おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ミサイルとお相撲さん

2017-11-30 11:29:31 | 日記

 北朝鮮からミサイルが日本近海に飛んできても、トップニュースはお相撲さんのことだ。北朝鮮からミサイルがすぐ近くに落ちても、国会の一番の関心は森友学園の値引き交渉のことだ。

 長い間戦争がなかったからと言って、平和ボケになるほど平和な世の中が続いているわけではない。阪神淡路、北陸、東北、九州で大きな震災が起き、世界でも稀に見る原発事故を起こしておきながら、危機管理ということに関しては、まるっきり関心がないかのようだ。

 朝鮮半島で有事になる可能性はゼロではない。もし万が一何か起きれば、日本だって韓国に劣らず被害は起きる。ところが、どのくらいの被害になるかの試算はまるっきりされない。どれだけの難民が日本に逃れてくるのか、それにどう対処するのかも何ひとつ考えてはいない。

 驚くことに、朝鮮半島で有事になった場合、日本の自衛隊は韓国に足を踏み入れることができないため、数万と言われる韓国にいる日本人は、自衛隊の救出をあてにできないのである。

 世の中には、一番面倒くさいことを後回しにして、どうでもいいようなことばかり先にやろうとする人間がいるが、これはもしかしたら国民性の表れなのかもしれない。

 

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ガマの穂と渡り鳥

2017-11-29 09:53:50 | 里山探検隊

 好きなようにすればいいと言われても、漠然としすぎて何も決められず終わることは多い。反対に、選択肢を決め制限するというのは、あれこれ悩む必要は減る代わりに自由度も減る。

 創作活動でテーマを決めるというのも、表現するものを制限してしまうということでは、選択肢を決めるということと同じだろう。

 里山探検隊の絵をシリーズで描こうと決めた時には、テーマを身近な里山の風物にしたので自由度は減った代わりに、あれこれ悩む必要はなく、普段目にしているものに気をつければよかった。山川草木、描く題材には困ることはなく、いくらでも描けそうだと思っていた。

 ところが、ある程度描き進んで来ると、案外早く行き詰まる。馴染みのあるもの、絵にしやすいものと、手をつけやすいところからやっていくと、当然のことながら次第に扱う題材が困難なものになってくる。しまいには、テーマ自体が足かせになってくる。

 毎日の散歩でも、目を皿のようにして、題材をキョロキョロ探す。晩秋を迎えると、目立った花もなくなり、木々は葉っぱを落として同じようなたたずまいだ。と、ため池にガマの穂が綿毛のようなものをくっつけているの見つけた。あっ、ガマの穂があったか。

 そのため池では、時折カルガモやマガモなどの渡り鳥を見かける。ついでなのでガマの穂とカモ、両方を絵にしてみようと、ここ数日ああでもないこうでもないと、試行錯誤してみた。

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ユーモア

2017-11-28 10:04:28 | 日記

 連日、大相撲の暴行事件がニュースを賑わせているが、そんな中、九州場所で白鵬が40回目の優勝を遂げた。その優勝インタビューで、お客さんと一緒になって万歳三唱をしたのが、これまたけしからんと騒ぎになっている。

 相撲関係者でもファンでもない僕が、そのインタビューを見る限りは、何がけしからんと言っているのかよくわからない。会場のお客さんもノリノリでバンザイしているように見えたし、こんな時だからこそ、力を合わせて相撲界を盛り上げていこうという決意の表れのように見えたが、相撲界のお偉いさんたちは別の見方をしたようだ。

 横綱審議委員長の発言を聞くと、「こんな大変な時に万歳なんかするのか」とのことだが、それを聞いてすぐに思い浮かぶのが、お役所だとか企業で問題が起こるたびに、お偉いさんたちが何人も雁首そろえ、しおらしく頭をさげる謝罪会見だ。おそらく腹の中は、「たまたま私が責任ある立場にある時に起こったことだ」と考えているに違いなく、見ている側も形だけのしおらしさだと感じている。

 何か問題が起こると、はしゃいじゃいけないとか、真面目な話をしている時に冗談を言うもんじゃないと言うのは、おそらくこの国の悪い面だろうと僕は思っている。問題が多い時こそ発奮して事に当たらなければならないし、真面目だけが真摯に物事を考えているとは限らない。そもそもユーモアとは、語源からして「体液」であって、人間が持って生まれた当たり前の性質なのだ。

 何かで読んだことがあるが、アメリカの教育白書みたいなものの最初には、「ユーモアを解する人間を育てる」と明記しているらしい。大統領だろうが大会社の社長だろうが、シャレたことが言えないようでは人の上には立てないと言うのが、おそらく世界のスタンダードだろう。リラックスしている時こそ、名案も浮かぶ。

 モンゴル人たちに横綱の座を占領され、相撲界を盛り上げてもらいながらも、横綱である以上は日本人たれと生真面目に強要しているように見えて、横綱審議委員会の会見は、少しだけ嫌な気分になったアベさんであった。

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ひとっ走り日和

2017-11-27 12:20:01 | 福島

 定休日の月曜になると、大概天気が崩れ、走ろうと思っているのに出鼻をくじかれることが多い。

 ところが、今日は朝から雲もなく、からりと晴れ上がった絶好のランニング日和だ。最高気温でも10度にはならないようだが、走っていれば寒さなんてのは気にならない。こんな日に走らないで、一体いつ走るんだという感じなので、朝飯を食うとそそくさと準備を始める。

 珍しくタミちゃんが、私も走ろうかなと言うので、じゃあマラソンコースにもなっているさくら湖周遊10キロコースに出かけることにする。ただし、せっかくのランニング日和なので、タミちゃんだけ車でさくら湖へ向かってもらい、僕は家から走っていくことにする。集合場所のダムまでは距離にして7キロほどだが、アップダウンが厳しいので、予定時間は45分。「45分後きっかりに駐車場で集合ね」と言い残して僕は先に出発する。

 朝飯が消化できていないので、胃袋が重たいなあと思いながらも、なんとか45分以内でダムまで走り切るが、時間になっても一向にタミちゃんが姿を見せない。予定では途中で追い抜くことになっていただけに、一体どうしたんだろうと心配する。もしかしたら、今日はゴミ出しだったので、途中で思い出して引き返したのかもしれない。

 10分ほど待っていたが、気温が低い上に湖の近くは風が強く、汗をかいた体はたちまち凍りつきそうになる。風をよける場所もないので、仕方がないが来た道を戻り車を迎えにいくことにする。

 3キロほど戻ったところで、ようやく向こうからやってくる車を発見し、ダムまで乗せていってもらう。案の定、ゴミ出しを忘れ、途中で引き返したとのことだった。

 すでに45分走ってきた僕と違い、タミちゃんは快調に先を走る。今日は調子いいみたい、と図に乗っていたら、滝桜が近くなってきたところで、足が痛くなったと急にババアのような走り方になる。

 そのあとは、歩いているのか走っているのかわからないような速度で、のんびりさくら湖を周り、お昼頃に家まで帰り着いた。

 しっかり走りこもうと思っていたが、なんだか走ったのはちょっとだけで、冬枯れの湖畔をハイキングした感じだった。

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凍った絵

2017-11-25 11:08:05 | 里山探検隊

 家の前に出ると、安達太良山からふともまで白くなっているのが確認できる。ほんの少し雪雲が移動してくるだけで、我が家の周りも雪が積もるだろう。まだ冬タイヤに交換していないので、少しの雪でも走行できなくなるので、雪雲よ、こっちへ来るなと祈るばかりだ。といって、じゃあタイヤを交換するかとはならないのは、面倒くさいからである。

 気温は明け方には氷点下まで下がる。夜が開ける前に目を覚まし、さっさと犬たちと散歩に出なければいけないのだが、日を追うごとにズルズルと起床時間がずれ込んでくる。犬たちが元気な頃は、雪の中を歩く楽しみもあったが、最近は冷え込みの激しい日には、犬たちも起きようとはしなくなった。

 霜が降りるのは当たり前、田んぼに溜まった水たまりも、朝はコチコチに凍っていたりする。こうした景色も、都会では見かけないので、里山探検隊の絵に加えてもいいだろうと、凍った田んぼで遊んでいる探検隊の絵を描いてみた。小さくて見えないが、トト隊員は手に持った氷を舐めているところである。ドリ隊員は氷が割れて絶体絶命だ。

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軟弱者たち

2017-11-24 10:27:48 | 福島

 ここに来て、急に本格的に寒くなった。安達太良山はいつ見ても雪雲に覆われ、時折風に飛ばされてきた雪が我が家の上を舞う。

 木の実も落ち、虫たちも土の下に隠れ、餌を捕るのが難しいだろうと野鳥のために給餌台に餌を置いておくと、稲刈りが終わったために田んぼから移動してきたスズメたちが、人目を盗んでは群がっている。こらっ、お前らのために餌を置いているんじゃないんだぞと追い払うと、待ってましたとばかり、スズメが立ち退いた給餌台にヤマガラやシジュウカラが飛んでくる。

 アップのヤマガラちゃん。まるでテニスボールだ。

 外は物凄く冷たい風が吹いている。ガンバレ、寒さなんかに負けるなヤマガラちゃん。

 それにひきかえ、我が家の犬たちときたら、コタツのかたわらで、ドテラやクッションに潜り込んで惰眠を貪っている。いくら年寄りで寒さがこたえるようになったからって、あまりに軟弱者すぎやしませんか、あなたたち。

 

 

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旅の気分

2017-11-23 11:56:42 | 福島

 四国八十八ヶ所参りをしてみたいという人に、宮田珠己さんの「だいたい四国八十八ヶ所」が面白いから読んだらと貸していた。八十八ヶ所参りと言えば、菅元総理が頭を丸めて中途半端な巡礼をしていたのを思い出すが、多くの人は深い信仰があるわけでも、どうしても叶えたい願いがあってわざわざ四国まで行くわけではないだろう。ほとんどの巡礼者は、バスかタクシーを利用したり、ツアー客の団体だったりするようだ。

 貸していた本が戻って来たので、ペラペラと再読しているが、宮田さんの八十八ヶ所参りの理由も、四国を一周してみたい、八十八ヶ所全部回ってみたい、いっぱい歩きたい、という、それだけである。ところが、実際出かけてみると、自分のように歩いて巡礼している人などはほんのひと握りだという事実に驚くのである。

 それなのに、どうしてそんなに多くの人が四国巡礼に出かけるのか。というよりも、そもそも四国でも巡礼でもある必要はないのかもしれない。宮田さんは、そういった旅情を、「おお、私は、今、こんなところにいる」という臨場感を味わうためだと書く。「おお、私は、今、四国を巡礼している」という、昨日までの自分とは、全然別の自分がいることに対する驚きが、旅の醍醐味なのである。

 多分、そんなことなんだろうなと、本から顔を上げてふと物思いに耽る。どこということもない海辺の風景だったり、山間の道だったり、寂れた町の路地だったり、そういう光景が浮かんでは消えて行くと、とにかくどこでもいいから、ここではないどこかへという旅情が湧いてくる。

 ところが、滅多に人は旅には出ない。というのも、日常から非日常へと移行するには、大変な労力を必要とするからだ。

「やりたいことは面倒くさい。案外知られていないが、これは人生の根本原理のひとつである。(中略)何事もやってからだんだん面白くなるのであって、やるまではどんなことでも面倒くさいに決まっているのである」

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放射冷却の朝

2017-11-22 09:41:32 | 福島

 起きると窓の外の景色がうっすらと白くなっているように見えた。ついに雪が積もったかとカーテンを開けると、雪だと思ったのは、一面に降りた霜だった。天気予報では晴れと言っていたので、放射冷却で冷え込んだのだろう。テレビをつけると、今朝の気温はマイナス2度となっていた。霜というより、すべてが凍結していると言ったほうがいいのかもしれない。

 それでも、犬たちの朝の散歩は欠かせない。外に出ると、安達太良山が朝日に染まって赤く輝いている。

 安達太良山から少し左を見ると、尾根の向こうに、会津磐梯山の真っ白になった山頂が同じように赤く染まっていた。

 散歩する僕らの口からは、蒸気機関車のような白い煙がモクモクと立ち昇る。足元の草花は、凍えそうな寒さでもけなげに耐えている。

 民家の庭先の菊の花も、霜に負けずに咲いている。

 生垣のアカメモチの葉っぱも凍りつく。いよいよ、本格的な冬がやって来たな。

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チュウゲラちゃん

2017-11-21 09:01:09 | 福島

 昨日に引き続き、バカみたいに冷え込んでいる。朝の散歩に出た途端、顔がパリパリに凍りついたみたいになる。ちらほらと雪が舞っているのは、きっと安達太良山上空の雪が風に運ばれてくるからだろう。

 周辺の山々は、すっかり白くなった。去年、雪崩の事故があった那須の茶臼岳も、雪で真っ白になっているのが見える。

 どんなに寒くっても、早々に散歩を引き返しては運動にならないので、ゆっくり歩くトトの足取りに合わせて、ゆっくりゆっくり歩く。途中で、知り合いから干し柿を持って行けと渡され、もう少し歩くと今度は別の知人から、煎餅を持って行けと渡されたので、干し柿をおすそ分けしてくる。家を出た時には手ぶらだったのが、家に帰り着いた時にはいろんな食い物をぶら下げている。まるでわらしべ長者みたいな散歩なのだ。

 家に帰ると、庭木でコツコツと音を立てているヤツがいる。誰の仕業かと探してみると、イタヤカエデの木の幹から、コゲラが虫をほじくり出しているではないか。

 写真に収めると、どの写真も激しく前後する頭部だけがブレているではないか。頭がクラクラしないのか心配だ。

 しかしながら、コゲラというのはシジュウカラほどの大きさしかないのだが、こいつはちょっと大きい気がする。調べてみると、アカゲラというキツツキはヒヨドリほどもある。こいつはそこまではデカくないが、シジュウカラよりは大きい気がする。となると、チュウゲラなのか。多分、そうだ。そんな種類はいないかもしれないが、そういうことにしておこう。

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ウインドブレーカー

2017-11-20 12:23:12 | 福島

 この前、セール品となっていた青色のウインドブレーカーを購入して以来、それを着てランニングに出るチャンスがなかった。暑い時期はともかくも、寒くなってくると風が強い日は憂鬱になる。それなりに厚着をしてランニングに出ても、風による体感気温はぐんと下がる。問題は風を通さないことなのだ。今まではTシャツを重ね着し、その上にジャージを着たりしていたが、ウインドブレーカーさえあれば重ね着の必要はない。

 昨日から寒波の到来で、山の上ばかりでなく、平地でも雪がちらつくほどの冷え込みとなったが、こんな日こそウインドブレーカーの実力を試す時なのだ。

 午前10時、コタツでグズグズしていたのを、意を決して着替えることにする。着替えさえすれば、あとは出かけるしかなくなる。長袖のTシャツの上にウインドブレーカーだけだと寒いかと思ったが、少しくらいの風なら気にならない。ただ、顔面と手が凍りつきそうだ。

 30分も走ると顔は火照り、頭からは汗がしたたる。いつも以上にテンションが上がっていたので、なかなかのタイムが出る。よし、この調子なら、今日は20キロくらいは軽く走れそうだと考えていたのもつかの間、日頃の運動不足がたたってか、今日に限って久しぶりに山登りした時みたいに太ももが痛くなる。

 新調のウインドブレーカーで颯爽と走りたかったが、結局、重たい足を引きずるようにして走るいつものランニングスタイルとなり、這々の体で家にたどり着いたのであった。

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