雪のせいで餌を探しにくくなっているのか、我が家の給餌台が連日にぎわっている。スズメはもとより、ヤマガラ、シジュウカラ、シメのほかに、今年は珍しくメジロやカワラヒワもやって来る。
シメはでかく人相も悪いが、その行動は愛嬌がある。
そんな野鳥たちを、アンは一日中飽かずに眺めている。こんなんじゃあ、アンを外に出すようにしたら、たちまち野鳥たちは餌食になってしまうか、我が家に寄り付かなくなってしまうだろう。「アンは家の中で飼うしかないかな」と、その背中を見ながら考えるのであった。
連日、朝になると地面が白くなっている。雪が降っているというよりも、強風で吹き飛ばされた雪が、この辺りまで来ているようだ。その証拠に、積もった雪で雪玉を作ろうにも、パサパサに乾燥していて、まったく丸めることができない。
今朝も朝起きてみると、あたりは白く雪化粧していた。積雪は3センチというところだろう。近頃は日中の温度が高いので、お昼頃にはすっかり溶けてあたりはぬかるみ状態になる。
ぽっかりと凍る雪の月
ケンくんが待つ小学校跡地のグラウンドまで歩いて行く。この奥の墓地になっている原っぱが遊び場だ。
しばらくケンくんと追いかけっこをして遊ぶテオ。その間、僕は句をひねくり出す。
雪の下 お墓も眠る
ケンくんと別れた後も、1時間ほど散歩を続ける。雪の積もった日は、例年はあちこちでウサギの足跡を見かけるのだが、この冬はどうしたわけかいまだにひとつの足跡も見ていない。数年前には我が家の玄関先にまでたくさんの足跡が残っていたくらいだから、この冬ウサギはどこへ消えてしまったのか、不思議で仕方がない。その代わり今朝は、リスらしき足跡が点々と続いているのを発見した。
リス跳ねる雪の原っぱ