前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

21.夫がベットから落ちた

2013-02-20 04:23:39 | 健康・病気・認知症

H25.2.18 勤務中 午後3時半頃

S病院から 電話

『 ご主人が 朝 低血糖を起こされ、 ベットから落ちて おでこを擦り剥き 

たんこぶもできました。 水を多飲されますので、 夜間 コップを使用できないよう

に こちらで 寄せておきますので ご了承ください 』 との 連絡あり

ドキッとした
夫が死んだか?? 倒れて意識が無くなったか??  と 電話に出たので
よかった と ホッと した

これからは 電話が来たら こんなふうに 

 悪い事態を想像して 電話に出ることになるんだな と   

たまたま 出勤してすぐに、時間休をお願いしていたので、

( 姑に冷静に話すため、と、姑が早くふとんに入って寝て?しまうため  ) 

4時には自宅に帰って、

電話の内容を娘と姑に伝えた


夕飯の支度 少し前 5時頃 夫の 妹に電話

夫の状況と15日・17日・18日(午前中のSi医師)の面談の内容を伝えた

どうしたらよいか相談した

わたしは

夫を ディサービスとかショートステイなど 使って お父さんを

自宅で介護したい

夫は帰りたい希望だし、このまま病院で 帰りたいと言っているのを

そのまま 死ぬまで 病院に入れておくのは かわいそう

出来たら、低血糖で倒れたり、低ナトリウム血症で救急車を 呼ぶことが繰り

かえされて それで 死ぬことが あったとしても 

夫の事を考えたら それでもいいのじゃないか?

と 考えている事を 話した


義妹の考え・意見

おばあちゃんが兄さんを怖がっていたし、いくら他のお年寄りより元気に

見えても やっぱり 86歳だし、かなりの年だよ

おばあちゃんも いつどうなるか わからないよ

年だから どう考えても 無理だよ

結果

私も、そのことは十分にわかっていることなので、その選択肢しかないと

義妹の意見に従うことにした


その後 夕食を食べる前に  姑に

午前中にS医師からT病院に入院して、血糖値のコントロール治療を

受けることはできないと言われた と 伝えた


姑は  そうすれば 〇にはかわいそうだけど S病院にいてもらわないと

娘は  それでいいの? おばあちゃんはそれで後悔しない?

 17日のT病院の主治医の先生の話だと、お父さんの寿命は

      長くないって言ってたよ

 (娘は、寿命の事を言われるとは思ってもいなかった、ショックを受けたと、T病院の面談の帰りの車の中で言っていた) 

 お父さんは、 家に帰って来たくて、死ぬとか、帰るとか言っているんだよ

   それで いいの?

 姑  仕方ないじゃないの  それじゃ 家に連れてきて みるの? 

    わたしは 年だし ふらふらするし  

    去年の事    考えると 恐いし とても 無理!!!

   それでも 連れてきて やれって 言うのか? ( 姑 少し 怒りモード )      

        
        去年の事とは   

   ( 首を絞められたをこと、 夫の体を支えて洗髪に付き合ったり、

   何度も階段の上り下りを繰り返し、洗濯を干しに行ったり、シーツがよれた

   のを直せと言われ直しに行ったり、体操する夫の体を支えていたり、

   いっときも離さず用を言いつけられていた事、等 )


娘  でも、T病院には長くいられないかもしれないんだよ

    だから いつかは 家に連れてきて 面倒を みないと いけないよ

私  その時は ディサービスとかショートステイとか 使って お父さんを介護

 していくしかないんだよ

姑  でも それは わたしは できない 無理だ!

娘  

   わたしとお姉ちゃんと相談して

   2泊3日とか3泊4日とか休みもらって

   入院中でも 外泊する時 それに合わせて 

   わたしか お姉ちゃんが 帰って来るようにするから 

    協力するから どう? 

 
≪ このことは わたしが 仕事から 帰って来た時 むすめから 提案

   された うれしい ことだった。 ただし その時は 上のむすめは知

   らない事で 下のむすめが 思いついただけで 言ったことだった。

   夜に、上のむすめに電話し二人で相談して、それで決まった。

   ただ、上のむすめは遠方での友人の結婚披露宴が2つあり、経済

   的に厳しいので、交通費の援助をしてほしいとの事。上のむすめの

   会社は帰省手当がないが、下のむすめには確か年4回?ほど有っ

   た筈。上の子には、金銭的にも会社に勤める人間としても負担を、

    下のむすめには、会社の責任ある仕事を任されているようなので、

   時間のやりくりの負担と疲労の心配、上の子の健康ももちろん心配 ≫

姑   うれしい そうしてもらえると 助かる


私も とてもうれしかった 


     まだまだ 先が どうなるか わからないけど

 いつ何時 

       夫が

低血糖で倒れたり、低ナトリウム血症で 痙攣起こして意識を無くし

          死ぬことが あったとしても 

  夫の事を考えたら それが 今できるベストな方法 かも

わたしが 仕事を 辞めて 夫を 介護するのが 本当のベストだか 

それが 経済的に 無理な以上 むすめ達の協力に頼るしかない

 

      むすめたちへ  ありがとう よろしくね

                 母さんも助かるよ

                   おとうさんも よろこぶよ

                   もちろん おばあちゃんも
 

19日午前

地吹雪の酷い中飛行場に娘を送ってきました

むすめは 晴れ女だね 

吹雪が止んでの晴れ間を くぐって 飛行機で 帰って行きました

またね  ありがとう

 

 

 


20.T病院のS医師と面談

2013-02-20 01:20:04 | 健康・病気・認知症

H25.2.18

T病院のS医師と面談 娘が付き添ってくれた

優先して言った事 : 夫が血糖値コントロールを良くしたいので、S先生の病院に

              入して治療を受けたいと、夫本人が希望している事

結論  :  認知症の患者さんは受け入れられない

  外来での診察なら問題ない )

     S病院の主治医もそれは解っている筈 ( 私もそうだとおもったがS医師に

     確認したら、結果を夫が納得してくれると思った )

血糖値のコントロールと水の多飲について :  

   水を多量に飲むことにより、血糖値は低くなりやすい

インスリン注射の回数が4回から3回に減っていることについて : 

    大学病院から申し送りが有る筈だが、Ⅰ型の場合速効型のインスリンばかり

   でなく、一日中効いているランタスは必要なんだが、主治医の先生は内科の

   免は持っていないのかなあ、そこには内科は無いのかな?

        私    : S病院にも内科は有るが今は精神科で診てもらっている。

               主治医の先生が内科の免許が有るかはわからない

        S先生 : 内科の先生にも診てもらえるように話してみてはどうか

               でもその主治医の先生に失礼にあたるなあ

            僕の所で診てもらいたいとご主人がおっしゃっている事で、

            その主治医の先生の気分を害されていると思いますよ。( そ

            れはそうだと私も思う。看護師さんや主治医の先生に悪態や

            暴言を吐いていると思う ) ご主人の場合は、他の病院でも受

            け入れられないと思いますよ。T病院との関係が悪くならない

            ようになされた方がいいですよ。

会話の中でS先生が糖尿のインスリン注射の指導だけに他の病院に出向いている

を知ったが、簡単に他の病院に移ることはできないとの事。ケースワーカーに

談したらどうかとの事。

私は次の事を訴えて、先生に何かいい方法はないものかとお聞きした

 ・多飲と食事を残したり捨てたりしている事

 ・姑が86歳で有る事、姑を夫が頼りにしきって兎に角用事を頼むこと (幼児の

  様に)

 ・突然暴力を振るわれている事、暴言を吐くこと

 ・低血糖を起こしている事、それにより倒れる事があり、その場合夫がブドウ糖を

  飲みたがらず拒否する態度の酷い事

 ・多飲によってまた低ナトリウム血症を起こす可能性大な事、

先生は、『 専門外の事でよくわからないが、奥さんのお話を聞くと自宅で介護され

のは無理だと思いますよ(奥さんは働いていますよね)。』


初めからこのことは予想していたけれど、

改めてそのことが現実として確定されてしまったようで、

道が塞がれて行く、閉ざされていく。

夫が感じて、いつも言っているように

 『 俺はあと、ここから出られないんだな、ここで死ぬんだな 』  が、

どんどん現実となって進んで行っている。

泣けてきて泣けてきて、涙があふれて止まらない。先生の前でも泣いてしまった。


待合室で、むすめに 『 家に帰って相談しよう、おかあさん、車運転する時は泣かな

でよ、危ないから、いろいろ考えないでよ 』 と 先を読まれて、注意された。

( はい その通り いつも 母は 考えて 泣いて 曲がるところ曲がらずに 

  ボーっと運転しています トホホの情けない母です 良くご存じで

 さすがわが娘)

『 ありがとう  そうだね