おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

それぞれの夏

2022-06-30 12:16:51 | 日記

 今年は思いがけず梅雨明けが早く、連日猛烈な暑さが続いている。あんまり暑いので、涼しいうちに庭の草むしりでもしようと朝飯前に始めたら、涼しいうちにと思ったのは僕だけではなかったようで、蚊の大群に襲われた。虫除けスプレーを全身にふりかけていたのだが、Tシャツの上からでも容赦なく刺して来るのである。こりゃたまらん、と草むしりを早々に切り上げ、家の中へと避難する。

 梅雨明けは福島も同じで、連日猛暑が続いているという。野菜たちの成長がものすごく、朝の散歩コースは畑に立ち寄り野菜を収穫して帰るのだそうだ。今朝も収穫したジャガイモやらキュウリやらナスやら、豊作の写真が送られてきた。猛暑で野菜がダメになっている農家が多いというニュースが流れる中、野菜には困っていないようだ。

 テオは日毎にお兄ちゃんになり、言うことをよく聞くようになっているという。「とうちゃんがいない間、ボクがしっかりしなきゃ」と思っているのかもしれない。送ってもらう写真を見ても、面構えに成長が見えるのである。

 一方アンのほうはと言えば、相変わらずマイペースで悠々自適な日々を送っているらしい。熱帯夜で寝不足ぎみになり起きれないのではないかと心配しているタミちゃんを、朝の4時にはミャアミャア鳴いて起こすのだそうだ。

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楽しむことは悪いこと

2022-06-29 10:14:34 | 日記

 この前ユニセフが調査した子供の精神的幸福度が、先進国の中で最下位に近いという記事のことを書いた。今日、新聞を読んでいたら、精神的幸福度が1位だったオランダで子育てをしている日本人のインタビューが出ていたので目を通した。それによると、オランダの幸福度が高い背景には、子供の自主性を尊重する教育システム、家族で過ごす時間の長さなどが指摘されているという。このインタビューで答えている女性の旦那さんはオランダ人で、昔は日本でも語学の先生として日本で暮らしたこともあるのだが、「日本では生徒が楽しむことを悪いことだと思っているようだ」と首をかしげたという。

 確かに日本人は真面目なところがあって、厳粛な場所で笑ったりするのを嫌う。戦争映画を見ていても、アメリカの兵隊さんは戦場でもジョークを飛ばしてリラックスしているが、日本の戦争映画はしゃちほこばって冗談のひとつも言えない雰囲気だ。

 このことに関して以前書いたこともあるけれども、アメリカの教育白書には、教育の第一の目的はユーモアを解する人間になることと書いてあるそうだ。日本の教育方針がどんなものかは知らないけれども、知識の習得だの集団生活によって社会性を学ぶだとか、そういうことが書いてあるに違いないと僕は思っている。

 ユーモアとはヒューマンのことである。ユーモアを解するとは、他人を理解するということである。僕らが生きている上で、知識の習得や社会性を身につけるのは大事なことかもしれないが、それは一番大切なことではない。おそらく誰にとっても、一番の興味は自分がどういう人間で、何ができて、どういう将来が待っているかということだろう。そのことを真剣に考えれば、社会性なんてものの順位はぐっと下がるだろう。

 他人に迷惑をかけないように、世の中に対して恥ずかしくないように、と言われ続けた結果、今の子供はちっとも自分がやっていることに自信がなくなり、他人の評価だけが生活の指針になってしまっているように見える。

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猛暑日続く

2022-06-28 12:48:52 | 日記

 朝から青空が広がり、気温もぐんぐん上がる。朝飯を食べた時点で、外に出るのが危険な状態になってきた。が、家の中にいても暑いだけなので、水分補給をしながら庭木の剪定をすることにした。留守番をしている間に、少しはきれいにしておこうと思っていたからである。

 2メートルほどある脚立を引っ張り出すと、木の横に立て、ツンツンと伸びた枝を切って行く。脚立の上に立って仕事をしていると緊張しているので、暑さはあまり感じない。とりあえず手の届く範囲の枝はきれいに落とし、5、6本切ったところで終わりにする。片付けるとあっという間に2時間が経っていた。

 まだお昼までは時間があるので、次は習字の練習を始める。あ、い、うと続けてきたひらがなは、今日は「ら、り」を完成させ、新た「る、れ」を練習する。先が長いと思っていたが、気がつけば残るのは「ろ、わ、を、ん」の4文字になった。山登りと一緒で、少しずつやっているうちにゴールに近づいているのである。

 で、昼飯にはさすがにエアコンをつけた。インスタントラーメンを食うのに、扇風機だけではさすがに暑すぎて食欲がわかない。夕立でも降ってくれれば涼しくなるんだけど、今のところその気配はない。

 福島は昨日は大変な大雨で、おまけに雷も凄かったようで、テオとアンに留守番をさせているから気になって仕方なかった、と夜にタミちゃんが連絡してきた。ただ、アンはともかくテオに関してはいつまでも臆病では困るので、そろそろ度胸のある成犬になってほしいと考えているから、これを機にたくましくなってくれればと思う。

 今朝の天気予報では、東北地方はところによって雷雨があるという。テオの試練は今日も続くのだろうか。そんなことを考えていたら、朝の散歩の写真が送られてきた。こころなしか、ちょっとだけたくましくなったような気がする、とバカ親は感じているのであった。

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神様にお願いする

2022-06-27 07:08:13 | 日記

 猛烈に暑い日が続く。時々思い出したように雷が鳴り出すので、慌てて洗濯物を取り込んだりするが、ランニングに出ているときは気が気でない。急に雲行きが怪しくなり、変な風が出てきたりすると、ヘトヘトになっていたとしてものんびりしているわけにはいかない。

 昨日もそんな天気で、大丈夫かなと心配しながらも、雲行きが怪しい分涼しくなったので、ランニングに出ることにした。猛暑でも走れないし雨でも走れないし、チャンスがあればできるだけ利用したい。

 さて、今日はどこまで走ろう。やはり木陰があるところがいい。で、検討した結果、広大な鎮守の森がある宇佐神宮にお参りついでに走りに行くことにした。神宮とお宮の違いは、天皇を祀ってあるのを神宮と呼ぶ。宇佐神宮は応神天皇、神功皇后、比売大神が祀られているから神宮。宇佐神宮は別名宇佐八幡とも言い、全国4万4000ある八幡様の総本山でもあるので、その敷地は広大で、規模も巨大なのである。

 田植えが進む宇佐平野を走る。

 屋根のついた有名な呉橋。ただし保護のためか通行はできないので、となりにあるコンクリートの橋を渡って境内へ。

 まだ朝早いが、ちらほらと観光客は来ていた。

 縁結びの神様といえば出雲大社だが、八幡様は戦の神様だ。お賽銭をあげて家内安全を祈るのと同時に、ウクライナとロシアの戦争が一刻でも早く終結するようお願いする。現在のガソリン価格の高騰も、電気ガス代の値上げ、その他あらゆるものの物価高は戦争によるものなので、とにかくここをなんとかしてもらわないとならない。日本の政治家では無力なのだから。

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離れて暮らす

2022-06-26 07:02:01 | 日記

 福島を離れて2週間が経った。大分では留守番をしているだけなので、忙しいというほどやることはない。天気が良ければ庭木の剪定や草むしりくらいはやろうと思っているが、猛暑日だったり雷雨だったりと、天候が安定しない。運動不足にならないよう、ランニングにも行きたいので、結局庭仕事ができないままでいる。

 ランニングだけではあまりに時間がもったいないので、福島から習字道具一式送ってもらって、毎日1時間から2時間くらいは習字に励んでいる。集中してやれるので、意外にはかどってはいるが、それだって一日時間が潰れるほどのことではない。

 残りの時間は、読書や大谷くんの試合を観るのが主な過ごし方だ。後は買い物に行き、三食食事の準備をしたり洗濯をしたり掃除をしたりしているうちになんとなく一日が終わっていく。

 それにしてもだ、犬もいなければ猫もいない。というのは実に寂しいもので、今までは毎朝アンに起こされていたし、起きたら起きたでテオが散歩に行こうと騒ぎ出す。腹が減ったと言ってはミャアミャアなくし、テオは風にあたりたいからと、中庭に出せとしょちゅう要求する。今考えると、テオとアンに関わっている時間というのは、一日のうちでもかなりの時間になっていたのを思い知るのである。

 時々福島からタミちゃんと電話で喋るのだが、テオやアンにスマホを近づけてもらう。「テオ、テオ」と大声で呼ぶと、遠いところからウオンウオンと警戒の声を出している。「アン、アン」と呼ぶと、ミャアミャア言いながらスマホに身を寄せてくるという。実際にその姿が見られないのが、実に残念だ。

 そんな僕のスマホに、テオやアンの写真や動画を送ってくれる。毎日それを眺めながら、「かわいいなあ〜」とひとりニヤけている近頃のアベさんなのであった。

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望むこと

2022-06-25 13:37:37 | 日記

 参院選が近づき、毎度のことながら「選挙に行こう」というキャンペーンが始まっている。確かに、投票しなければ何も変えられないのはわかっているが、投票したところで何も変えられないという気もする。

 テレビを見ていたら、街頭インタビューで「政治に何を求めますか」と道行く人に尋ねていた。「物価高をなんとかしてほしい」とか「コロナを収束させてほしい」とか、「子育てに支援を」とか、いろいろな望みがある。大雑把に言えば、今回の選挙では与党は経済対策、野党は消費税減税などの物価高対策を柱にしているようだが、どちらが勝とうが特効薬になるような政策というのがポンと出てくるようなことはない。

 そんなことより、もし僕が「政治に何を求めますか」と尋ねられたら、「政治家の頭数だけ合わせるために、出来の悪いヤツまで議員にすることをまずどうにかしてもらいたい」と答えたい。優秀な政治家なら何人いても多すぎるということはない。が、実際は知恵もなく、ただ政党の思惑に従って動くだけの政治家ばかりなのには閉口する。そして、そういう政治家たちが、次から次へと考えられないようなバカなことをやらかし、報酬だけを目的に議員という身分にしがみつく。国会は有象無象の集団でしかなく、日本はますます泥沼にハマりこむような気がしてならない。

 一度でいいから、大胆に議員の数を大幅に減らすということを試しにやってみたらいいと思う。議員数が減れば、少数精鋭の政治家だけが当選する。比例代表制みたいな選挙で落とされても、いつの間にか議員になっているという訳のわからないことは起きないだろう。

 が、そんな政策は政治家はやらない。政治家の数を減らす代わりに、「国民のため」とかなんとか言いながら、保身を図ることには全力をつくす。

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いきなりの熱帯夜

2022-06-24 11:32:19 | 日記

 昨日は猛暑日寸前まで行ったようで、ランニングしていて暑さにへばったが、どうりでと今頃になって納得している。熱中症にならなくて良かった。もっとも熱中症は暑さに慣れない体を襲いやすい症状なので、真夏日でも猛暑日でもここ何年も走り続けているので、自分の体の調子はなんとなくわかる。熱中症の症状にも、運動しない人にくらべれば、いくらかは気づきやすいだろうと思っている。

 とは言うものの、夜の暑いのにはどうにも参る。昼間日に焼けているので、夜寝る頃には体が火照っている。そういう状態で熱帯夜になると、もうどうやっても寝ることはできなくなる。夜中、あまりの暑さに目が覚め、布団を抱えてクーラーのある部屋に移動する。しばらく冷気でクールダウンしてから扇風機を回して寝ようとしたが、結局夜が明けるまで寝返りばかり打っていた。そして朝からすでに気温は一向に下がらず30度ある。

 寝不足で疲れが取れていないので、朝からぼんやりしていたら、にわか雨が降り出し、ようやく涼しくなった。この時間を利用しない手はないと、午前中いっぱい習字をすることにした。

 テレビをつけて習字をしていたのだが、その間テレビでは寝るための工夫についていろいろ紹介していた。習字に集中していたので、あまり頭には入らかなったが、気になるのであとでネットで快眠方法を検索してみた。今日からでもできる快眠方法が挙げられていたが、それは

  1. 起きたらすぐ朝日を浴びる 光によって脳にある体内時計をリセットする
  2. 眠くなったら、ちょっと昼寝 
  3. 定期的に激しくない運動
  4. 自分に合う方法でリラックス(アロマなど)
  5. スマホやパソコンは早めにOFF
  6. 寝酒、喫煙、カフェインは避ける
  7. 照明は落とし、夜更かししない などである。

 こうしてみると、実践しているものはほぼ皆無だ。一番の朝日だけは必ず浴びてはいるが、それ以外は怪しい。運動は激しいし、パソコンや飲酒は寝る前までやっているし、気がついたら照明をつけたまま寝落ちしていることもある。となると、僕の場合は快眠とはとても言えない睡眠だということになるだろう。

 そもそもショートスリーパーで、4時間も寝れば大丈夫だとは言え、さすがに熱帯夜はボデーブローのようにじわじわ効いてくるのである。

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蝉しぐれの中で

2022-06-23 12:22:00 | 日記

 雨が続いているときには、なかなか梅雨入り宣言を出さず、出したと思ったら梅雨が終わったような天気が続く。

 今日も朝から青空が広がっている。もっとも風はあるものの、ものすごい蒸し暑さだ。朝飯を食べて本でも読もうと思ったら、1ページも読まないうちに脳みそがトロトロしてくる。サウナみたいな家の中でじっとしていては、まったく脳みそが作動しなくなってしまう。こういうときは体を動かし、たっぷりの汗をかいたほうが脳がシャキッとするのだ。

 走り出してすぐに、いつもと雰囲気が違うなあと思ったら、あたりで一斉にセミが鳴き始めていた。ジージーと鳴いているのはニイニイゼミだろうか。頭の上には青空が広がり、鼓膜がおかしくなるくらいの蝉しぐれを浴びていると、夏真っ盛りをヒシヒシと感じる。

 熱中症予防のために、こういう日は木陰の多い場所や水辺を走るのが良い。幸いにして田植えが始まった平野は、巨大な湖と化しているので、蒸し暑い風も少しは涼しい。

 この前も行った古墳のある公園まで20分で走り切る。水道があるので、ここで顔を洗い汗を拭いてすっきりする。

 池のほとりや湿地帯を、セミの声を浴びながらのんびり歩いて回る。木陰が多いので気持ちがいい。

 公園を後にすると、太陽から隠れる場所のない平野を1時間走って帰ってくる。体からはすっかり水分がなくなり、カラカラになって帰宅すると、まずはキンキンに冷えたビールでクールダウンだ。シャワーを浴びるのは、とりあえず汗がひいてからだ。

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政治家のへたうま習字

2022-06-22 07:12:56 | 日記

 参院選が近いからか、コンピュータによるアンケート調査なるものが電話で時々かかってくる。相手がコンピュータなので真面目に答える気にもなれないが、支持率などは各党一喜一憂してるんだろうなと思うと、なんだか面白い。

 今朝の新聞には、日本記者クラブでの党首討論の記事が出ていたが、そこに掲載されていた党首たちの書に、思わず唸らされた。政策どうこういった公約はどっちみち果たされることがないので、僕は聞く耳を持たないが、党首たちが掲げたモットーを書いたフリップの書は、政治家たちの人間を写していると感じられた。

 昔から政治家の書がうまいというのは当たり前のことだった。書の立派さはそのまま政治家としての力量でもあった。たとえば西郷隆盛などは書も人気で、その豪快さは人柄を表している。

 西郷さんの書は人気で、テレビの「なんでも鑑定団」でも高額がつく。同じ時代の勝海舟さんの書も有名だ。

 日本の総理大臣の第一号となった伊藤博文さんの書は、どういうものかというと

 こんな感じである。僕のように学のない人間にとっては、とても足元にも及ばない人格や人間のでかさを表しているように思える。

 さて、それでは現代の政治家の実力はと言えばどんな感じなのか。これはあくまで書についての評価なので、政治家としての力量とか、人格とかは関係ないと断っておく。

 まず現総理の岸田さんの書から。

 同じく与党の公明党党首はというと

 なかなかの腕前である。えっ、これがと言ってはいけない。では他の党首たちのものも紹介しておこう。

 みなさん、さすがに党首だけあって達筆なのである。

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なかなか前には進まない

2022-06-21 14:28:18 | 日記

 この前、元ドイツ首相のメルケルさんの評伝を読んだとき、偉大な首相と言われる政策のひとつに、率先して同性婚を認める法律を作ったことが挙げられていた。国が違うとは言え、ずいぶん進歩的な政策だなあと感心した。日本ではいまだに夫婦別姓が議論され、結論を見ないでいるのだから。

 そうした中、今日の新聞の一面に「同性婚不受理 初の合憲」という記事がデカデカと出ていた。同性同士の結婚を認めなかった役所の対応を、合憲だと司法が判断したのだ。つまり結婚は異性でなければいけません、という判断を下したのだ。ただし、これには条件がつく。国会であまりに議論が進まないので、今現在の状況に照らして合憲ではあるが、国会で早く議論して同性婚が憲法違反か合憲かの結論を出しなさい、というものであった。

 同性婚が日本で認められない理由の第一には、同性同士では子孫を作ることができないということがあるのかもしれないが、同性婚を求めるカップルに、「異性じゃなければいけません」と言ったところで、「では異性の子を産みます」とはならないはずだ。大体、同性婚を求める人たちの割合というのは、日本国民全体の何%いるというのだろう。同性婚を認めたら少子化に拍車がかかる、と危惧するようなことなのだろうか。それよりも、基本的人権の否定につながることのほうが大きな弊害のように思える。

 ただ、こうしたこともあくまで理論上のものであって、ジェンダーレス、ジェンダーレスとは言うが、たとえばおっさんのカップルが手をつないでオシャレな可愛いカフェにやってきたとき、「キモ」と思わないでいられるかどうか。ジイさん同士のカップルが、腕を組んで旅行している姿に、微笑ましいと温かな眼差しを向けられるか。そう思うと、ジェンダーレスの社会というのは、まだまだ昔ながらの観念に引きづられている人にはハードルが高そうだ。

 司法は国会に「早く審議するように」と注文をつけているが、「女性は産む機械」と悪びれずに発言する元首相がいる国では、同性婚が認められるまでにはもう少し時間がかかりそうだ。

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