前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

15.面会に行って(若年性認知症のご主人を・・・)

2013-02-13 01:31:30 | 健康・病気

H25.2.10 面会に行って

『今日は4時には帰らないといけない』と入室そうそうに宣言


夫は何やら落ち着きなくナースセンターの方ばかり気にしている
今入院しているS病院は内科精神科の病院です

なので、認知症の人と精神を病んでいる方が同居状態です

室内に簡易トイレがおいてありました。

夫は『あいつ、おかしくてよ』『あいつ、俺の首絞めて、柔道の技かけて投げたから頭ぶつけた』と、ベットの金属の柵のふちを手で叩いて、自分の頭を何度もさすり、何度も話す。『いつの事』と聞くと、『この前』という、『この前っていつ?』『・・・(無言)』

前頭側頭葉型の攻撃的な暴言?被害妄想?

なんどもナースセンターの方を見に、ベットから下りて、ドアの窓の傍に立って見ている。嫌いな人が来ると、見ろとわたしを呼ぶ。行かないと声を荒げるので、見に行く。

話を逸らそうと、姑に電話するも

携帯電話を自分で持とうとしない。ナースセンターの方をジッと見ている。

姑が電話に出ても、『え』と、あとは一言も声を発しない。

姑の声が携帯から響いてくるだけ、ちょっとして『〇、元気でな、へば電話切るからな』と電話が切れた。

次、長女に電話、夫は無言、わたしが娘と話す。インターネットで調べた作り方でジャムを作って、友達のところに持っていくとか。そのことを夫に伝えても、ただじーっとナースセンターの方を見ている。そのことを伝えて、電話を切る。

次に、次女の所は。仕事で出ないとは思ったものの、やはり、留守電状態

留守電に何か残そうと、夫の耳に携帯電話を押し付けて、『◎だから、何か言ったら』と言うと、『◎』と名前を呼んで、またじーっとナースセンターの方をみている、『もう少し何か言ったら』と言うと、『死ぬ』の一言。ガックシ↓。下の娘はどんなにがっかりすることやら・・・

話題を食事に持っていくと、『献立はわからない、窓から捨てた』と言う。前回の面会でも言っていたが、まさかそんなことはないと思って『嘘でしょ』と聞くと、『ほんとだ、窓見てみれ。残飯べったりくっついてきたね(汚い)』という。まさか、え~~~!!!  ありました。ガックシ↓ 当たり前 血糖値も安定しないし、お医者さんも看護師さんも困っておられるわけだ。すみませ~~~ん!!! 申し訳ありませ~~~ん!!!

帰りに、看護師さんに、その事を話しました。看護師さんの方からは、水を多飲しているようで、夜間の尿量が以上に多い(3000~4000ml)で、簡易トイレを置いているとのこと。食事を捨てているのは知らなかったとの事。注意してくださるとのこと。申し訳ありません。水も見つからないよう隠れて、飲んでいるようでとのお話。大学病院での夫への対応(個室にいた時は、洗面台の水道は止められていた、ほかの病室に入り込んで水を飲み、コップを取り上げられていた事)をお伝えして、よろしくお願いしますと帰って来た


H25.2.11  連続で面会に

今日も入室早々、『4時までいられるからね』と、前置きする。

今回の面会では合計4回、叩かれた
機嫌もよくない。前日の私の話で夫が注意されたよう、『昨日余計なこと言ったべ』
コップが取り上げられていた。その方が夫の為!機嫌が悪いが仕方がない。
嫌いな看護師さんは、いなかった。3時、機嫌を直してもらえるぞと、持参した抹茶入り玄米茶を飲ませいと看護師さんの許可を得て、コップを返してもらう。部屋で、まずコップに半分入れると『もっと入れれ!!全部!!』、(やっぱり、200mlだけ入れてきて正解だった)夫は一気飲み。


ちょっとして、また水を欲しがるが、拒否。しばらくすると、尿意を催す。簡易トイレでしたらと促すも、大広間を抜けたところのトイレに行くというのでついていく。夫がトイレに行っている間に、急いでコップを返却。おしっこをすると必ず水を2杯飲むのでと付け加えて。

夫、案の定『コップは?』『お茶飲んだら、返してくださいって言われてたから返したよう(そんなことは言われてない)』  → 叩く  同じことの繰り返し

4度目にわたし、『叩いたら痛いよ』と言うと、『余計なこと言うなよ』と先回りの発言

『ちょっと来い』と大広間に出るのを嫌がっていたのに、わたしを連れて行く

『ちょっと見てみれ』と、病院からのお知らせ(掲示物)を見せる。病院の規則について書いてある。夫は転院についての説明が書いてあると言ってその文章を探している。そういう文章はどこにも見当たらない。(ごめんね!!転院も家に戻るのも今はできない。そのうちきっと、内に連れてかえるから・・・)

4時近くになり『そろそろ帰りの時間だ』と言うと、『もう少し居れ、4時半まで居れ』と言って引き止められる。『ん~~、4時15分までね、ここから家まで車で30分かかるし、犬の散歩あるし、おばあちゃんにご飯作らなくちゃいけないし』『わたしが帰った時、この窓のカーテン開けて外見ると、私が帰るとこ見えるんだよ』と教えた。

看護師さんに、<夫は被害妄想だと思うけど、首絞められたとか、投げられて頭撃ったとか、言っています。>看護師さん、<そういうことを感じさせないよう、対応を考えます>と言ってくださった。《被害妄想の病院の対応に文句を言っている訳ではないけど、そうとられて、追い出されたらどうしようと、う~~~ 自分の行動に自信なし。看護師さんに話したのは間違いだった???誰か教えて~~~!!!》

口は災いの素かも  ん~~~


病院を出て、夫の病室の方を見上げると、

お~~~!!!!!   見てる!!!  ちょうど顔だけ窓のふちにのせて、カーテン右手で押さえて

 

わたし  うれしくて手をブンブン振るも   反応無し 悲し 空し


こんな面会の2日間でした

 

でも、たくさん収穫あり。発見あり。

予めの宣言は有効。

言っていることはまだ判る。記憶していられる(興味の有る事だけ?) 

話せないけど、気持ちは有る(会いたいとか、まだ居て欲しいとか、とても不安だとか)

血糖コントロールで、強迫観念にとらわれている?(以前からそうだったけど、認知症になってさらに強調された?)

 

ここ2日間でたくさんのブログ(ご主人が若年性認知症の方等)を拝見して、その大変な根気強い愛にあふれた対応と、アイデア、とても勇気づけられました。わたしは、まだ何もしていない。これからだ!!

若年性認知症のご主人を介護されているみなさ~~~ん ありがとう!!!!!

これからもブログ拝見して、励みにします!!!参考にさせていただきます!!!