前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

179.糖尿病末期

2015-10-09 11:19:24 | 糖尿病と前頭側頭型認知症

夫が糖尿病末期と診断されたのが、去年の3月、日赤に入院している時でした。

最近、夫の口から、「 また、血糖値が測定不能になった 」と聞くようになっていました。

それが今週がほとんどそういう状況で、

日中から寝る前まで 血糖値 600 から 測定不能 の高血糖が続き、それでも翌朝朝食前血糖値が 低血糖なので、 寝る前にはバナナを一本食べているのです。


寝る前に、バナナを食べるようになって、もう2~3ヶ月になります。
寝る前に高血糖でも翌朝には低血糖
この状況は、8月頃から始まりました。


昨日 10月8日(金)11時 主治医と面談しました。

最初は私と主治医だけで話しました。

血糖値が測定不能になってきている事を夫から聞いたことから話をはじめました。

インスリンの調整も、いろいろ変えてみてくれているそうですが、血糖値が下がらなくなってきてしまっているようです。

大学病院に入院していた時の検査で、膵臓からインスリンが出ていないⅠ型糖尿病と診断され、ここの病院でも膵臓からインスリン出ていないのは同じだそうです。

高血糖になる原因として考えられることとして

稀に、膵臓などにガンができる場合があるが、夫の場合はⅠ型糖尿病をずっと患っているのでまずそれは無いだろうとの事でした。

その次に考えられrのが、朝に低血糖を起こすと、肝臓が血糖値を上げるホルモンを分泌することがあるとわかってきているので、夫の場合は、これにあたるのかなと考えているとの事でした。

測定不能になるほどの高血糖と低血糖を繰り返す状況は、もう糖尿の末期と考えられるので、一日中インスリンが効くランタスEXを夜に少しずつ量を調節して、即効性のあるアピドラの量を増やして、血糖値を下げるように試してみますと言っていただきました。

ただ、このまま色々と試していても、ヘモグロビンA1cも 9.3 にまで上がってしまい、心不全、脳出血など、何が起こっても不思議ではない状況にまでなっている。高血糖が続くと血管がボロボロになるなので、調整するのも、期限を切って行い、その後は大きな病院に移った方が良いと言われました。
「ここに居ても、救急車で大きな病院に搬送する事態が起きても不思議ではない状況です。」とも言われました。

その時には大きな病院、精神科のある大学病院か市立病院、でも、一度入院したことなある大学病院への転院をお願いしました。


夫を交えての面談では
 
 夫 :「この前、急に点滴されてびっくりした」
主治医:「測定不能があまりに続くので、水分で血液を薄めて、尿から排泄させるように試してみましたが、あまり効果がありませんでした。」

この会話を聞いて、もう本当に糖尿病の末期が本当なんだと実感しました。

夫が、先生の言った本当の意味(糖尿病の末期でもう手の打ちようが無くなって来ており、死ぬような大事が起こる事)を理解したのかわりません。

「いや~~、もう昼飯だや、血糖値測らねばね」と、食事と血糖値の事が気になっているようでした。

やっぱり時間へのこだわりがありました。前頭側頭型認知症も間違いなくありました。


夜、長女に連絡し、次女にも教えてくれるように頼みました。
姑には、説明もむずかしいし、聞こえないし、転院することが決まった時に、転院するとだけ話す事にしました。

娘達から、還暦祝いに、東京への片道切符を貰っていましたので、主治医に10月末に出かけたいと思っていましたが、止めたほうがいいですねと聞きましたが、「う~~~ん、、、、」と首をひねっていました。
ずっと出かけることに迷っていましたが、つい最近娘たちに思い切って行くと話したところでした。
「ずっと迷っていたので、やっぱりやめます!」と話しました。

その事も長女に話しました。とても残念です。

色々と残念です。残された時間を楽しくすごすように努めたいと思います。

174.今の夫のようす

2015-08-30 20:56:12 | 糖尿病と前頭側頭型認知症

平成27年8月30日現在

夫はとても安定しています。

今日も外出しました。

外出目的は、床屋で散髪です。

カットAという理容室で、65歳以上1500円で顔そりと散髪がセットでできます。

散髪後、草生津川の土手を私と一緒に散歩しました。

歩く様子も足取りがしっかりし、以前はお尻をクネックネッとさせて歩いていたのが、今はゆっくりながらすっすっ歩いています。
歩き方までしっかりして不思議です。

自宅に帰って来る車の中で、血糖値・インスリンの報告もありました。

利尿剤が四日前から飲まなくても良くなった。
利尿剤は、糖尿病の末期と言われ、腎不全の診断を日赤で受けた時、腎機能のために処方されたのです。
「飲まなくなって大丈夫?」
「おしっこが出なくなった」
「えっ?」
「コーヒー飲むと出る」
とのこと。

まずは私も夫の様子を見る事にし、内科の先生に問い合わせることはせず、お任せにすることにしました。

血糖値は就寝前は300位あっても、朝には90位に下がっている
そのため、インスリン量が下がった
ランタスが  22単位
アピドラ 朝食前 18 昼食前 15(?) 夕食前 6

抑肝散を日赤から退院して、今のS病院に戻ってから飲むようになっていま。


前頭側頭型認知症の特徴は、以前のように顕著ではないような気がする。

〇時間・時刻に固執する
 
 ・病院に迎えに行く時刻を私が気にして、時間前に着くようにしているし、遅刻したら、帰る時刻を遅刻した分だけ遅く家を出ている
 ・自宅に帰って来て食事をする時など、食事できる時刻を前もって宣告しておく
   *以前のように、自分から6:30に食べるとは言わなくなって大助かり
   *余裕があるようになったのは、階段から落ちてからの大きな変化
 ・外出する時刻は13;00、病院に戻るのに自宅を出る時刻は16:30

〇こだわり
 ・自分の決めた予定は、絶対変えない
   *外出の目的を決めて、絶対に変更できない

   ・本を買いに行く
   ・デパートに行く
   ・コーヒーをイオンのスタバにのみに行く
   ・散歩に行く   
   ・CDを聴く・・・その時に決めたジャンル

  一回の外出で二つの事をする時は、散歩が入る


(今の夫の楽しみ)
  読書・・・今野敏から西村京太郎に戻った
   今野敏はまだ作品が少なく、TVドラマ化されたと知ったら読まないと言った。
   西村京太郎もドラマ化されているのに、それは気にしないらしい。作品もたくさんあるし、飽きないようだ。
  野球観戦
   ・アメリカ大リーグ  
   ・日本のプロ野球(アンチ巨人)巨人以外のチームが勝っていると喜んで見ている
   ・高校野球 
      夏の甲子園でのわが県の代表校はどうでもよかったらしく、自分の応援している高校があったらしいが、どこの高校か、わからない
  自宅に外出・外泊して来ること
   ・散歩する
   ・洋服など持ち帰る
   ・レコードやCDを確かめる
   ・本を確かめる

〇不潔
  ・同じ洋服をずっと着たままで気にしない
  ・今は病院でお風呂に入るように言われて、習慣となっているので、3~7日で着替えている
    それでも、汗をかいたものを三日も着ていると、この暑い夏場は、汗臭くて酸っぱい匂いになっていた

〇失禁・失便
  ・一時期、ちょっとした外出でも、頻繁におしっこが出たくなったり、病院に戻る途中に我慢できず、野小便することがあったり、コンビニで間に合わず、失便の事もあったが、今は何故か失敗していない。


〇反社会的行動
  ・乱暴なことはしなくなった
  ・私や姑に悪態はあまり言わなくなった
  ・病院に入院している患者さんの事は相変わらず、「あれはよ・・・・」「あいつは、汚くてよ」と、顎でしゃくって悪口を言う
  ・相変わらず看護師さんの好き嫌いがある
  ・相変わらず女性蔑視・・・それでも、私と姑と娘達・妹や姪たちは別に悪口の対象でなくなった


以前、あれほどおかしげな行動をとっていた夫を思い浮かべるのが難しいほどに、今は普通に近い夫です。
穏やかで、素直で優しい口調の夫になっています。

これも認知症のなせる業なら、神様仏様がもっと残りの人生を大切にしなさいとおっしゃっているのかもしれません。
今の生活に感謝して、夫との生活を大事にしていきたいと思います。

  



160.NHK教育チョイス 『認知症予防』 を見て

2015-02-15 17:28:13 | 糖尿病と前頭側頭型認知症
2月15日(日)午後4時 からの NHK教育TVの【チョイス『認知症予防』】を見ました。

認知症を発症するのにおよそ20年位かかる

認知症発症にかかわる病気 高血圧 糖尿病 
 生活習慣病を早いうちから改善しておかないと大変な事になる!

認知症になる悪い選択枝  喫煙 睡眠不足
 アミロイドβは寝ると、脳から排泄されるが、
 一晩徹夜をしただけで、そのアミロイドβが排泄されず残る 

認知症に良い行動 運動
 週3回 30分~40分程度 息がはずむ位の散歩
     一緒に歩いている人と会話はできるが歌を歌う事が出来ない程度の速歩
 認知症を発症した人でも、このウォーキングを一年間実行した人の脳を調べると海馬が大きくなったと言う研究報告があるとやっていた。
 アミロイドβは認知症を発症する20年前から脳にたまり始める
 同じく記憶に係る海馬も小さくなり始める
 認知症の人は歩くのか遅いが、発症する前から歩き方が遅くなっている

認知症予防に効果があると期待できる食品 
 牛乳などの乳製品 ヨーグルトでもよい
 乳製品に含まれるミネラルやマグネシウム・カルシウムが良いらしい

アルツハイマー型認知症の薬
 アメリカでインスリンの吸入の治験をやっているとのこと。
 血液中の糖がインスリンによって細胞内に取り込まれることを利用して、吸引することで脳に直接インスリンを届けて細胞を活性化させる方法らしい。


 糖尿病と診断された時(42才頃)にもうすでに歩行速度が異常に遅かった
 夜一緒にウォーキングをしていたが、夫の歩くスピードがあまりに遅いので夫を追い抜いて、私の方が距離を伸ばして45分歩き、夫は距離を短くし30分と短時間のウォーキングになっていた事を思い出した。

 高血圧、糖尿病、睡眠障害(仕事が24時間勤務・夜勤勤務のあるだったため)もあったし、牛乳は全く飲んでいなかった。
牛乳は、夫がうつ状態(55才頃)の時に、脳を休ませるセロトニンの出が悪くなっている時は、牛乳に含まれるトリプトファンが良いと医師に勧められました。
それでも、夫は絶対自分の意思を曲げず、飲みませんでした。

わかさの秘密 のホームページからコピペします。 
 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/tryptophan
トリプトファンとは、必須アミノ酸のひとつで、食事から栄養分として摂取しなければならない成分です。牛乳から発見され、乳製品や大豆製品、ナッツ類などの様々な食品中のたんぱく質に含まれています。精神を安定させ、鎮痛作用を持つ神経伝達物質の原料となります。


 トリプトファンを含む食品
 ○乳製品
 ○大豆製品
 ○ナッツ類
 〇レバー
 〇カツオ・マグロ
 
 こんな方におすすめ
 ○ぐっすりと眠りたい方
 ○心身が疲れている方
 ○不安や緊張から開放されたい方
 ○ストレスをなくしたい方
 ○集中力をアップさせたい方
 ○月経前のイライラや体の不調を改善したい方
 
 
 
 

 夫は認知症になるべくしてなったのかと、TV番組を見て思いました。

 以前の夫は牛乳も果物も血糖値が上がると嫌がっていましたが、前頭側頭型認知症となってからは
 病院の看護師さんからも食べるように言われたのか、「血糖値が高くなる、なった」と言いながらも、
 今は牛乳も飲んでいます。嫌がっていたフルーツも食べるようになっています。
 
 

 フルーツの果糖やはちみつは血糖値が速攻で高くなる食品です。GI値の高い食品です。
 GI値の低い食品を摂る事が、糖尿病の人には良いと思います。
 
 

 大塚製薬
 そもそもGI値って何?
 http://www.otsuka.co.jp/health_illness/gi より

 GI値とは
 食後血糖値の上昇度を示す指標のこと。つまり、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までに血液中に入る糖質の量を計ったものです


自分のブログ記事を書くのに、自分の記憶に自信が無いので、色々検索して見ましたが、読みずらいですね。読んで下さる方ごめんなさい。

GI値の低い食品を摂ったり、先に食物繊維の多い食品・料理を食べた後に、炭水化物を食べると糖の吸収がゆっくりとなって、急激な血糖値の上昇を抑えられる。それが、脳のアミロイドβの蓄積を抑えられるし、認知症にもならないかもしれない。
脳の疲労を解消するには、乳製品、トリプトファンを取り入れる。
週3回、30分位の速歩のウォーキングをする。
和食中心の食事に心掛ける。
早く寝て、良い睡眠を取るようにする。

健康で長生きするためには、若い頃から、こうでなければならないのでしょうけど、今からでも頑張ろうと思います。

次々と色々な情報が流れて来て、追いついて行けるように!

私も、気をつけないと、コレステロール値ばかりでなく、中性脂肪値も正常範囲を超えてしまいまいした。
認知症の本人ばかりでなく、介護者も健康に注意しないと、認知症の家族を見守り続けられませんものね。
私は人には厳しく、自分には甘い人間なので、自分の体を甘やかせず、生活を見直して健康に注意して暮らしたいと思います。

151.久しぶりの更新ー個室に移動しました

2014-11-25 11:18:57 | 糖尿病と前頭側頭型認知症
2014/11/24


151.久しぶりの更新 - 個室に入りました



gooブログへの移転がこの連休中はできそうにないので、今までのことを書いておこうと思います。


11月7日(金)
9月以来の眼科検診に夫を外出させました。

驚くほど穏やかに検査を行う事が出来ました。
ただ、検査技師さんの思うように眼球を一点に目を凝らして集中しておくことがなかなかできず、「目を動かさず、赤い点を見ていてください」と何度も言われました。

そばで「お父さん、赤い点だよ。目を動かさないで、じーっと見るんだよ」と、注意しました。

お医者さんのいう事はまあまあ指示通りにできたようでした。
結果は、視力に変化は見られない。
白内障の目薬もいらない。

まずは、血糖値のコントロールに気をつけて、次回は来年の1月末か2月初めに検査に来るようにという事で終わりました。
不穏になる事もなく、時間を気にすることはありましたが、「もう〇時〇分だ」と、いうこともありませんでした。

あまりに自然で、夫が前頭側頭型認知症とは思えませんでした。

毎週のように日曜日外出し、イオンの中にあるスターバックスでコーヒーを飲むと言う習慣が出来ていて、生活に張り合いが出来て、夫も満足し、精神も安定しているからだろうなと感じました。

本当に穏やかに過ごしていましたが、中旬、病院の相談員の方から、施設への入所希望を今から打診しておきましょうと、勧められ、あまり乗り気ではありませんが、承諾しました。
希望を出しておいても、夫の場合、他の患者さんとトラブルを起こす恐れも、施設から無断で出てしまう恐れもあるため、閉鎖施設を希望したので、そういう施設は、入所待ちが、5年以上になるのだそうです。
先ずは、入所の希望があり、打診しておくだけとの事でした。
市内には、2ヶ所しかありません。
まだ、5年以上あるのなら、夫も同症状が進むかわからないので、お願いする事にしました。

イオンのスターバックスでも、夫はちゃんと椅子に座って待っていられます。
以前は、行列を見ただけで、「飲まない、帰る」と言って、迷子になったりしたので、あまりの良好の変化に驚いていました。
注文はいつも同じです。
カフェ・アメリカーノのホットのショートサイズ、ブラックで、すぐ飲めるように紙カップに入れてもらい、氷を何個が入れてもらいます。

一度、近くに座っている人が食べているパンケーキを見て、「んめそうだな~、くいでなぁ~」と、いかにも食べたそうに、でも、我慢している様子がうかがえて、つい「食べる?」声をかけてしまいました。でも、夫が食べてもよさそうな、低カロリーの物が無かったので、スコーンに似たバターケーキ(?)を注文してしまいました。高カロリーなのはわかっていたので、「一口だよ」と言ったのですが、2口食べてしまいました。半分ほどでした。
病院に戻って、低血糖が心配だったので、食べさせてしまった事を話しました。

その後、高血糖になったそうです。当たり前なのですが、その後、やはり血糖値にコントロールに難儀するようになってしまったようです。

ここの所、コーヒーの缶(蓋付き)を拾って、水を入れ、隠して夜中に飲んでいたようで、明け方や日中、低血糖を起こすようになってきていました。

そして、やっぱり、前頭側頭型認知症です。同室の人の悪口を言い、その方達と喧嘩になり、個室に一時的にうつされることになりました。
最初は一時的にのようでした。

内科の主治医と20日面談しました。
夫が外出する度に、好き勝手をして、食べたり水をがぶ飲みしたり、お金(小銭)を持って来たりしていました。
病棟でも缶に水を入れて隠していましたし、同室の人がお金が無いと騒いだりと、色んな事が重なっていました。そのため、看護師さんたちの間でも、夫が毎週外出することに反対の方が出て来ていました。
仕方のないこととは思いました。血糖値のコントロールが難しくなって看護師さんたちの負担になっていたでしょうし、他の患者さんとのトラブルも起きていたでしょうから・・・。
それで、内科の主治医も、外出で何かあった時には家族の自己責任でしてもらうか、今は外出を控えて血糖値のコントロール優先しご主人に長生きしてもらうか、の2者択一を迫られました。低血糖が頻繁に起こっていることも言われましたし、今は外出をやめることに同意してしまいました。

本当は同意したくありませんでした。
夫は、絶対にそんな事望んでいないし、そんなことになったら、また精神状態が落ち込み荒れるだろうと予想されたからです。
夫を呼んで、先生から話した貰いました。
当たり前ですが、夫は不満をぶちまけ、希望を失い、「後俺死ぬからな!水がぶ飲みして死んでやる!」
どんなに、夫の血糖値にためだから、血糖値が落ち着いたらまた外出できるように話すからと言っても、もうどうしようもなく夫の気持ちを落ち着かせることはできませんでした。

その直後、精神科の主治医と面談でした。
精神科の先生は、夫の糖尿病の事も良く理解しておられます。

「内科の先生は血糖値のコントロールを優先するのは内科の医者だから仕方ないが、私は精神科だから、私からすれば、無責任で酷な言い方だが、ご主人は糖尿病が悪化して死ぬか、認知症が進んで死ぬかだろうから、(死ぬと言う表現ではなかったように思いますが)、同じ死ぬなら、好きなものを食べて好きなことをして死んだ方が良いんじゃないかと思うんだけど、どう思います?)   と聞かれました。

私も、夫が前頭側頭型認知症になり、糖尿病も末期と言われた時から、夫はどちらかが悪化して死ぬのだろうと思っていたので、その通りだと返事をしました。
ただ、夫はなんでも好きなものを食べたりするような人ではない事も付け加えました。

先生は夫の穏やかな様子も他の患者さんとトラブルを起こしそうになっていることも知っており、血糖値のコントロールが難しくなるほど水を隠れて飲むようになり、もう、取りあえず一時的な措置として、個室に入ってもらったけど、集団生活は無理だと思うけど、どうですかとも聞かれました。私も、喧嘩から暴力事件にならないか心配していたので、仕方ないと了解しました。そうしたところ、じゃご主人は個室ということでいいですか?と聞かれ、「はい宜しくお願いします」と答えました。

後で、相談員さんと話をしたところ、個室料が発生するとの事、一日2160円で、一月にすると6万円以上医療費がアップになり、月に13万円以上の支払いになりそうです。

夫は落ち込み、お前のせいだと、死んでやる、喪中ハガキを書いておけ、

何とか希望を持たせようと、年末は外出をお願いしているし、次女も帰って来るし、また外出できるようにお願いするからと言っても、もうどうしようもなく、落ち込み荒れた精神状態です。

部屋にTVも入り、イスとテーブルも入りました。
でも、廊下歩いている他の患者さんが俺の悪口を言っているとか、
TVのリモコンをベッドの縁にガンガンぶつけたり、TVを投げてぶっ壊してやると言ってみたり、荒れています。

下痢も頻繁に起こしています。
失便もちょこちょこ起こしています。

3時のおやつにコーヒー(ブラック)と0キロカロリーのこんにゃくゼリーを飲んでいるのですが、そのためなのか、それとも、糖尿病が悪化して腸に異常が出て来たのか、次回面会に行った時に、夫の様子と私の予想を、看護師さんに伝えておきたいと思います。

149.最近の夫

2014-10-02 23:03:17 | 糖尿病と前頭側頭型認知症

ブログの更新が一か月以上開いてしまいました。


夫が8月に転倒して骨折したところはすっかり良くなりました。

お盆に自宅に外出し、墓参りをして、夫の外出に安心感があったので、その後外出が増えました。

9月には、左目の白めの部分が出血し、気になったので眼科を受診しました。

前回眼科を受診した時は、先生が『顔を動かさずに、右上を見て』と言う指示で、顔を右上に向け、『右下を見て、顔を動かさずに眼だけ』と言われても出来ず、まともに出来たのは額を機械のバーに押し付けて眼底を見てもらう事だけだった。

それが今回は、なんと顔を動かさずに眼だけ、視線だけ指示どうりに動かせたのです。(なんで?なんで、できるの?前回できなかったでしょ?)
私の頭の中は、?????で一杯でした。

時間を気にして、いつまで待たせるんだと怒り出しそうだった前回とは、比べ物にならないほど、落ち着いて待っていられたし、瞳孔を開く麻酔の点眼液も良く効いて、しっかり検査が出来ました。

結果、夫の眼底は、出血が2年前より、3倍近く増えている事、但し、視力に影響のない所に出血しているので、今のところ見え方に支障が無いことが判りました。
兎に角、血糖値のコントロールに気をつけて、これ以上悪化しないようにしましょうと言われました。
次回は、11月に検査します。

夫は、日増しに、糖尿病は進行していくものの、それと逆行するように、認知症それも前頭側頭型の特徴の時間のこだわり、強いこだわり(洋服・食べ物・水分補給等)が穏やかになってきました。
他人の悪態は相変わらずです。病院内での会話には、ひやひやします。同室の人を指さしたり、顎でしゃくって悪態をつきます。聞こえたらどうなるかと心配になり、注意します。

9月も、お彼岸に墓参りをさせたいからと外出させたら、とても穏やかでした。
外出は、いつも、病院の昼食を食べ終わった後の、1時から夕方の5時までです。自宅で食事をするのは、まだ許可が出ていません。血糖値のコントロールが難しく、高血糖も続いているけど、時々低血糖になり、どちらも怖い状態らしいです。

自宅に外出してくると、私がトイレに入っている間に、ガサゴソと戸棚から私のおやつとして置いてあるお煎餅を見つけて、下着の下に隠しています。母親の部屋や座敷からもバームクーヘンやおかきを持ち出しています。

一度帰りの車で注意して、不穏になったので、お菓子を持ち出されても夫を注意しない事にして、病院の看護婦さんにお話ししておきました。それに(私の告げ口に)気が付いた夫は、「余計なことを言うな」と言うので、看護婦さんに私が話した事を黙って知らないふりをして、夫の様子を見てお菓子を見つけてくださいと頼んでおきました。

今回の外出から、病院に戻った時は、ナースセンターで身体検査をされ、お菓子をどっさり没収されました。

病室のロッカーに、洗濯した洋服などをいつも私がしまうのですが、今回は、夫が自分でしまうと言うので、おかしいなと思っていたのですが、夫が身体検査をされている間に、病室に行って見てみると、ブラックコーヒーが2缶ありました。名前が書いてあるので、いつも私が夫に持参して看護師さんに預けてあるものと判りました。おそらく、3時のおやつの時間に出されたけれど、その時に飲まずにとって置き、夜こっそり飲もうと思っていたらしく、咎めれると思ったようで、『捨てろ、看護師に見つからないように、ごみ箱に捨てろ!』と何度も言いましたが、中身が入ったままの未開封状態だったので、隠して持って行くから大丈夫と伝えました。

どうも、看護師さんが私も疑っているようで、持ち物をじっとみていました。この次事情を話そうと思います。

夫も、『〇看護師が、お前(妻の私)が隠して何か持ってきてると思っている』と、話します。この人はどこまで認知症で、どこまで正気なんだろうと、つくづく?????です。なんで、病院に入れておかなければならないんだろうと、改めて自責の念にかられ落ち込んで帰ります。

今は、外出して来て、音楽鑑賞をたっぷりさせてあげたいと思います。

ちなみに、入浴は1週間に2回できるのですが、上手くタイミング良く順番に入れなかったり、気に入らない人とは嫌だとか、汚いとか理由があるようで、1週間に2回入る時もあれば、2週間も入らない時もあります。

洋服の着替えは看護師さんに注意されるらしく、1週間に1回は必ず着替えてくれるようになりました。

今、私は、水曜日に洗濯物を取りに、ブラックコーヒーと0キロカロリーの飲むこんにゃくゼリーを持って面会に行っています。

日曜日には、夫が自宅に外出して来ます。
夫が帰って来ると、87歳の母親(私にとって姑)が自分の息子に気を使って、傍に付きたがりますが、耳も聞こえないし、通訳する私の声も大きくなり、3人の雰囲気が険悪になるので、姑には悪いと思いますが、『お母さん、自分の部屋で自由にして、おやつも自分の部屋で食べて』とお願いします。大声で言うので、お願いに聞こえないのが残念です。

今はこんな様子で、穏やかに過ごしています。
10月7日(火)内科の主治医と面談の予約が入っています。
何を話されるのか、今があまりに穏やかなので、施設に行くよう勧められるのではないかと心配です。施設に入ったら、夫の年金がほとんどそちらに行き、私のパート収入だけでは生活が成り立たなくなります。預貯金も無くなって来て、高齢者の生活苦・生活破綻のニュースのようになりそうです。

またまた、マイナス思考になってしまった。こんな不安が頭をよぎる今日この頃です。