今日、夫から電話がありました
びっくりです!!!
『今日来るんだが?』『うん、行くよ。電話かけれたんだね』
『何時に来るのよ』『もうすぐ行くよ、2時過ぎには着くよ』
『早ぐけや(来いよ)』
夫にはテレホンカードを渡してあったのですが、公衆電話のかけ方をもう忘れてしまったか、あるいは、電話のある場所が、気に入らない場所なので、、そこには行きたくないと思っているか、どちらかだと思っていました。こだわりがひどいので、もう電話はかけてこないだろうと思っていたので、 わ~できるんだ と ちょっと嬉しくなり、楽しい会話ができるかもと、ちょっと期待して出かけました。
一週間ぶりの面会です
ナースセンターの呼び鈴を押しましたが、看護師さんが気づかず、ちょっとドアの前に立っていました。
夫が、自分のコップを持って、歩いていました。そのまま水の入ったペットボトルにかぶせました
あ~~ また はじまった ↓
夫は低ナトリウム血症なので、水分の制限があり、 一日 1000ml しか 飲めません
食事に含まれる水分は含まれませんが、薬を飲む際の水、食後のお茶が入ります。だから500mlのペットボトル2本の水しか飲めないのです。だから、看護師さんに気づかれないようにコップで洗面所に行って、水を飲んで来たのに違いありません↓
わたしに気が付いた夫に手を振りましたが、無視されたのか、わたしだと解らなかったのか(パーマをかけたので⇒前回の面会でわたしの白髪頭を気にしてチラチラ見ていたのでかけたんだよ)、きっとわかっていた筈、部屋に入ってこっちを見ていたので、再度ブンブン手を振った。
ナースセンターのカウンターにいた患者さんが気づいて看護師さんに教え、やっと入れました
きょうは節分でした。わたしが入ってまもなく豆まきの準備が始まり、みんな楽しそうに壇上に上がって、袋に入った落花生を投げようとしていたので、
『ほら、豆まき始まるよ。おとうさんもやってみようよ』
『やらね』『やろうよ、楽しそうだよ』と、部屋から出ると、乱暴に私をつかんで部屋に無理やり押し込もうとしました。看護師さんが気づいて、『〇さん、奥さんびっくりしてるよ。部屋は開けといて』と言ってくださった。それでも、どこまでもドアを閉めそうにするので、『ふたりで話をしますので』と看護師さんに断って、夫と話をした。
『今日はいいチャンスだから、T病院に行く』T病院とは、去年五月血糖値が安定せず入院した病院です。『あそこの、S医師は糖尿病の専門で (中略)』 この後、S病院の悪口が・・・ 医師や看護師さんの悪口が・・・ 話をそらそうとしても、またそこに戻る
血糖測定器の針を 100円shopから 買ってる と いう (よっぽど病院から出たいんだな)と、思うものの、この思い込みをじぶんで本当だと信じてしまっては困ると思い、看護師さんを呼んで本人の傍で確認をした。 『 そんなこと ありえませんよ 』 と 看護師さんもあきれたというか、どうしてそんなことを考えたんだろうというような 戸惑うような 困ったような表情でした
食事を残しているとの事で、ご主人の嫌いなものは栄養士に伝え、極力出さないようにしているのですが、それでも捨てていたり、食べなかったりで、血糖値を安定させることがむずかしいとのことでした。水を隠れて飲んでいることもご存じでした。とても困っておられるようでした。 ( 『前頭側頭葉型認知症なので、本当にご迷惑をかけて、ごめんなさい』と謝り、『よろしくお願いします』と頭を下げてきました。 わたしも夫がこの認知症だとわかる前は、飲む水量・献立・カロリーの事・血糖値の事で毎日けんかでした )
夫と食事の事を話すと、食べられないものを出すからだ、おかずは窓から捨てている、ご飯(米)は食べてる また悪口・・・・・・
死ぬという時間が前回までは5時だったが 今日は4時と 一時間 早くなった
やっぱり 病院を出たいからだよね ( ごめんね )
わたしの言うことが気に入らないとこずいたり、たたいたり、一度は強く叩こうとして、わたしの座っていた椅子に自分の手をガッツリぶつけて、何度も『手いで(痛い)』と言った。話の分からないことを看護師さんに聞きに行こうとすると引っ張って引き戻されて・・・ 死ぬからな 4時になったら死ぬから見てから帰れ ・・・
この堂々巡りの会話が 2時間近く
かわいそうだけど ごめんね また 来週来るからね