Il film del sogno

現実逃避の夢日記

悪は存在しない

2024-04-30 20:37:21 | 映画
4/30(火)曇り時々にわか雨
連休4日目。暦の上では平日だが休暇取得。定刻(7:30)起床。兄貴分と散歩、果実と乳製品の朝食、雑用を少し。10:00家を出て渋谷へ。東急のショッピングモールで柏の葉を買う。次いで井の頭線で下北沢へ。周囲をぶらついて街の景観が変っているのに驚く。若年層中心に外国人も多い。めざす映画館は商業施設の2階にありレンタルスペースと洒落たカフェが併設されている。580円也のコーヒーを飲んで新聞精読。12:50上映開始の濱口竜介の新作はヴェネチアで賞を獲ろうが都下2館上映という渋い興行。東急沿線セレブの御用達映画館で観る気にならず、シモキタ-エキマエ-シネマ K2を選択したが、こちらも上品な老若男女で満員御礼。元は音楽家・石橋英子のソロライブ『GIFT』で上映するための映像だったそうな。信州の高原で起こる開発計画を巡るセミドキュメンタリーを思わせるストーリー。その美しい景観と人間同士の軋轢。不協和音のように不気味に迫るサウンドトラック。これほど突き放したラストもあるまい。タイトルは監督一流の皮肉か。観終わってわだかまる、その意図や真意。映画は観た者の数だけ解釈がある。「人身御供」「神の目線」「憑依」など自分なりのキーワードが湧いて大いに楽しめた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラブ・アクチュアリー | トップ | さらば愛しき大地 »

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事