前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

53.2012年のエピソード 低血糖で救急車を呼ぶ

2013-04-14 21:32:57 | 糖尿病と前頭側頭型認知症

2012年7月18日(水)

夫は、低血糖で、病院に救急車で運ばれました。

そこに至るまで、3月頃から低血糖を起こす回数が増えていたが、特に6月からは
酷くなってきていた。6月くらいには心療内科で、認知症の検査をして
欲しいと本人の同意を得てやる予定を入れていたが、5月から6月にかけて
T病院に血糖値のコントロールのために入院したために、検査をしないでいた。


6月18日(66)、19日(53)、26日(46)、28日早朝4時半(33)、31日(66)
7月6日(35)、9日(54)  ( )は低血糖の数値です。

糖尿病で、血糖値の事をご存知の方はこの数値がどんなに低いか理解できると思います。
低血糖を起こした場合はブドウ糖を10g80kcal(タブレット4粒で10g相当)飲まなければなりません。

28日早朝に33は、危険な状態です。
夫はこんなに低くても、ブドウ糖のタブレットを飲むのを嫌がっていました。
T病院から退院して間もないころは、素直にブドウ糖タブレットを飲んでいたのですが、飲んだ後に血糖値が高くなるのをとても嫌っていました。
そのため、タブレットは私が4個の所1個でも無理やり口に押し込めて飲ませるのです。それでも、かじって口から吐き出すようになっていました。今思えば、もうすでに前頭側頭型認知症のこだわり症状だったと思います。

そして、7月18日
夕食前、測定した血糖値は30台で完全に低血糖を示していました。
その日は、何をしても、どう説得しても、ブドウ糖を飲まなくなて、口も
もろもろでしたが、とうとうインスリンを普通通りに打ってしまいました。
私はもうどうにでもなれ~と、一度低血糖でどうなるか経験してみたらいいんだと、
夫に「出て行け」と言われ腹も立っていたので、
姑に、「このままだったら、必ず、低血糖起こして、意識無くなるから、
ポカリスエット飲ませて、それでもだめだったら、救急車を呼んで」と、
教えて、夜の犬の散歩に出かけました。

どんなにひどい嫁かと思いますよね。
その頃は前頭側頭型認知症などという名前の認知症など全く知らなかったし、
離婚を考えるくらい、夫から酷い言われよう、「出て行け」は普通、
姑に「あんたがでていけば、息子はどうなるの、でていくな」と言われ、
気違いのように車に乗って、「ワ~~~ワ~~~」喚きながら、泣きながら、
ハンドルをバンバン叩きながら、「何なのよ!!!なんなのよ!!!」
「いったい私はなんなのよ~~~~!!!!!」と喚きながら、夫がご飯を
食べ終わるのをやり過ごしていました。夕飯の時は犬の散歩で近くの
洋服やの駐車場で時間を30分潰して帰りました。

その日も、同じように時間を潰そうと思いましたが少し早めに20分で散歩を
切り上げて帰りました。

そうすると、姑が「早く助けでけれ
~~!!!〇死ぬとこだ!!早く~!!」

夫を抱きかかえるようにしていました
夫は、
口を開けたまま、ご飯粒を口から出して、力が無くだら~~~と
なっていました。


姑と変わり、
ポカリスエットを湯飲み茶わんで口に入れ、「お父さん飲んで!!」
と叫ぶと、ちょっと喉を動かし、少し飲みました。指がピックと動きました。

「もっと飲んで!!」と言って、
口に流し込んでも手をだらっとたらし、もう飲みません。目もどよ~~んとしました。
水も飲めないし、呼びかけに体も動かなくなりました。


救急車の音が聞こえてきて、私も姑に、「救急車迎えに行って!!」と指示を出し、
「歩けない!」と言う姑に喝をいれました。姑は血相を変えて、出て行きました。

救急隊員が3人入ってきて、事情を聞かれたので、Ⅰ型糖尿病で、低血糖を起こしたのにもかかわらず、ブドウ糖タブレット飲みたがらなくて、インスリンを打ったことを伝えました。

すぐに、市立病院に連絡を取り、運ばれました。
私も、夫の履物を持って、病院に駆けつけました。そして、待つこと10分で意識回復!!
やっぱり点滴を打てば正常になるんだと解りました。

その時初めて、夫は「悪がったな、心配かけたな」と言ったのです。でもそれも、お医者さんや看護師さんたちが、夫の症状と危険だったことなどを話してくれたお蔭のように思います。

姑に夫の意識が戻ったことを連絡しました。
姑の第一声「死んだか?」
「死なないから!点滴打てば意識回復するから!それに、悪かったと謝ったよ」
と報告。
それから、少し休憩して、支払いについての話を聞いて、一時間後位に自宅に
帰りました。寝る前に血糖値を測ると、75でした。
翌朝、朝食前の血糖値は244でした。

こんな低血糖事件を起こしたにもかかわらず、
その後も何度も低血糖を起こしましたが、反省の色は全くありませんでした

前頭側頭型認知症だったのだから仕方のない症状なのですが、その頃は、
そんなこと全く知りませんでしたから、もう、こんなひどい夫とは離婚しかないと
思い詰めて考えるようになりました。

それから、失禁(ブログ27)が始まるのです。

そして、もしかしたら、この高血糖低血糖の乱高下が、
前頭側頭型認知症へつながったのかも知れないのかなあと
この頃考えます。

でも、糖尿病でなくても、この前頭側頭型認知症になっている方もおられるんですものね。なんでこんな病気になっちゃうんでしょう?

どなたか早く原因を突き止めてください!!


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1 コメント

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前頭葉若年性認知症糖尿病 (野菜 茄子)
2018-01-17 06:37:38
3年前より 仕事のミスが目立ち 心療内科に通院
内科では 糖尿病のインスリン 服薬 コントロールできていた 脳のMRIも2年続けとったが問題なかった😅 が 去年秋ごろまた問題行動発覚 症状説明すると 前頭葉側頭型若年性認知症の疑いあると説明され 調べると 項目に 当てはまることばかり 去年秋より 生活が変わり 娘と私で どんだけ泣き暮らした日々 少しずつ 今の生活も落ち着いてきたが これから不安と毎日葛藤が 続くのでしようね。 ちなみに 夫 現在 昨日で 56歳です。
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