Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ラスト、コーション

2008-02-08 02:12:00 | 日記
2/7(木)晴れ
終日事務所にいて慌しい一日。午後、派遣の面接あり。長身で笑顔の清々しい明るい女性でありました。育ちの良さは挨拶に出る。即採用。夕刻、同好会会長よりお誘いあり、日比谷でアン・リーの新作を観る。日中戦争期、日本軍占領下の上海を舞台に一人の女性スパイを見舞う激しい運命。
リーといえばマイノリティを描いた秀作が多いが、娯楽性も併せ持つなかなか器用な監督でもある。さて本作、激しい濡れ場シーンでR-18ばかりが強調されているが、往時の香港・上海を再現し戦時下の特殊な男女の愛憎が描かれ、2時間半を超える長尺も飽きることはなかった。トニー・レオンはさすがに渋く、新人のタン・ウェイは文字通り体当たりの演技で大器の片鱗を感じる。邦家のお嬢ちゃん女優とは肝の据わり方が違う。終演後、小屋の隣の中華料理屋で遅い夕食。帰宅24:00。帰れば帰ったで義妹がらみで大騒ぎがあったのであるが、これは割愛。人間、死に際まで尊厳は保っていたいもの。
コメント
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