前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

149.最近の夫

2014-10-02 23:03:17 | 糖尿病と前頭側頭型認知症

ブログの更新が一か月以上開いてしまいました。


夫が8月に転倒して骨折したところはすっかり良くなりました。

お盆に自宅に外出し、墓参りをして、夫の外出に安心感があったので、その後外出が増えました。

9月には、左目の白めの部分が出血し、気になったので眼科を受診しました。

前回眼科を受診した時は、先生が『顔を動かさずに、右上を見て』と言う指示で、顔を右上に向け、『右下を見て、顔を動かさずに眼だけ』と言われても出来ず、まともに出来たのは額を機械のバーに押し付けて眼底を見てもらう事だけだった。

それが今回は、なんと顔を動かさずに眼だけ、視線だけ指示どうりに動かせたのです。(なんで?なんで、できるの?前回できなかったでしょ?)
私の頭の中は、?????で一杯でした。

時間を気にして、いつまで待たせるんだと怒り出しそうだった前回とは、比べ物にならないほど、落ち着いて待っていられたし、瞳孔を開く麻酔の点眼液も良く効いて、しっかり検査が出来ました。

結果、夫の眼底は、出血が2年前より、3倍近く増えている事、但し、視力に影響のない所に出血しているので、今のところ見え方に支障が無いことが判りました。
兎に角、血糖値のコントロールに気をつけて、これ以上悪化しないようにしましょうと言われました。
次回は、11月に検査します。

夫は、日増しに、糖尿病は進行していくものの、それと逆行するように、認知症それも前頭側頭型の特徴の時間のこだわり、強いこだわり(洋服・食べ物・水分補給等)が穏やかになってきました。
他人の悪態は相変わらずです。病院内での会話には、ひやひやします。同室の人を指さしたり、顎でしゃくって悪態をつきます。聞こえたらどうなるかと心配になり、注意します。

9月も、お彼岸に墓参りをさせたいからと外出させたら、とても穏やかでした。
外出は、いつも、病院の昼食を食べ終わった後の、1時から夕方の5時までです。自宅で食事をするのは、まだ許可が出ていません。血糖値のコントロールが難しく、高血糖も続いているけど、時々低血糖になり、どちらも怖い状態らしいです。

自宅に外出してくると、私がトイレに入っている間に、ガサゴソと戸棚から私のおやつとして置いてあるお煎餅を見つけて、下着の下に隠しています。母親の部屋や座敷からもバームクーヘンやおかきを持ち出しています。

一度帰りの車で注意して、不穏になったので、お菓子を持ち出されても夫を注意しない事にして、病院の看護婦さんにお話ししておきました。それに(私の告げ口に)気が付いた夫は、「余計なことを言うな」と言うので、看護婦さんに私が話した事を黙って知らないふりをして、夫の様子を見てお菓子を見つけてくださいと頼んでおきました。

今回の外出から、病院に戻った時は、ナースセンターで身体検査をされ、お菓子をどっさり没収されました。

病室のロッカーに、洗濯した洋服などをいつも私がしまうのですが、今回は、夫が自分でしまうと言うので、おかしいなと思っていたのですが、夫が身体検査をされている間に、病室に行って見てみると、ブラックコーヒーが2缶ありました。名前が書いてあるので、いつも私が夫に持参して看護師さんに預けてあるものと判りました。おそらく、3時のおやつの時間に出されたけれど、その時に飲まずにとって置き、夜こっそり飲もうと思っていたらしく、咎めれると思ったようで、『捨てろ、看護師に見つからないように、ごみ箱に捨てろ!』と何度も言いましたが、中身が入ったままの未開封状態だったので、隠して持って行くから大丈夫と伝えました。

どうも、看護師さんが私も疑っているようで、持ち物をじっとみていました。この次事情を話そうと思います。

夫も、『〇看護師が、お前(妻の私)が隠して何か持ってきてると思っている』と、話します。この人はどこまで認知症で、どこまで正気なんだろうと、つくづく?????です。なんで、病院に入れておかなければならないんだろうと、改めて自責の念にかられ落ち込んで帰ります。

今は、外出して来て、音楽鑑賞をたっぷりさせてあげたいと思います。

ちなみに、入浴は1週間に2回できるのですが、上手くタイミング良く順番に入れなかったり、気に入らない人とは嫌だとか、汚いとか理由があるようで、1週間に2回入る時もあれば、2週間も入らない時もあります。

洋服の着替えは看護師さんに注意されるらしく、1週間に1回は必ず着替えてくれるようになりました。

今、私は、水曜日に洗濯物を取りに、ブラックコーヒーと0キロカロリーの飲むこんにゃくゼリーを持って面会に行っています。

日曜日には、夫が自宅に外出して来ます。
夫が帰って来ると、87歳の母親(私にとって姑)が自分の息子に気を使って、傍に付きたがりますが、耳も聞こえないし、通訳する私の声も大きくなり、3人の雰囲気が険悪になるので、姑には悪いと思いますが、『お母さん、自分の部屋で自由にして、おやつも自分の部屋で食べて』とお願いします。大声で言うので、お願いに聞こえないのが残念です。

今はこんな様子で、穏やかに過ごしています。
10月7日(火)内科の主治医と面談の予約が入っています。
何を話されるのか、今があまりに穏やかなので、施設に行くよう勧められるのではないかと心配です。施設に入ったら、夫の年金がほとんどそちらに行き、私のパート収入だけでは生活が成り立たなくなります。預貯金も無くなって来て、高齢者の生活苦・生活破綻のニュースのようになりそうです。

またまた、マイナス思考になってしまった。こんな不安が頭をよぎる今日この頃です。