風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

冬の野外ライブ

2015-11-30 | 音楽




毎年恒例、寒さとの戦いライブ(笑)
このチャレンジングな人たちは
もちろんいつものカツバンドの方々だ。
15回目を数える、花巻末広町商店街開催の
イルミネーション点灯式にて。
毛皮着て演奏すればCREAMみたい?笑

ここにもスカイツリーができた(^_-)
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JAPANの戦い

2015-11-29 | スポーツ

野球のプレミア12から2週間ほどが経ち
ようやくさまざまな意見が下火となってきたところで
改めて冷静にワタシの私見を書こうか。
ただしあくまで素人がTV観戦した結果からだけの意見。

野球はメンタルスポーツだと思う。
いかにメンタル面で相手より優位に立つか。
そのために試合前のシートノックの練習をするという
強豪私立高校すらあるという。
試合の流れを掴んだ方がその後は一気呵成に有利になるし
一旦変わった流れを断ち切るのは大変難しい。
韓国との準決勝で言えば
試合の流れが変わる兆候は7回表に初めて現れた。
韓国打線による初ヒットだ。

ヒットそのものは仕方ない。
ノーヒットノーランでもしない限り必ず打たれる。
しかし1本のヒットにより韓国ベンチに勢いがついたことも確か。
その勢いは、まだ勢いのうちに摘み取らなければいけない。
日本はそれができなかった。
具体的に言うと7回裏の攻撃だ。
チャンスを作ったものの追加点には至らなかった。
韓国側にしてみれば
「初ヒットの後のピンチを抑えた。よしこれから」
という気分になる。
そこでなんと手も足も出なかった大谷が引っ込んだ。
ここで流れは完全に変わってしまったのだと思う。
ワタシが一番嫌な気持ちになったのは8回裏の日本の攻撃。
ここでも絶好のチャンスを逃して追加点が取れなかった。
「こりゃ厳しいな。投手の気持ちが守りに入るな」
と危惧した通りの結果になってしまった。

結論。
日本が犯したミスの一つは大谷交代。
野球の試合において投手を変えるというのは、
投手の疲れ、相手の目が慣れた、タイミングがあってきた・・・など
相手打線の目先を変えたり、落ちた球威を取り戻すために行う。
大谷は初ヒットは打たれたものの
まだまだ韓国打線が嫌がっていたのは確かなことだ。
特に試合中盤から使い始めたスライダーに対して
諦めの表情すら見せていたのだから。
行けるところまで引っ張るということが必要だったろう。
絶好調のままで引っ込んだ大谷の後を受けた投手がかわいそうだ。

そしてもうひとつのミスは、追加点を取れなかったこと。
日本の小細工をせずに攻撃力を信じる戦い方は間違っていない。
しかしそれも時と場合による。
先取点を狙う時はそれでいいと思うのだが、
もう一押しする時にこそバントやエンドランが効いてくる。
相手のメンタルにプレッシャーをかけるためだ。
負けているチームの投手は、ピンチになればなるほど
大胆に、攻撃的なピッチングをしてくる場合が多い。
まして相手もプロ選手。
自分の持っている力を最大限発揮して抑えに来るだろう。
そこに小技を絡めれば段々相手は追い詰められていく。
日本の7回、8回の攻撃はまさにそういう状況だったと思う。
あそこで1点でも取っていれば
また流れを引き戻すことができたのではないか。

何度も書くが、この意見はあくまで素人の考えであり
試合が終わった後の結果論でもある。
しかし7回裏に追加点が奪えず、8回から則本が出てきた時点で
「あー、やばい」と思ったことも事実。
8回裏にまたチャンスを逃したことにより
9回が始まるところではもう祈るような気持ちだった。

野球というものは本当に難しいけれど
勝つためにはメンタルと流れを掴むことがとても大事だと
改めて思い知らされた試合ではあった。
ともあれ韓国チームは強かったということ。
両国が切磋琢磨していけば、
どちらもよりレベルアップしていくことになるだろう。
次の対戦がまた楽しみになってきた。
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アルパ

2015-11-28 | 音楽


Viorin & Vocal の絵美夏さんによる
ラテンハープ「アルパ」の演奏を
先日の花巻国際フェアで見、聴きした。
ハープというとクラシック的イメージのある楽器。
それを覆すようなラテンのリズムに乗った
メロディアスな演奏とさわやかな歌声に好印象を持った。
難しそうではあるけれど、この楽器いいなぁ。

絵美夏さんは盛岡出身で
本職はViorin & Vocalということだったので
早速その場でCDを購入。
(サインをお願いしたんだけど
 ワタシの名前と日付だけでサイン書き忘れてるよー 笑)
バイオリンというよりフィドルのような演奏に
懐が深そうなふくよかな歌声。
バックの演奏はラテンジャズだね。
結構好み。
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リンゴ

2015-11-27 | 生活の風景


早生種の流通がほぼ終わり
蜜入りのものが出回るようになってきたねぇ。
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花巻家守舎事業開始

2015-11-26 | 文化
昨日に引き続き
花巻で頑張っている若者たちのチャレンジ紹介。



以前話題にした花巻家守舎が取り組んできた
リノベーション物件第1号である花巻駅前小友ビルの
グランドオープンが22日にあった



ほぼ自分たちで行った全4階のリノベーション結果を見学、
その後、この取り組みの考え方のベースとなった
「リノベーションによるまちづくり」を提唱している清水義次さんや、
4階にOPENするシェアオフィス「co-ba」を開発した中村真広さんの講演





そして最後は12/8に1階にOPENするカフェ&バーでの懇親会に参加。
市長や商工会議所の方々、地元信用金庫の理事長から
昨日書いたガッツはじめ、それぞれの道でチャレンジしている若者まで
100名を超える参加者だったとのこと。

清水さんの
「地方創生とは国による地方選別」
「補助金頼みの地方は間違いなく衰退していく」
「新築至上主義、新しいものばかり有り難がるのは田舎者」
「遊休不動産物件をリノベーションして活用し新しいまちづくりを」
「ある程度限られたエリアで、コンセプトに則ったまちづくりが大事」
という講演内容には全面的に賛同。
古いものほど長い時間を経た文化を身につけている。
壊してしまえばもうその文化も元には戻らない。
考え方にも大賛成だし、エリアを区切ってコンセプトを大事に
という考え方もまるほどと納得の理論だった。

清水さん以上に惹きつけられたのは中村さんの考え方。
まだ30そこそこの若手ながら
「場の発明」を自分の仕事の基本的考え方に置き、
人が集まる場所、人と人とのネットワークが生まれる場所を
リノベーションによって作り上げるやり方は
ワタシ的には相当なインパクトを受けるものだった。
仕事とはこうあるべきだ。
入学と当時に就職活動に汲々としている大学生たちに
こういう話を聞かせたいと心から思った。
自分が若かったら、彼の会社で力を試したいと思ったし
それ以上に、オンリーワンの仕事を見つけ出し
起業してco-baで人のネットワークを持ちたいと思った。

お2人とも(そして花巻家守舎の発起人たる若者たちも)
変にエネルギッシュなハイテンションではなく
地に足をつけた上で楽しみながら考えを実行していく。
その姿が眩しく感じられた。

それにしても清水さんの話を
花巻家守舎のメンバーが最初に聞いたのは今年の2月とのこと。
そして4月には家守舎立ち上げ、12月にはOPEN。
このスピードがなによりすごい。

花巻は間違いなく生まれ変わる。
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ガッツ式農業

2015-11-25 | 文化
隣人のガッツは専業農家。
学生のころから知っている、まだ30代の若者だ。
実家は専業農家ではないけれど、田畑は持っていた。
大学卒業後、紆余曲折を経て自ら専業農家の道へ。
そして昨年、広大な敷地とともに空き家になっていた
我が家の隣家を買い取って引っ越してきた。
腰のプレイヤーでロックやブルースを流しながら
しゃかりきではなく、しかし真剣に
この10年手探りで土と向き合ってきたのを見ている。
買った家も自分なりに改造し
明るい奥さんと2人の小さな息子たちと
楽しそうに毎日過ごしている姿がとても微笑ましい。

そのガッツが勝負に出た。
消費者が見える、生産者と消費者が交流できる
自分なりの農業に目標を定め、
ガッツ式My農業」を提唱し始めた。
(概要は上記リンクを参照)
そしてクラウドファンディングを使い
農家カフェの開店を目指すことにしたとのこと。
目標金額は50万円。締め切りは今月末。
締め切り日までに目標金額まで到達できなければ
1銭も受け取ることができないシステムだ。

受け付け開始から彼は情報を発信し続けた。
そして一昨日、カフェを始めるにあたって
予定している(考えている)ランチメニューの試食会が
ガッツの家で行われるところまできた。
昨日朝の時点であと34,000円。
まだまだ予断を許さない中での試食会には
彼の友人たちも家族で集合。
昼から暗くなるまでビールやワインを飲みながら
わいわい楽しい会だったが、これも彼ら家族の人柄がなせる技。





彼の友人たちが中心ということで若い人が多かったが
それぞれに仕事を持ち、いろんな考え方を持っている人たち。
ひとりだけ年寄りが混じった感じではあったけれど(^^;
楽しくて最後まで参加(迷惑だったかも?)
かなり飲んでヘロヘロになっての帰宅となった。
(でも隣の家なので楽 笑)

そんなわいわいも佳境となった夕方、ガッツが
「今、目標金額達成しました!!」と大きな声で宣言し
拍手喝采となった。
その場に居合わせてもらって一緒に万歳ができた。
ちょっと感動。なんか久しぶりにグッときた瞬間だった。
(ちなみに、目標金額を超えた分すべて出資になるので
 これからも締め切り日まで引き続き受け付けているとのことです。
 興味のある方はこれからでも遅くないので、是非!!)



外は3度、盛岡では初雪となった冷たい雨の日だったが
薪ストーブを持ち込んでくれた客もいて
炎を見ながら楽しい時間を過ごせたことに感謝。
カフェ開店が待ち遠しい。
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新穀感謝祭

2015-11-24 | 生活の風景
昨日は勤労感謝の日だけど
本来は今年の収穫を神様に感謝する
新穀感謝祭=新嘗祭が行われる日。
我々神楽の本拠である神社でも毎年恒例で
昨日は感謝祭が行われたのだが、
今年は神楽の若手と地元小学校PTAが一緒になり
田植えや稲刈りを行った「権現米」を
神様に奉納する神事も併せて同時に行われた。





式に参加した子どもたちも神妙な顔。



米ではなくて舞の方
権現舞もいつも通り式の中で奉納したのだが、
実は、参加した神楽衆メンバーの関係で
恐らく初めて頭が次男、後幕が長男、別当がワタシと
家族での舞となった。
何となくそれが嬉しかった、初雪の日。

権現米はPTAの方々におにぎりにしてもらって
ワタシたちもいただいた。
シンプルなおにぎり、美味しかったよ(^^)
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昭和の遺物

2015-11-23 | 生活の風景
実家改修に合わせて溜め込んでいたモノたちを処分。
・・・といっても、
ここまで取っておいたモノを捨てるのは忍びないし
第一こんなでかいモノは捨てるにも一苦労する。
ってことで、
花巻市太田にある「昭和の学校」に寄付することにした。
それなら行けばまた会える。
思い入れのあるお袋にとっては最善の策。

足踏みミシンの引き出しに入っていた取扱説明書には
「昭和34年」と書いてあったよ。
ワタシが生まれる前のモノ。

ステレオはワタシが小学校低学年の時に買ったモノ。
それまではテレビをアンプ代わりにする電蓄(!!)だった。

そのほかに電気オルガン(電子オルガンではない)も寄付。
家の中がだいぶすっきりした。



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晩秋~初冬の庭

2015-11-22 | 生活の風景
山茶花、ウメモドキ、コリウス。





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マルカンデパート大食堂のソフトクリーム

2015-11-21 | 食べ物・お店


全国的に有名になった
マルカンデパート大食堂の30cmソフトクリーム。
このボリュームで180円!!
重心が高くて傾けられないから箸で食うのがデフォ。



この日初体験の初心者は食べるのに悪戦苦闘(笑)
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正義とは

2015-11-20 | 世界・平和


先日会津の旅で意外な人物の名を見た。
その名は先週書いた「恋歌」の中に出てくる市川三左衛門。

水戸藩の保守派である諸生党を率いた市川は、
尊王攘夷を唱える同じ水戸藩の天狗党を徹底的に弾圧。
天狗党武士の家族までも投獄、処刑した人物として
主人公が天狗党志士の妻である「恋歌」では
極悪非道、冷血な人物として描かれている。

しかし会津で目にした市川の名は
薩長を中心とした官軍に攻め込まれた会津鶴ヶ城に
水戸から援軍としてやってきた助っ人であり
英雄として記録されているのだ。
彼は会津周辺で戊辰戦争を戦った後
破れて水戸へ逃れ、そこでも多数の兵を失って
最後は江戸で捕縛され逆さ磔の刑に処せられたとのこと。

立ち位置を変えて見れば敵は味方、味方は敵。
とはいえどちらが良い方で、どちらが悪い方とは言えない。
諸政党は幕府への忠誠を元に行動したのだが、
それは幕府に属する水戸藩上士としては当たり前のこと。
天狗党は朝廷をないがしろにする幕府に反旗を翻し
尊王攘夷を唱えたとはいうものの、結局開国に与している。
(彼らの大半は水戸藩下士出身とのことで、
 恐らく自らの待遇への不満もあったのだろう)
双方とも自らの信念に従い、正義の戦いをしたはずだ。
「正義」なんてそんなもの。
考え方次第で「正義」の定義は180度変わる。

戊辰戦争を薩長と共に戦った水戸天狗党も
勝利の後、諸生党側の武士たちやその家族などを
やはり投獄、処刑している。
やったことは全く同じ、まぁ言って見れば私怨だ。
それでも天狗党の者たちは靖国神社に祀られ、
諸生党の者たちは歴史に残る漢奸として記録されている。
ちょっとした歴史のいたずらがあれば
もしかしたら立場は全く正反対だったかもしれない。
だからワタシは「正義」なんて言葉は信じない。

ただこれだけは言える。
双方ともに相手や相手の家族まで傷つけ殺したことにより
その歴史は余計に血塗られたものになったと。
何度でも言うが、暴力は暴力しか生まない。
暴力はどんなことでも解決の手段にはなり得ない。

写真は麟閣から見た鶴ヶ城。
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「リンゴの歌」

2015-11-19 | 音楽


リンゴの歌

赤いリンゴに 口びるよせて
だまってみている 青い空
リンゴはなんにも 云わないけれど
リンゴの気持ちは よくわかる
リンゴ可愛や 可愛やリンゴ

あの娘よい子だ 気立のよい子
リンゴによく似た 可愛い娘
どなたがいったか うれしい噂
軽いクシャミも とんで出る
リンゴ可愛や 可愛やリンゴ

朝のあいさつ 夕べのわかれ
愛しいリンゴに ささやけば
言葉は出さずに 小くびをまげて
明日もまたねと 夢みがお
リンゴ可愛や 可愛やリンゴ

歌いましょうか リンゴの歌を
二人で歌えば なおたのし
皆で歌えば なおなおうれし
リンゴの気持ちを 伝えよか
リンゴ可愛や 可愛やリンゴ
 (作詞:サトウハチロー、作曲:万城目正)
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危機感

2015-11-18 | 世界・平和
辺見庸さんのオピニオン
・・・とはいえまったくその通りであり
考え方や思想ではなく事実だ。
気づかないうちに社会は変容していく。

タイトルの「危機感」は
日本に迫る他国に対する危機感ではない。
私たち自身の周囲に対する危機感。
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会津グルメ

2015-11-17 | 
会津旅シリーズ最終回(笑)

正直言って
会津地方の地元料理ってのは全くイメージ無かった。
馬肉が名物ってのを行ってから知ってびっくり。
岩手じゃ馬は家族同然(南部曲がり屋は人と馬の共生家屋だし)、
「食べる」という文化は無いからねぇ。
しかも馬刺しってのは普通ニンニクなどと合わせると思ってたから
辛味噌と合わせて食べるってのにも関心。



まずは馬味噌ラーメン。
チャーシューも馬肉を使っている。
赤身が多くて意外に淡白。
写真ではこってり系に見えるけどスープも案外あっさり味。



そして馬刺し。
辛味噌が添えてある。
臭みが取れ、相性バツグン。



もう一つの名物がソースカツ丼らしい。
全国あちこちにあるけれど、ここのは何が違うのだろう。



一番気に入って、お土産としても買ってきたのがコレ。
身欠きニシンの山椒漬け。
会津は山間部だから昔は海の魚は干物がメイン。
それをこうやって戻して食べていたらしい。
他にも棒鱈の煮つけなど。
容保公もよく食べていたらしいよ。
昔ながらのこういうものが伝統的な地元料理なんだろうね。



茶室「麟閣」ではお茶もいただいた。
もっちりとした饅頭もgood。



最後はAIZUクリーム(笑)
なんと田楽味噌味。
ちょっと微妙(^^;
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会津へ

2015-11-16 | 
年3回あるJR東日本の「大人の休日倶楽部パス」期間が
この秋は明日まで・・・ってことで、
急遽土日で大人になってから行ったことがなかった会津への旅を計画。
一昨年の大河ドラマ「八重の桜」の舞台として興味あったのと、
実は高校時代の修学旅行で行った先ながら
当時はあまり興味なく、記憶も定かではなかったので
高校同級生の母ちゃんと「修学旅行おさらいの旅」ってことで(笑)

会津は古い街並みが残る城下町。
城下商業の中心地である七日町は散歩してても楽しい。















土蔵や木造の町家がそこここに残っている。
会津塗りの老舗もたくさんあり
「創業 安政⚪︎⚪︎年」とか「創業 寛永⚪︎⚪︎年」とか看板に書いてある。
ある店には「創業 江戸時代」と書いてあり
「ざっくりし過ぎだろう」と大笑い(^^;

ざっくりし過ぎといえば
鶴ヶ城でも隣を歩いていた地元の人たちらしき方々の話。
「このお城は誰が建てたんだっけ」
「えーっとね。ずっと昔の人」
声出さずに涙流しながら大笑いするのは大変だった(笑)



鶴ヶ城が幕末の松平容保公の城だったことは知っていたが
最初は蒲生氏郷が城主だったんだねぇ。
豊臣時代のこと。
なお、城内には千利休が切腹した後その子少庵を氏郷が匿っていたらしく
少庵が作ったとされる茶室「麟閣」が残っている。
実はここも目的の一つ。
千家が表、裏、武者小路と別れる2代前の人だけあって
3家それぞれの家元が書いた扁額が飾ってある。
さすが。







1泊した後、昨日は東山温泉へ。
(節約旅行なのでここに泊まったわけではない 笑)
ここも歴史を感じさせる鄙びた温泉街だった。
土方歳三も戊辰戦争の折、傷を癒しに来たという。
小原庄助さんの伝説はここだったんだねぇ。
ここも紅葉がきれい。















そして白虎隊殉死の地、飯盛山へ。
墓を見ると14歳から16歳、数え歳だから今で言えば中学生。
「敵に捕まり辱めを受けるより死して名誉を守る」と
お互いに刺し違えたりして亡くなったという。
痛ましい。



彼らが最後に目にした会津の街。





激戦の場所からこの洞穴を通って飯盛山に来たという。



猪苗代湖から引いた水路は300mもまっ暗闇だったらしい。



さざえ堂も彼らを見守っていたことだろう。

ところで会津も含め、旧幕府軍は心ならずも朝敵の汚名を着せられ、
徹底的に薩長軍に攻め込まれて敗退したのだが、
彼らが何か悪いことをしたわけではない。
いや、どちらかといえば武士道の忠義に従ったのは彼らの方。
ところが戊辰戦争後、新政府は
敗れた幕府軍の遺体を葬ることを許可しなかったとのこと。
そのため白虎隊の少年たちの遺体は獣に食われ鳥につつかれ
ようやく埋葬許可が出た数ヶ月後まで放っておかれたらしい。
(途中見るに見かねて埋葬した人間は罰せられ
 遺骨もまた掘り出されてしまったとのこと)
一方の新政府軍の戦死者は神と祀られ、神社まで建てられた。
それが今の靖国神社。

罰せられるべき罪を犯していない者たちについて
死した者までこれほどの扱いをするというのは武士道ではない。
これは蛤御門の変や安政の大獄の私怨でしかないだろう。
あまつさえ新政府軍の戦死者のみ神と祀るなんてのは
およそ国を司ろうとする人々の所業ではない。

一級戦犯合祀以前に
だからワタシは靖国神社を認めない。
そこには国を憂いてやむなく暴力に立ち向かい
命を落としていった旧幕軍の名も無き兵士たちは祀られていない。
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