとなく枯れ葉の雑木林っぽくなったが、寂しい絵になったので、犬たちを加えてみた。

 面白いもので、犬がいるかいないかで、命の輝きがグンと増す。

 今回の絵はあまりに細かいところまで描いたが、もう少し画面を整理したほうが良かったかなと思う。次はシンプルなものに挑戦しよっと。

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どうしたものやら

2015-12-22 12:09:26 | 福島

 描きかけの絵がうまく行かず、すっかり考え込んでしまっている。描きたいのは、林床にふかふかに積もった枯れ葉に光が差しているところを目指したのだが、いくら描いても枯れ葉が堆積しているように見えない。描いては消し、描いては消しで、ついにはまったく先に進まず白いまま残して中断している。このままだとまるで雪が積もった雑木林だが、当初の目的がそうじゃないのであくまでも目指すは枯れ葉の絵だ。

 こうなったら、枯れ葉を一枚一枚全部描いてやろうかなとも思うが、それはかなり面倒臭い作業になりそうだ。おまけに一枚一枚描いたからといって、枯れ葉に見えるかどうかもあやしいものだ。あ~、困った困った。とりあえず困った絵をアップしておこう。これからどう変わるか、それともこのまま失敗でお蔵入りしてしまうのか。

 面倒くさいことというのは本来楽しいものだ。楽をして実現するものなんてちっともつまらない。ただ、その努力が報われないときには落胆も大きい。だからといって、常に楽なことばかりを選択するというのは、面白いことを知らずにいるというのと同じことである。利便性や効率ばかりを求めるこの国では、今では「面倒臭い」という言葉は消極的な意味しか持たない。もしかしたら「メンドクサイ」というのは、今、日本人が一番口にする単語かもしれない。

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年末の予定

2015-12-21 13:16:11 | 福島

 雪のない冬になっているので、まだまだ年末という気分になれない。が、気がつけばあと10日ほどで今年もおしまい。えっ、あと10日なのと今頃になって急に焦りだすアベサンなのである。

 カフェは早めに26日(土曜日)からまお休みにしようと思っている。年末はちょっくら大分まで帰り、いろいろ雑用を済ませてこようと思っている。パソコンの調子が悪くなっているので、向こうに置いたままになっているパソコンのOSのCDとか、そのほかのアプリケーションのCDも持ってきたい。読みたい本もあるし、大掃除もしてきたい。

 そんなことを考えていたら、本年中にカフェの大掃除できるのは今日のお休みと大晦日の二日しかないことに気づいた。ええっ、二日しかないの。

 仕方がないので、今日の予定はすべて先延ばしにして、朝から油まみれの換気扇や流しやコンロの掃除をしている。午前中いっぱいやっても、一体どこをやったんだろうというくらいしか変わらない。ああ、猫の手も借りたい。面倒くさいので適当に済ませて、犬たちと散歩でも行こうかな。

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しなびたトマト

2015-12-19 12:41:26 | 福島

 トトの絵が昭和な色使いになったので、今度の絵はは色使いに重点を置いて描くことにした。できればアンドリュー・ワイエスのような乾いて渋い色調になると理想だ。

 で、いろいろ題材を探していると、我が家の畑のトマトが収穫時期を逃し、いい具合にしなびていたのでこれを描くことにした。パッツンパッツンのトマトの赤から少し白っ茶けてきたところで、背景の草むらはすっかり枯れてしまっている。

 色の具合はいい感じになったが、トマトと枯れた葉っぱや蔓、背景の雑草とそれぞれにタッチが違ってしまったのは、まだまだ僕に実力がないので残念な結果になってしまっている。

 極論になるが、絵は突き詰めるとどの色をどの分量でどこに置くかですべて決まる。何が描いてあるか、どういうメッセージが込められているかというのは所詮は二次的なものだ。これは絵に限られたものではなく、表現という行為全体が突き詰めると同じ理屈になる。

 音楽ならどの高さの音符をどのくらいの長さ、どこに配置するかで楽曲は決定する。その出来不出来がすべてで、それがうまく行かなければいくら言い訳しても駄作である。小説や詩だってどの言葉をどこに使うかですべては決まる。うまく考えたからうまく表現できるというものではないが、その逆にうまく表現することができれば、それはうまく考えることができたということと同じである。

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昭和な色

2015-12-18 13:55:57 | 福島

 昨日に引き続き、トトの絵を描いてみるが、結果的に僕としては失敗作に終わった。それでも昨日のご臨終の絵に比べればトトの元気な姿を描いたので、参考のために取っておくことにする。

 どこが失敗なのかというのは、おそらく作者にしかわからないところだろう。作者にしてもどこが失敗なのかちゃんと言うことはできないけれど、気に入らないということだけははっきりしている。空を色を変えたり雪の影の色を変えたり、思い切って背景を別のものに描き替えたりと、執拗にあちこちいじくり回してみたが、どうにも気に入らないのはとっかかりの時点から間違えているのだろう。

 これ以上いじくり回しても良くはならないと判断したので、この絵はここでおしまい。ただ、色だけは不思議なことになんだか昭和のポスターを感じさせる色使いになったので、そこだけは面白くて大変よろしい。絵やデザインには時代の流行りすたりがあるが、色使いに関しても同じように流行りすたりがあるというのは考えたら不思議なものだ。大正ロマンっぽい色使い、昭和レトロな色使いがあるのなら、じゃあ平成の色使いってどういうの。

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縁起でもない

2015-12-17 13:06:42 | 福島

 ドリの次はトトの絵を描くのに、一番幸福そうな絵はなんだろうとない頭をひねった結果、幸せそうな顔で熟睡しているところだと思いつき、ごろりと横になったトトの絵を描くことに決める。寒そうに丸まって寝ているところや、何かを警戒してスフィンクスみたいな寝姿だと幸福感が足りない。どうせなら全身の力を抜いた脱力し切った姿こそ僕の求めるテーマなのだ。

 で、ぽかぽかとお日様の当たる芝の上で、四本足を投げ出し、溶けたバターのように横になったトトを描き始める。半日かけてようやくトトだけ完成したが、あまりに脱力させすぎたせいで、眠っているというより力つきた感じになってしまった。いやいやこんなはずじゃあ、と芝生を描き加えたり、芝生の上に木々の影を描き足したりしてみるが、ご臨終感がなくならない。

 せっかく描いたが、トトにはまだまだ元気いっぱいでいてもらいたいので、今回の絵はボツにすることにした。参考のためデータを取っておくというのも、なんとなく縁起が悪いようで嫌だ。日本人のメンタリティーというのは、飛行機が落ちるかもなんて心配して乗ると本当に落ちるかもしれないという妙な神経質さがある。「いやいやそんな迷信じみた思い込みは、昔の日本ならともかくも」なんて考えていても、堂々と結婚式で別れる切れるという単語を使える人は少ないだろう。ましてやそのカップルが離婚でもしようものなら、すべての元凶はうっかり口を滑らせた人間のせいにされるだろう。

 というわけなので、トトの絵はやり直し。

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日没の絵

2015-12-16 13:06:34 | 福島

 できれば一日一枚ずつ絵を描きたいが、そんなに題材が思い浮かばない。その辺のものを手当たり次第描くのなら、いくらでもモチーフはあろうが、それではテーマというのがどこかへ飛んで行ってしまうのだ。

 などと言っても、本当のところはテーマなんて僕にあるのかどうか怪しいものだ。ただ、里山に住み、身近に犬がいるというそのことを題材にして、誰もテーマに取り上げないような平々凡々とした日常を描きたいと思っているだけである。が、その平々凡々がすぐに行き詰まってしまう。

 今日は日没の絵を描いてみた。都会にいたら日没という時間帯は、ただ暗くなってきただけのほんの一瞬の間かもしれない。が、田舎に住み、犬の散歩なんかをしたことがある人は、冬の寒い時期、夕暮れが終わり、あとは暗くなって行くだけというあの日没後の何とも言えない寂しい瞬間を体験したことがあるだろう。それはどこか自分が世間から忘れられてしまったような、自分の居場所というのがほんの些細なもので、世界は驚くほど大きく広いのを感じる瞬間がある。日没、暗くなって行く空を見上げる瞬間は、きっと大昔から人々に恐怖を感じさせただろうと、犬の散歩をしながら思うアベさんなのである。

 ちなみに、モデルをトトにするとシルエットだけの真っ黒けの背中になってしまうので、ドリを登場させた。トトは次。

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