おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

値上げなんのその

2022-11-30 11:46:33 | 福島
 天候不順で、今年の柿は変な形の実がなり、出荷できるものが少ししかないと農家の人たちが嘆いていた。夏場の高温のため、我が家の野菜たちも無事育つかどうか心配だったが、冬の野菜の代表でもある大根も白菜も立派に育ってくれた。

 大根は畑から抜いてきては、毎日のように食卓に上っている。白菜もひとつ採ってみると、しっかりと結球し、十分な大きさだ。昨日はそんなことで早速鍋にする。

 大根も白菜もでかいので、しばらくは採ってこなくても大丈夫だと思っていたら、タミちゃんが白菜や大根で漬物を大量に作りたいという。そういうことならと、今朝は再び車で畑に出かけ、大根と白菜をひとつずつ収穫してきた。



 ジャガイモも里芋も玉ねぎもまだ残っているし、ネギも畑に行けばある。アスパラ菜も採れるので、青い野菜には困らない。最初の頃はまともな野菜が採れなかった我が家の畑だが、年々立派な野菜が収穫できているのである。

 世間では食品が値上げし、頻繁にニュースになっている。が、今のところ我が家では食品の値上げを強烈に実感するところまでは行っていない。外食を中心にした食生活を送っている人は死活問題だろう。スーパーで野菜を買って来る人も、知恵を絞ってメニューを考えなければならないだろう。

 その点我が家は悩むことなく、毎日のように鍋料理にしている。下手をすると野菜を大量消費するために、食べ過ぎて胃もたれ気味になったりする。そういうわけで、翌日の朝はほぼ雑炊が当たり前になっている今日この頃のアベさんちであった。
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いろいろと古臭い

2022-11-29 11:44:08 | 日記
 天気が悪いので、午前中は習字をすることにした。静寂の中で集中して書くほうがいいのはわかっているが、たまには世の中の動きも知りたいので、テレビでやってた国会中継を流しっぱなしにする。お手本の字を書きながら、耳だけは時々国会中継を聞いている。質問者が追求しているのは秋葉復興大臣だ。

 そもそも復興大臣だとか少子化担当大臣だというのは、大臣としては実力のない人間のためのポストだと聞いたことがある。そのせいなのか、追求されている問題が実にくだらない。選挙事務所の家賃を自分の奥さんに払っていただとか、息子が大臣の名前のタスキをかけて街角に立っていただとか、あまりにみみっちい。どうせ悪さをするなら、ロッキード事件くらいのことをやって辞めさせられてもらいたい。私服を肥やしたり、当選するために小細工したりで結局辞めるしかなくなるなんてのは、あまりに小人物なのである。そんなことを国会で時間を使い追求するのも、税金が費やされるのももったいない。

 息子が大臣の名前を書いたタスキを掛けたので、ニュースでは「影武者」と表現されていたが、影武者なんてのは大物が身代わりを立てるためのもので、この場合「影武者」と呼ぶのは大袈裟だ。それに、息子がタスキをかけるくらいの選挙活動で、当選したり落選したりするのだとしたら、日本の選挙自体が馬鹿馬鹿しい。

 外国人が日本の街角に貼られている選挙ポスターにビックリするらしい。そんなものは外国にはないからだ。「ジジイの顔のアップの写真を貼るくらいなら、選挙公約のひとつでも書いておけばいいのに」と呆れているという。名前を連呼する選挙カーの存在も、外国人には珍しく映るようだ。日本人である僕も、あのうるさいばかりの選挙カーには、どういった意味があるんだろう、せめて政策でも喋ればいいのにと思っていたら、選挙カーは連呼しか許されていないという決まりがあると知りビックリした。選挙カーに許された行為は、止めた車の上で演説をすること、走っている車では連呼するだけ、という。

 確かにラジオくらいしか世の中になかったような時代なら、名前の連呼も少しは意味があったのかもしれないが、ネットが普及した今、車で名前を叫ぶのは迷惑でしかない。もしかしたら、それで印象を悪くしているかもしれないと僕は思うが、その規則にメスが入ることはない。

 投票もいまだに投票所まで行き、紙に名前を書いて箱に入れる。開票は人力で紙に書いてある名前をチェックする。当選すれば議員さんはグリーン車乗り放題だったり、文書通信費なるものをもらい、出しもしない切手代として政治活動費として申告する。せっかくマイナンバーカードなるものを作ったのだから、これを持参すれば、コンビニでも投票できるくらいにしてほしい。
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記録を伸ばす

2022-11-28 11:55:02 | 福島
 明日から天気が崩れるらしい。週末には真冬の寒さもやって来るという。そういうことなら、今日はランニングに出てこよう。というものの、本当はあまり走る気分ではない。1週間雑用で忙しく、ようやく落ち着いたところなので、ゆっくりしたいところなのである。

 長い距離をダラダラ走る気にはならないので、短い距離を軽く走ることに決め、数年間走ってなかったコースを選ぶ。このコースは数年前の阿武隈川の氾濫以来、ずっと河川工事をやっていたため、立ち入り禁止になっていたのだ。その地域の中に、僕がタイムを測っていた地点があるので、今日はそこを目指すことにする。



 長い間工事をやっていた河川敷や土手は、すっかり元通りになっていたものの、あらためて土手を高くするなどの工事はやらなかったので、以前のような大雨が降ったらまた氾濫するだろう。降水量が半端なく増えた近年、抜本的な改修をしなければお金だけ無駄に使うようになる気がするが、その時はその時らしい。きっと東日本大震災の復興税が、今も山のように貰っているのかもしれない。



 タイムを測っていた地点には赤い柱があり、以前はここまで45分内に走れば御の字と決めていた。最高でも40分を切るところまでは行かなかったように記憶しているが、今日は調子が良く、最後のダッシュでゴールすると、40分2秒だった。あと2秒早ければ40分を切れたのにと思うが、この2秒が実に大変なのだ。それでも、久しぶりのコースでいい記録が出たので、少しだけ体力がついたかなと嬉しくなる。

 帰り道はゆっくり帰ることにする。時々立ち止まってはスマホで写真を撮る。工事で姿を消していた白鳥の群れも、今年は戻って来ていた。





 頭の上を「グアアグアア」と鳴きながら飛んでいく白鳥の姿を見ていると、東北に冬がやって来たことを実感できるのだ。



 帰り道、どんどん空模様が怪しくなって来る。明日から天気が崩れると言っていたが、どうやら予報より早く寒くなりそうだ。
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野菜の作付表

2022-11-27 11:04:47 | 福島
 今日はいきなり気温が下がり、いよいよ冬本番になった。タイヤもそろそろ冬タイヤに変えないといけないなと考えながら、朝の散歩に出ると、空には冬特有の厚い雲が出ていた。条件反射で、入道雲を見れば暑さを感じるし、冬雲を見ると寒さを感じる。



 普段は持ちなれないスマホを持っていたので、早速パチパチと雲の写真を撮る。





 東北地方は、冬になると光の感じが赤味を帯びてきて、九州との差を感じる。この空気の感じがいつも「東北にいるんだなあ」という思いを強くさせてくれるのである。

 久しぶりに用事がない1日なので、ランニングに出ようと思い天気予報を確認すると、日中は風が強くなるという。気温が低い上に強風が吹いていては、体感温度はヘタをすれば氷点下になってしまう。体がまだできていない状態で極寒の中を走るというのは、低体温症の恐れもある。年寄りは熱中症と低体温症には気をつけないといけないのだ。

 というわけで、ランニングを中止して、この前からやろうと考えていた野菜の種蒔き・植え付けの時期をまとめた表を作ることにした。いつも、他人の畑を見て、あわてて植え付けをやったり、収穫時期を判断したりしているので、どうしてもほかより遅れ、野菜が寒さにやられたり暑さにやられたりする。いつ種を蒔くのか、いつ苗を植え付けるのか、いつごろ収穫時期になるのか、そういったことを一覧表にして壁に貼っておけば、普段から注意できると考えたのである。

 とりあえずよく作る作物をピックアップして表に書き加えていくと、すぐに30種類くらいになった。同時期に作らないので感じなかったが、意外といろいろと作っているアベさんちの畑なのである。
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キウイを煮る

2022-11-26 11:36:13 | 福島
 熟していない硬いキウイを「ジャムにでもして」ともらっていたので、今日は朝からジャムでも作ろうと思い、放っておいた袋の中を覗いてみた。中には小ぶりのキウイが10個ほど入っている。なあんだ、これくらいの量じゃジャムにするほどでもないな。大きめにカットし、クタクタと砂糖で煮てキウイのコンポートにでもすることにした。

 皮を剥いてみると、これがキウイかというくらい硬い。ジャガイモか里芋のようだ。いや、芋のほうがまだ柔らかいぞ。これを煮て、本当に食べられるのだろうか。半信半疑で皮を剥いたキウイを厚めの輪切りにし、グラニュー糖と一緒に鍋に入れて弱火で煮始める。が、硬く水分のないキウイは、ちっとも水分が出ないので、鍋底で焦げついているではないか。キウイの鉄板焼きを作るつもりはないので、少しだけ水と濃縮レモンの液を入れ、あらためて弱火で煮始める。

 30分ほど煮たところで、だいぶクタクタになってきたので、シナモンも加えて味見をしてみる。と、見た目はクタクタだが、食べるとまだ硬いところがあり、甘いジャガイモのようだ。なんだこれ。そんなこんなで1時間ほど煮ると、水分もほとんどなくなったのでとりあえず終了。ようやくジャガイモ感がなくなり、いい感じになった。とにかく火にかけている間は、次から次に出てくるアク取りに精を出す。そういえば以前ブルーベリーをもらった時も、ジャム作りに挑戦したのだが、アクとの戦いだったことを思い出した。

 さて、ブルーベリーの時は、スーパーで冷凍のパイ生地を買ってきて、ブルーベリーパイにして食べた。今回はキウイパイにするほどでもないので、パンケーキでも焼いて、そこに添えて食べようと思っている。カフェをやっていた時には、限定のスイーツとして提供することもあったが、カフェを閉じた以上、甘いものでも自分たちで食べてしまわなければならない。ケーキよりイカの塩辛のほうが好きな僕としては、これが結構大変なのである。

 キウイはこれで処分できそうだが、我が家の窓の軒先には干し柿が100個ほどぶら下がっている。三日に1個ずつ食べても1年がかりの仕事になるが、毎年あちこちに配っているうちに、いつの間にかなくなっている。最近は外食でスイーツを食べようとすると、普通に食事が取れるくらいの値段だったりするようだが、手間さえ惜しまなければ、結構それなりのスイーツを食べることができる。僕はスイーツより酒盗や珍味のほうが好みだが。
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ゴミの捨て方

2022-11-25 12:13:30 | 日記
 この前、半分だけ切ったフリーシアの枝を、今日はあと半分だけ切っておくことにした。ノコギリが必要なほど太い枝を3本切断すれば、あとは残り4本となる。一度にやってしまおうとすると大変な作業も、少しずつやっていけば時間も労力も少なく感じる。

 脚立をフリーシアに立てかけ、なるべく周囲から切っていく。3本切ったところで、地面に壁掛け時計が落ちているのに気づいた。なんと我が家の壁面に下げておいた時計ではないか。丸い大きな時計で、平屋の我が家の壁の高いところに下げておくと、まるで昔の小学校のようで感じが良く、これが2台目だ。拾い上げてみると、ガラスが数カ所破損し、動いているものの水浸しだ。と言うことは、今落ちたのではなく、一昨日に風、雨ともに強かった時に、フリーシアの枝が揺れて叩き落としたに違いない。まだぶら下げてそんなに日が経ってなかっただけに、残念。

 フリーシアの枝は、ノコギリと剪定バサミですべて30センチ以下まで短くする。ゴミ袋は三春町指定の燃えるゴミの袋に、さらに中に丈夫なビニール袋を入れて二重にして枝を詰めて行く。棘ばかりのフリーシアの枝は、分厚い手袋なしには決しては触れない。そんな枝を入れるのだから、薄っぺらなゴミ袋くらいでは、あちこちから棘が突き出し、危険極まりないのである。

 せっかく指定されたゴミ袋を使うのに、中にもう一枚ビニール袋を入れたら規則に反していると言われそうだが、もともとダイオキシンで世間で大騒ぎになった時に作られたゴミ袋なので、時間が経ち冷静になると、ビニールがダイオキシンの原因ではなかったこともあり、廃止する自治体も増えている。いまだに指定のゴミ袋なんて言っている市町村は、高価な指定のゴミ袋を製造しているのが、市議会員のファミリー企業だからである。既得権益は絶対に手放したくない。

 さて、ダイオキシンというのは、何かが燃える時の不完全燃焼が大きな原因だという。ダイオキシン自体は焼き鳥を焼いても、バーベキューをしても出る。ダイオキシンが何がなんでも悪者だというのなら、僕らは秋刀魚の塩焼きも食べることができなくなる。

 で、ゴミ処理場で不完全燃焼になってしまうのは、プラスチックのせいではなく、ゴミの量が増え過ぎたためである。そこでゴミの分別というやり方でゴミを減らそうとしたが、生ゴミの多い燃えるゴミは、プラスチックを分けてしまうと燃えづらくなるのである。そこで最近はプラスチックゴミは燃料として使えるという規則を作り、ゴミを燃やす時にプラスチックゴミを加えていたりするのである。

 ペットボトルにしても、どれだけ大量にトラックに積もうが、その量はタカが知れている。かえって遠くにあるペットボトル再生工場なんかに運ぶ方がトラックのガソリンを大量消費するということになる。本来ならペットボトルの再生は、各市町村単位でやらなければ、ほとんど意味がないのである。そこで、ペットボトルや処理できなかったプラスチックは、東南アジアなどへ輸出という方法を取る。と言っても買ってもらうのではなく、お金を払って引き取ってもらうのだ。その結果、貧しい国はプラスチックゴミが溢れ、嵐などでごっそりと海に流れ出している。プラスチックゴミの削減は、日本ではうまくやれていると思っても、実は日本のゴミが回り回って海へと放出されている。

 もし、地球温暖化ではなく、寒冷化ならば、プラスチックゴミもペットボトルもジャンジャン身近で焼却してしまうのが1番環境に優しい、ということになる。が、残念ながら地球温暖化のために、化石燃料由来のプラスチックゴミをジャンジャン燃やすことはできず、かといって、海に流れ出してマイクロプラスチックになれば、世界中の海産物がいずれ獲れなくなってしまうだろう。ゴミをどう捨てるか、ちょっと考えただけで、難しい問題だということがわかる。
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バカ騒ぎのための勇気

2022-11-24 14:32:13 | 日記
 朝6時には出かけなければならない用事があり、絶対に寝坊できない。というもののサッカーワールドカップ日本対ドイツ戦かある。それがよりによって10時ホイッスルだ。終わりまで観ても12時だが、ことはそう簡単ではない。なぜなら、勝てば興奮して眠れないし、負ければ悔しくて眠れない。どっちにしても寝付けなくなるのは確実だ。

 とはいえ、やはり気になるので、開始時間にはしっかりテレビの前に陣取っている。取り敢えず最初だけ見よう。

 が、開始早々ドイツに押されっぱなし。全然いいところなく、ついにPKで先制点を与えてしまう。試合の流れからすると、早くも絶体絶命。

 そのまま前半が終了したので、寝ることにした。万が一逆転しようものなら、テンションが上がり徹夜になりそうだし、追加点を取られて負けても気持ち良く寝られない。結果は明日の朝のお楽しみだ。

 で、朝4時起床。早速ネットニュースで確認すると、なんと逆転勝利をおさめているではないか。すぐにYoutubeでダイジェストを観る。いやあ大したものだ。

 選手にとっては次の試合があるから、すぐに準備に入るだろうが、渋谷の交差点では、バカみたいに夜通し大騒ぎだったのだろう。そのギャップに、ちょっとだけ気持ち悪さも感じてしまう。「勇気をもらった」という人は多いが、バカ騒ぎする勇気ではないはずだ。
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冬鳥の季節

2022-11-23 12:05:51 | 福島
 今日は朝から冷たい雨が降っている。最高気温の予想が8度。ついに1日の気温が10度を下回るようになった。12月下旬の気候だという。



 お隣の空き地に立っている柿の木は、干し柿作りでもするのか、先日軽トラックでやって来てほとんど持って行ってしまった。先端の方にちょこっと残っているのは、熟れ過ぎていたか、野鳥のためにわざと残して行ったのかもしれない。柿の実を啄みにやって来るのは、主にヒヨドリだ。ヒヨドリ自体は年間通していつでもいるが、柿の実を啄んだり、雪の中でじっと木の枝に止まっている姿を見かけるので、なんとなく冬鳥っぽい。



 同じく隣の空き地にある梅もどきの木は、僕が無断侵入して勝手に剪定した。放っておくとあっという間に大きくなり、我が家にお日様が入らなくなってしまうので、断りなく剪定させてもらっている。但し、ほかにも野鳥が落としていった種で根付いた木があったので、こちらは地主さんに連絡してノコギリで切り倒した。その際、ご迷惑をおかけして申し訳ないと言っていたので、梅もどきの方は黙って剪定しているのである。

 この赤い実を食べに来ているのかどうかはわからないが、この木には冬鳥でもあるジョウビタキがよく止まっている。見かけるのはなぜだかメスの場合が圧倒的に多い。赤い実と何か関係あるのだろうか。あるいはメスの方がオスより人懐っこいので、人家の近くに出没しやすいのだろうか。

 我が家の裏にあるエゴノキには、実を啄みにヤマガラやシジュウカラがやって来る。今年はどうしたわけか実がならなかったので、ヤマガラの姿は未だ見かけない。シジュウカラはしょっちゅう来ているが、こちら年中いるので冬鳥とは呼べないだろう。

 と、今朝はそのエゴノキに何やら小鳥が来ている。なんだろうと目を凝らすと、4羽ほどいるようだ。



 なんだろうとカメラを向けるも、葉っぱの方にピントが合ってはっきり写らない。肉眼では目の周りの白い輪っかが見えたので「あ、メジロだ」とわかる。



 写真では数回シャッターを切ったうち、なんとかメジロと確認できるものが1枚だけ撮れていた。

 メジロもおそらく冬鳥である。お正月の頃に見たこともあるし、桜の花の時期に見かけたこともある。が、その後はまるっきり見かけることがなくなるが、寒くなるとこうしてちゃんと出て来てくれるのである。どんよりとした憂鬱な空模様だが、メジロを見たことでちょっとだけテンションが上がるアベさんなのであった。
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ジャンガジャンガな世界

2022-11-21 11:55:39 | 日記
 急用続きで、あちこち飛んで回っている間に、世間はいろいろ騒がしくなっているようで、コロナの第8波到来とか、サッカーワールドカップ開催だとか、岸田政権3人目の辞任(更迭)だとか、賑やかだ。頻繁にニュースをチェックしていないと、僕にとって世界はどんどんジャンガジャンガになって行くのである

 コロナは増えても減っても、個人としてやれることは決まっているし、政府が「旅行をした人にはお金をあげる」と言っても、どのみち国民の税金を配っているだけだと思うから、バカバカしくなる。もらわなければ損と思う人は、たっぷりもらうがいいだろう。世間にはお金をあげるから旅行しろと言われても、できない人はゴマンといるんじゃないかと思うが、経済を活性化するためには、そういう細かいことに構ってはいられないようだ。

 ワールドカップは、日本戦くらいは見たいと思うが、見れない時のために録画の用意くらいはしておこう。ただし、録画を見る前に、どうしても結果を先に知ってしまうことの方が多いので、その点興味は半減する。結果がわかっているスポーツ観戦ほど盛り上がりに欠けるものはない。

 岸田さんの支持率はますます下降線の一途だという。最初が元統一教会のことでウジウジした説明しかできない大臣、次が死刑のハンコを押すだけの仕事といった法務大臣、今度が裏金をせっせと作っていた総務大臣。日本の政治家は、大臣になるとボロを出すのを慣習としているのだろうか、というくらい見事にボロを出す。というか、そういう人じゃないと大臣に任命されないのではないのだろうか。さらに、大臣になったらすぐに辞めてもらわなければ、次が詰まっているので、無理にでもボロを出して退いて行くのだろうか。政治の世界は難しい。

 そういえば、死刑のハンコを押すだけと言った大臣は、「失言をした」とあちこちで書かれていた。最近では元総理の森さんが「悪いのはロシアだけか」と言って「また失言」と取り上げられていた。が、失言というのは、「言ってはいけないことを、うっかり言う」ことを指すので、森さんに至っては失言のレベルではないと思う。「うっかり」言っているのではなく、本人がそう思って「しっかり」言っているからである。

 岸田さんはますます窮地に追い込まれているので、「丁寧に説明します」と言う口癖を「スピード感のある丁寧な説明」にグレードアップし、さらに「スピード感を持って丁寧に検討する」と言い始めた。支持率はスピード感を持って下がっている。
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コミュニケーションはむずかしい

2022-11-20 12:24:40 | 日記
 「文化庁国語課の勘違いしやすい日本語」を読み終える。正しい意味で使えている言葉もあったが、勘違いしているものもあった。中には正しく使いながら、間違った使い方をしているものもあった。言葉によっては、世間的に間違った用法のほうが広まっているものもあり、こういうのは将来違う意味のほうが主流になって行くのだろう。

「破天荒」は、誰もなし得なかったことをする」と意味が正しいが、「豪胆で大胆な様子」で使っている人のほうが多い。元々は誰も合格しなかった試験を突破したという中国の話なのだが、「破」や「荒」という漢字が、豪胆さをイメージさせるのだろう。「憮然」も「失望してぼんやりしている様子」が正しいが、「腹を立てている様子」で使っている人のほうが多い。これは「憮」(ぶ)という音が、ブツブツ言うなどの音に通じるところから来る勘違いなのだろうと解説している。「檄(げき)を飛ばす」は「主張を広く知らせる」という意味が、「激励する」という勘違いしやすいのも「檄」と「激」を混同しているかららしい。

 ほかにもいろいろあるので、少し紹介する。二つの意味を続けて並べるが、前者が間違い、後者が本来の意味である。

姑息(こそく)「卑怯な✖️」「一時しのぎ○」
確信犯「犯罪とわかって行う犯罪✖️」「政治的・宗教的信念に基づいて行う犯罪行為○」
奇特「奇妙で珍しい✖️」「ほかと違い優れている○」
失笑する「あきれる✖️」「こらえ切れず吹き出して笑う○」
割愛する「不要なものを切り捨てる✖️」「惜しいと思うものを手放す○」
潮時「ものごとの終わり✖️」「ちょうどいい時期○」
やぶさかでない「仕方なくする✖️」「喜んでする○」
雨模様「雨が降ったり止んだりしている様子✖️」「雨が降りそうな様子○」
御の字「一応納得できる✖️」「大いに満足できる○」
ぞっとしない「恐ろしくない✖️」「面白くない○」
にやける「薄笑いを浮かべる✖️」「なよなよしている○」
噴飯もの「腹立たしくて仕方ない✖️」「おかしくてたまらない○」


 勘違いの中には、噴飯もののようにまるっきり逆のものもあるので注意しなければならない。上司が忘年会で披露した落語に「噴飯ものですね」と感想を言ったとして、上司が正しい意味を知らないと、大変なことになってしまうのである。「口は災いの元」と言うけれど、いくらこちらが正しくても、相手が違う意味で受け取ることが多いのは、案外こういうところにあるのかもしれない。
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