3/18(月)20:49サンケイスポーツ
貴景勝が押し出しで翔猿を破った
大相撲春場所9日目(18日、エディオンアリーナ大阪)西前頭5枚目大の里(23)は関脇若元春(30)を寄り切って8勝目。勝ち越しを決めて1敗を堅持した。新入幕の尊富士(24)は小結阿炎(29)を押し出して初日から9連勝で単独首位を守り、10日目にはこの2人の対戦が組まれた。新大関琴ノ若(26)は関脇大栄翔(30)を押し出して7勝目。かど番の大関貴景勝(27)は翔猿(31)を押し出して7勝目を挙げた。
貴景勝は過去5連敗を喫したこともある合口の悪い翔猿を押し出し、7勝目。4連勝で8度目のかど番脱出に王手をかけた。
右に回り込んで逃げる相手を何度も頭から当たって追い込み、もろ手でついて土俵下まで吹っ飛ばした。本人は「いつも通り」と多くは語らないが、首の不安を感じさせない気迫の取り口。残り6日、難敵撃破で波に乗っていきたいところだ。