Il film del sogno

現実逃避の夢日記

碁盤斬り

2024-05-19 21:34:20 | 映画
5/9(日)曇り時々小雨
7:30起床。ゆっくり散歩、じっくり朝食、庭掃除と洗車を済ませて近所のシネコンまで出向く。11:45上映開始の邦画は一昨日から公開。場内3割程度と出足は鈍いか。原作小説あるようだが、ネタ元は講談・落語で有名な≪柳田の堪忍袋または碁盤割≫である。名人・古今亭志ん生、志ん朝親子の十八番で馴染あり。加藤正人のシナリオ(脚色)は、古典落語の人情噺を上手く復讐譚にしていた。監督はインディー系で時代劇初メガホンの白石和彌。主演は草彅剛。脇に清原果耶、國村隼、斎藤工、小泉今日子、中川大志 という手堅い布陣。役者陣の熱演はむろんのこと江戸の街並みや美術・セット・衣装・殺陣などのスタッフワークが素晴らしい。藤沢周平の諸作の映画化も佳作は多いが、定番のお話でも役者が好演して、優れたスタッフに支えられ、キチンと演出を施せば、まだまだ時代劇は充分に面白い。親子(父娘)の鍾愛や主君へ忠義など、現代ではありえない感覚だろうが、観る者の琴線に触れると云うことは普遍性もまたあるということだろう。大満足で劇場をあとにする。帰宅して兄貴分と2度の散歩。夕方から唐突に歯痛に襲われる。鎮痛剤を飲んで夜はひたすら読書。

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