前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

11.救急処置室の診察室で

2013-02-06 02:36:19 | 健康・病気

ブログの内容が、現在と過去が一緒になっていたり、内容が重複したりしていて、読みずらいと思います。読んで下さる方には、内容が分かりずらいと思います。ごめんなさい。

ブログ10は、ブログ5・6のつづきです。なので、ブログ5は去年の10月6日頃の出来事で、ブログ6は同じく去年の10月6日で、5のつづき です。この11も5・6・10のつづきです。

読みづらくてすみません。


犬の散歩や車の運転をしていて、救急車を見ると、去年の夫が救急車で運ばれた時の事を、バァーーー と 思い出してしまいます。 思い出したくないのに・・・

でも、その時の事を思い出して、記憶が徐々によみがえり
 ( あっ そういえば) と、現在につながることを思い出したので今日は、そのことを書きます。


2012年10月8日(日)大学病院

救急処置室の廊下を隔てた診察室で、入院後主治医となる精神科の若いY 先生(20代後半?30代前半?)と、その後ろに、指導医と思われるちょっと髪の毛が薄く後退してきているけど、優しい顔立ちの優しい眼差しの40代のS先生が同席して、主人の事をいろいろと質問なさいました。(そのことで、特に覚えていることを書きます)

医師の質問

ご主人は、低ナトリウム血症です。ナトリウム値がかなり低くなっています。これ以上低くなると痙攣を起こしたり、死に至ることもあるのですよ。急にナトリウム値を上げると危険なので、点滴と食事で徐々にナトリウム値を上げていかなければなりません。このまま入院してもらいます。ご主人はどのような水の飲み方をされていましたか?

  夫は、糖尿病で、稀なことだが、2型から、1型の糖尿病に変異しているといわれていることを、前置きして、水の飲み方がどんなふうに異常だったか、止めると、逆に、ますますがぶ飲みして量が増えたことなど、話した。その異常ぶりが下記の通りです。

起床時にコップ1ぱい、

食前の薬を飲む水の量・・・普通の人なら1錠をコップ半分で済む
【錠剤1錠でもコップ1ぱい(5~7錠で2~2.5はい)、粉薬で1ぱい】

食後の薬も同様に2はいくらい

食後お茶(抹茶入り玄米茶)をマグカップで1ぱいと別に急須に1ぱい入れて2階で飲んでいる

昼食時も同様に薬を飲むので、やはり水は2はい~3ばいとお茶(ウーロ茶)1ぱい

3時にコーヒーを1ぱい(無糖のガムシロップを2滴入れる…夫が自分で)

夕食も薬を飲むので同様だが、お茶は飲まない

また、おしっこをするたびに、コップに1ぱい~2はい、

わたしや姑が止めても、かえって、逆効果、この地域の方言で えへで(わざと、とか、反抗して、という意味) 余計に多く飲んだことを話した

就寝前も、薬を飲んでいたので、同様に、また水の量は多かった

≪8月頃は夜寝ていて失禁(夜尿症)を3~4回していたので、水を飲んでいた≫

医師 『そうすると、多い時で1日6リットルくらい飲んでいたことになりますね

    普通は多くても2・3リットルくらいですよ。』


医師の質問

脳のCT検査をしましたが、脳の前のところに、ちょっと気になる小さい傷があるのですが、どこかにぶつけたりしませんでしたか?(この質問を何度も、しつこく感じるくらいに繰り返された)
 


今思えば、あの時は、なぜこんなにしつこく聞くんだろうとは思ったものの、気が動転していて、夫のその頃の生活を思い出し思い出し、話すのに精一杯で、医師の真意を汲み取ることができなかった。


・糖尿病なので、低血糖を起こすこともあり、倒れたことはあるが頭をぶつけたかわからない


・夜中におしっこにおきて、寝ぼけてか、あるいは脊柱管狭窄症なので腰が痛くてちゃんと立てなかったかして、ふらついて、倒れたこともあるが、隣の部屋で寝ているのでどこをぶつけたかは、わからない。


・夫がじぶんから、倒れて、TVまで倒れていたと言っていたこともある


・わたしが仕事でいない時、血糖値が高くなることを気にする夫が運動しようと、姑に助けてもらい、体を支えられて、体操をしていて、転んで、食器戸棚にぶつかったとは聞いたが、その時は背中をしたたかに打ち付けて、ちょっとの間、痛くて立てなかったと姑から聞いた話をした


つまり、脳の前の傷は、転んでできたものと思われていたが、医師も、もしかしたら、救急搬送されて診断した時から、脳の委縮、もしかしたら前頭側頭葉型認知症を疑っていたかもしれないのです。わたしは今になってそのことを思い出し、気づきました。馬鹿だなあ~~ 今頃気づくなんてと 思います(笑い)


そして、結局は、入院後、脳のCT検査・MRI検査・脳の血流検査等、いろいろの検査の結果、前頭側頭葉型認知症と告知されたのです。


告知は、家族のみで、夫は自分が前頭側頭葉型認知症と知りません。夫の性格から、不安が強くなることを家族も心配し、主治医も同様の判断をしてくださいました。