2/27(火) 12:51サンケイスポーツ
西武は27日、帝京大とアスリートメッド株式会社と協力して本拠地・ベルーナドーム向かいに建設中の「ライオンズ整形外科クリニック」を4月1日に開院すると発表した。
2階建ての同クリニックは1階に受付や待合室、診療室、各検査室などを設け、ディープラーニング(AI)を活用して高精細な画像が高速で撮影できるMRI(磁気共鳴画像診断装置)や、圧力波で痛みを和らげる体外衝撃波疼痛治療装置のほか、一般X線撮影装置、超音波診断装置(エコー)、骨密度測定装置などを備える。
2階はすべてリハビリスペースとなり、一般の患者からアスリートまで幅広く、患者一人ひとりの生活スタイル、競技やプレースタイルに合わせ、理学療法士が個別にリハビリテーションをサポートする。
帝京大学医学部の准教授で、ライオンズのチームドクターを務める増田裕也(ひろなり)氏が 院長を務め、スポーツ障害診療を専門としたドクターなど4人体制で運営する。
♦増田裕也院長 「私はこれまで、帝京大学整形外科で、膝関節外科診療やスポーツ外傷診療を専門にキャリアを重ねてまいりました。ライオンズ整形外科クリニックでは、これまでスポーツの現場で培ってきた多角的なノウハウとサポートを、アスリートのみならず、スポーツに取り組む方や身体に悩みを抱えるすべての方にお届けいたします。患者さま一人ひとりの状態に合わせて寄り添い、治癒に向けて一歩一歩共に進んでいけるような、クリニックを目指してまいります」
♦西武・松井稼頭央監督 「これまでも増田先生をはじめ帝京大学の先生たちには、チームドクターとして選手の身体に異変が起きた際に迅速に治療していただきとても助かっています。クリニックがベルーナドームのすぐそばにできることで、選手たちからすると万が一のことが起きた際にもさらに安心だと思います。もちろんけがをしないことが一番なので、事前の検査やけがの予防にもさらに取り組めるようになることも期待しています。一日でも多く元気にプレーができるよう、そしてパフォーマンスをさらに発揮できるように、チームとしても積極的に活用できたらと思います」