グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

大阪の子どもの貧困を考える講演会の案内

2016-09-19 17:46:40 | 集会案内
大阪の子どもの貧困を考える講演会の案内

沖縄に次いで貧困率の高い大阪で、この夏、大規模な「子どもの貧困調査」が行われました。
大阪市は、9月末に結果の速報値を公表し、来年度の施策に活用していくことを示しています。
吉村大阪市長は、子どもの貧困調査を維新の教育政策の柱の一つである塾代助成の拡大に利用しようとしています。
私たち市民が大阪市の子どもの貧困調査の結果を分析し、貧困の削減のために何が必要か考え、大阪市に提言をしていきたいと思っています。
ぜひ、多くの皆さんの参加をお願いします。

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深刻化する大阪の子どもの貧困
大阪の「子どもの貧困調査」を受けて今、何が必要か考えよう!
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■講演 生田武志さん  「子どもの貧困の現場から見えてくるもの」
   (野宿者ネットワーク代表、ホームレス問題の授業づくり全国ネット代表理事)
■報告 大阪府・市の「子どもの貧困調査」
■日時 11月23日(水・祝日)14:00~16:30(開場13:30)
■場所 阿倍野市民学習センター 講堂 (あべのベルタ3階)   
    地下鉄谷町線「阿倍野」駅7出口、地下鉄・JR「天王寺」駅前駅出口2出口
■主催 子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会
    ブログ http://eduosk.cocolog-nifty.com/blog/

問い合わせ mailto:iga@mue.biglobe.ne.jp

<参加の呼びかけ>

2012年の日本の子どもの相対的貧困率は16.3%となり、6人に一人の子どもが貧困下に育っているというきわめて深刻な状況にあります。それ以降も子どもの貧困の基礎にある「ワーキングプア」の拡大などによって事態はもっと深刻化しています。

安倍政権は2013年に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」を制定しましたが、国が教育にかける公的資質の割合は、OECD加盟国の中で日本はGDP比で最低であり、子どもの貧困対策もほとんど進んでいません。政府の「子どもの貧困対策に関する大綱」は既存の事業の寄せ集めになっており、とりわけ教育分野では子どもの「学力向上」策に特化しています。つまり、貧困な子どもたちは、自ら「学力」をつけ、
「貧困の連鎖」を断ち切れ、というわけです。それができなければ「自己責任」として切り捨てるものです。

貧困率の高い大阪府で、この夏、大規模な「子どもの貧困調査」が行われました。中でも大阪市は、小学校5年と中学校2年の子ども約4万人と約6万人の保護者を対象にし、9月末にも集計の速報値を公表し、貧困対策を来年度予算化する予定です。しかし、9月15日に吉村大阪市長は子どもの貧困調査を塾助成の拡大に利用する方向性を強く打ち出しました。塾助成で子どもの貧困は削減されません。

大阪市の子どもの貧困はきわめて深刻です。私たちは、大阪府・市での「子どもの貧困」調査結果を検討し、貧困を削減していくためには何が必要なのか、大阪市の貧困対策はどうなっているのか、考えていきたいと思っています。是非、一緒に考えていきましょう。

    
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「コリン・キャパニック選手は日本人でなくて幸運だった」(『フォーリン・ポリシー』)日本語訳!

2016-09-18 21:42:56 | 渡部通信
日本語訳をしてくださった 「Twitter : @SeijiBanashi」様、ありがとうございました!


以下、「渡部通信」より転載

前号のメールでお願いしましたでアレックスの論説翻訳の件ですが、早速お二人から翻訳支援の連絡がありました。

そのうちのお一人からは、以下のようなメールが届きました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
辻谷です

渡部さんをはじめみなさんへ
渡部通信をグループzazaに転載しツイッターやフェイスブックでも日本語訳をお願いしたところ、ツイッタ「政治のお話」さんから訳が届きました。
また、フェイスブックで「友達」の愛知県の高校英語教員のMさんも3連休の間に訳すと言ってくださっています。Mさんにも送りましたが、「政治のお話」さんの訳を下記に貼り付けます。

以下転載~

こんにちは、以下が記事の翻訳です。文章は自由に訂正しても構いません。よろしくお願いします。

ーーーー
「コリン・キャパニック選手は日本人でなくて幸運だった」

もしある人がコリン・キャパニック選手、もしくは彼の抗議に参加している他の人達、の「星条旗」起立斉唱拒否抗議が特に特別だとは思わない人がいるとすれば、それはほっそりとした60代後半の日本人女性である根津公子氏である。

今は退職した元教師である根津氏は国歌を軍国主義のシンボルとして見ており、20代の時から国歌起立を居座り続けてきた世界で最長の国歌斉唱レフューズニック(命令に抗議する人)である。彼女は処罰され、ある一時は無給で6ヶ月間停職され、そして抗議したことに対して無数の再教育クラスに出席することが強いられた。

彼女が抗議した「君が代」、それは日本の天皇が「さざれ石のいわおとなりてこけのむすまで」君臨されることが求められる長さが55秒の歌である。右翼は時折彼女の家の外に現れて、街宣車で東京まで追っかけまわし、彼女に「帰れ」と叫んでいた(彼女は北朝鮮人だと言いたかったようだ)。ある時には彼女の郵便ポストには伝統的な殺しの脅迫であるナイフまでが送られた。

根津氏は、ある意味ではキャパニック選手よりもだいぶいろんな目に遭って来た。だが彼女は彼に対して同情にあふれている。彼女は、「28歳という若さで、選手生命を覚悟しての行為ですから。私が『君が代』不起立でクビを覚悟したのは50代半ばでしたが、その時、私はこの歳だから自分が正しいと思う通りの行為ができるのかもしれない。もしも、20代30代で家庭責任があったら、クビを覚悟で不起立を続けることができただろうか、と考えることがありました。だから、コリン選手の思いと行為に感動するのです。」と述べた。

キャパニック選手の国歌抗議は、多少のアメリカ人には斬新だと感じるかもしれない。 だが国歌とは実際には世界中でスポーツ界内でもスポーツ界外でも抗議されている。それらの象徴的な価値観や理想的な歌詞(星条旗の「自由の地 勇者の故郷」は適例である)は常に聞き者がそれを利用して国の状況に対する論評をすることを招いてきた。

だがそれらの抗議とはそれ自体だけが興味深いのではない:その出現、それに対して呼び起こされる反応が、それらの国のナショナリズムの状態がさらけ出される。今のインドを見てみよう。過去二年間で、複数の人達が国歌起立をしないために映画館から追い出された。インドの国歌「ジャナ・ガナ・マナ」は、
ナレンドラ・モディ首相の下で復興したヒンドゥーナショナリズムの公共な役割を果たしているようだ。
国歌を上映する前に流すことはマハラシュトラ州やケララ州では義務的である。

<段落省略>

<段落省略>

だが国歌がもっとも長い間抗議されてきた国は、日本である。それは第二次世界大戦まで遡り、国歌とは天皇を中心とした個人崇拝を築くために重要な役割を果たした。戦後には、「戦場に再び教え子を送るな」がスローガンとされた新しい教師の組合が形成され、そしてその創立目的の一つは国歌を拒否することであった。

根津氏は子供のころには「君が代」を喜んで歌ったと言っていた。彼女は日本人としてそれ以上の誇りを感じられなかった。「私は他のどの人達よりもずっと幸運だと思っていました。特別の時にしか歌われなかったから、いつも聞く度にワクワクしていました」。だが大学のころには彼女は戦時下の中国と朝鮮での日本の残虐行為のことを読み、それらの国々で亡くなった人達は自分にはあった機会を失ったため、もう起立することは出来ないと決めた。

彼女の姿勢は彼女の教師経歴の大半の間は、何も問題はなかった。だが90年代に、政府は愛国心を培おうと、そしてそれを経済的な成功にまで結びつけ、 教師に起立させることを強制させようとした。それには、さまざまな発火点があった。 特に1997年の時に、北周辺の東京の学校で国歌が流された途端にこども達が一斉に立ち去り、それについては何週間も全国的に、そのこども達は模範的な存在なのか、それとももっとも最低なティーンエージャーなのかと言う議論が促された。彼らについては漫画でさえが描かれた。

状況が根津氏に対して変わったのは、2003年のころだった。同年に、東京都政府は、右翼の扇動者である石原慎太郎が指導し、もし教員が学校の新学年の始業日と卒業式に国歌起立を拒否すると、処罰すると言った。 (同じく大阪では右翼の扇動者である橋下徹の下でそれに追従した)。殆どの教員はそれに従ったが、根津氏と他の一握りの人達は何としても拒否を続けた。 彼女は最初は1ヶ月減給され、そして6ヶ月減給された。そして1ヶ月停職処分され、後に3ヶ月停職処分された。そして毎年、まるで彼女を退職させるためかのように、たまには家から2時間の通勤がかかる所にまで彼女には遠隔地の転勤命令がされた。

このような厳しい政策が殆どの日本人に受け入れられてしまった現実は、もしかすると日本がナショナリズムに傾倒しているのかもしれない。だが、それは殆どの人達が教員たちは抗議により一体何を主張していたのかが理解できなかったからなのかもしれない。戦争はもう70年以上前のことだった。国歌は、殆どの現代人にとっては、ただ地質学的に不可能な間の時間まで(石が岩に変わるまで)、愛されている天皇の君臨が続くことが促される歌である。

「私の家族は私が抗議することに何も問題はありませんでした。彼らは私のような母を持っていたことを知っていました。しかし、一部の教員や友達は私を除こうとし、それには大きな傷がつきました。でも、私が弱まっている時には、誰かが私を応援してくれたり、新しい教師が起立を拒否したりしたので、これからもずっと続けないといけないと思ったのです」。

日本のムードは東京で取り締まりの成功を収めた時期からは、変わっていない。7月に、元首相が「国歌を歌えない選手は日本代表ではない」と言い放った。安倍晋三が定期的に国歌を歌うことを推し進めたのは、驚くことではない。国歌を歌うことは、日本が自信を持つことのしるしとまで宣言した。

2011年に退職した後でも、根津氏は国歌を置き去りにすることはできない。彼女は彼女が受けた処罰を覆すために、そして国歌起立を強制するのは思想及び良心の自由の侵害なることを証明するために、
複数の裁判に関わっている。

キャパニック選手は根津氏の例からどのような教訓が得られるのだろうか?現実的な答えは、彼はアメリカの人種関係の状態、そして人々は国歌のようなシンボルをどのように扱うのか、と言う議論をグローバルに持ち出すことで、彼は彼が達成出来る限り達成つくした。日本の教師達はそのようなレベルの国の戦争の罪悪感や、国歌のふさわしさについての議論は、70年間の抗議の間では達成しなかった。だが彼が他の教師を習うとしたら、それは人々はすぐに彼の抗議に関して無関心になるが、それでも止める必要があるわけではないことである。

根津氏に対しては、キャパニック選手への主な教訓はややもっと平凡だ:彼が日本人ないことをありがたく思うべきだ。彼女は、「日本なら、即刻選手交代・追放とされると思います」と言った。
「だから、コリン選手の思いと行為に感動するのです」。

翻訳者: Twitter : @SeijiBanashi
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これに対し、根津さんから
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
根津です。
ありがとうございました!助かりました。お二人にお礼の言葉をお伝えください。

なお、「特に1997年の時に、北周辺の東京の学校で国歌が流された途端にこども達が一斉に立ち去り、それについては何週間も全国的に、そのこども達は模範的な存在なのか、それとももっとも最低なティーンエージャーなのかと言う議論が促された。彼らについては漫画でさえが描かれた。」の部分は、2年前にインタビューを受けたときに私が話したことをもとに書かれたのだと思いますが、正確ではありません。1999年度の勤務校でのことだと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という返事があり、それに対し私から、以下のような返事を出しました。
=====================
辻谷さん、根津さん

辻谷さんありがとうございました。

根津さんが指摘しているマンガの件ですが、これは『共和か死か!』で所沢高校の生徒たちが酷いマンガに書かれたことではないかと思います。

その中で、「最も有名な漫画家の一人さえそれについて、服装倒錯の生徒たちがお互い『セックスは私の人権だ』と叫びながらレイプしていると特徴づけたコミック・ストリップ(訳注;特定のストーリーを一連のコマやイラストレーションにより伝える、漫画の形式の一つ)を描いた。」と言う部分があります。

ですから、訳文には注釈が必要かと思います。

渡部。
========================

というわけで、あっという間に訳文が届きました。皆さん、本当にありがとうございました。

なお、この訳文を利用する場合には、以下の注釈を入れていただくとありがたいです。

<注釈>
文中、漫画のことがでてきますが、これはアレックスの著書『共和か死か!~世界国歌の旅』(2015年)の中で、所沢高校の生徒たちの「日・君」強制反対闘争(1997~1998年)を紹介するところで出てきたことで、そこには
「テレビ取材班は経過を報道するために学校の外に泊まり込み、
新聞は『この学校の問題なのか、またはこれらの生徒たちこそが
 日本が望む者なのか?』と問う社説を載せた。
 最も有名な漫画家の一人さえそれについて、
 服装倒錯の生徒たちがお互い『セックスは私の人権だ』と
 叫びながらレイプしていると特徴づけたコミック・ストリップ
 (訳注;特定のストーリーを一連のコマやイラストレーションに
より伝える、漫画の形式の一つ)を描いた。」
と書かれていました。
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根津公子さんからアレックスへの返事

2016-09-17 17:12:34 | 渡部通信
国歌を歌わない自由を巡って、今や国際的な問題になっています。アレックスの記事をどなたか日本語訳していただけませんか?

9月7日のメール「アベを倒そう!(155)<米アメフト選手の国歌斉唱拒否と根津公子さん>」で、 イギリス人のアレックス・マーシャルから、この問題で論説を書きたいということで、根津さんにコメントを求めるメールが届いたことを紹介しました。また、根津さんが返事を書くつもりだということもお伝えしました。

その後、根津さんは以下のような返事を書き、根津さんの教え子がすぐ翻訳してくれメールで送りました。(少し長いです)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アレックスへ
 根津公子です。
ご著書で、日本の「君が代」問題について大きく取り上げてくださったこと、ありがとうございました。
強制の実態を国際社会に暴露してくださり、東京都教育委員会及び日本政府にはいい薬になりました。
 さて、お訊ねのことにお答えします。
1. 最近の状況
 「君が代」不起立処分取り消し訴訟において、2012年1月に出された最高裁判決は、「君が代」起立を求める職務命令は違憲とは言えない(憲法が定める「思想及び良心の自由の侵害」にはならない)
として1回目の不起立処分は取り消さなかったものの、2回目以上の不起立処分である減給・停職処分は処分が重すぎるとして私を除くすべての人々の減給・停職処分を取り消しました。
 しかし、唯一、私が受けた2006年・停職3月処分は取り消しませんでした。なぜ、一人だけ、しかも最も重い停職3月処分を取り消さなかったのか。私は1994年の卒業式の朝、「日の丸」を降ろしたことで、
また、「日の丸・君が代」について書いた学級だよりが「不適切」だった、或いは「日の丸・君が代」に触れた授業内容が「不適切」だったということで過去に何度も処分を受けていました。その、「過去の処分歴」が停職3月処分を取り消さない理由とされたのです。同じ理由で、2013年に判決のあった2005年・減給6月処分も停職1月処分も、処分取り消しにはなりませんでした。私の受けた処分はすべて取り消されないと思わざるを得ませんでしたが、奇跡が起きました。
 2007年に受けた停職6月処分ですが、2015年5月28日に高等裁判所は処分取り消しの判決を出し、そして、2016年5月31日、最高裁はこの高裁判決を全員一致で支持し、停職6月処分を取り消しました。
私はもちろん、誰もが、公子の処分取り消しはないと半ば諦めていましたが、稀にみる良心的な裁判官が担当してくれたおかげで、勝利しました。幸運、奇跡であり、歴史に残る判決だと強く思います。
 高裁判決は、「停職6月の次は免職」という東京都の規則を考えれば、「自己の歴史観や世界観を含む思想等に、より忠実であろうとする教員にとっては、自らの思想や信条を捨てるか、それとも教職員としての身分を捨てるかの二者択一の選択を迫られることとなり、(中略)日本国憲法が保障している個人としての思想及び良心の自由に対する実質的な侵害につながる」と判じたのです。実にラッキーでした。
 まだ、2008年停職6月処分、2009年停職6月処分の裁判が残っています。2007年停職6月処分が取り消されたからと言って、2008年、2009年処分が取り消されることにはなりませんから、
まだ裁判闘争は続きます。

2. コリン・キャパニック選手の国歌不起立不斉唱について
私はこのニュースを小さい新聞記事で知りました。
コリン選手の行為にチームが賛同しているとの記事でした。
コリン選手がなぜ、不起立不斉唱だったのかは書かれていなかったので
行為だけを知ったのですが、やはりアメリカにはこういう人がいるのだと思いました。

アメリカの学校では国旗を踏みつけた、胸に手を当てるのを拒否した等の行為が何件かあり、その処分は、憲法修正第1条を根拠に取り消されてきた歴史があるからです。でも、同時に、スポーツ界では選手を辞めさせられるのではないかと気になりました。 日本なら、即刻選手交代・追放とされると思うからです。
 そして今回松原さんが見つけてくれたインターネット記事を読んで、コリン選手が「黒人や有色人種への差別がまかり通る国に敬意は払えない」「差別は私にとってフットボールより大事なこと。見て見ぬふりをするのは自分勝手だ」 と発言したことを知って、痛く感動しました。28歳という若さで、選手生命を覚悟しての行為ですから。
 私が「君が代」不起立でクビを覚悟したのは50代半ばでしたが、その時、私はこの歳だから自分が正しいと思う通りの行為ができるのかもしれない。もしも、20代30代で家庭責任があったら、クビを覚悟で不起立を続けることができただろうか、と考えることがありました。だから、コリン選手の思いと行為に感動するのです。コリン選手の行為にチームが賛同したのが、また、いいですね。
 新自由主義経済破たんの中で、その鬱屈から人種差別が激しさを増している今日、コリン選手が発した問題提起をアメリカに住む人たちにはしっかり受け止めてほしいです。また、私を含め、国旗国歌問題がある国に住む人たちは、コリン選手の問題提起から学びたいものです。
                                    20016年9月7日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そうしたところ、「9月15日に発行された米国の外交問題隔月刊誌『フォーリン・ポリシー』」に
アレックスの論説『「国歌斉唱拒否」のキャパニック選手は日本人でなくて幸運だった!』が掲載されました。これについては、レーバーネットの松原さんから以下のような報告が
すでにメールで流されています。
==========================================

国歌強制問題。
キャパニック選手と根津公子さんのケースを比較した記事です。
世界から日本の右傾化がよくみえてきます。
http://www.labornetjp.org/news/2016/0916us

↓以下のサイトから同記事を読むことができます。
https://www.yahoo.com/news/colin-kaepernick-lucky-not-japanese-191749765.html

ところで、このメールを読まれている方にお願いがあります。私も、原文を読み、この論説は現在の世界情勢、国内情勢からみて、国際的にも、国内的にも波紋を広げる内容であり、また、日本における「日の丸・君が代」強制反対闘争にとっても大きな支援になる論説だと思いました。しかし、私の英語力(日本語力も)では正確にかつ素早く訳すことは出来ません。どなたか訳して下さいませんか。
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「国歌斉唱拒否」のキャパニック選手は日本人でなくて幸運だった!

2016-09-16 17:12:01 | レイバーネット
レイバーネットから転載させていただきます。このきじからも、世界が、現在に日本すなわちかくも「君が代」を強制する国をどう見ているかがよくわかります。


http://www.labornetjp.org/news/2016/0916us


「国歌斉唱拒否」のキャパニック選手は日本人でなくて幸運だった!

     レイバーネット国際部

*『フォーリン・ポリシー』の記事
 9月15日に発行された米国の外交問題隔月刊誌『フォーリン・ポリシー』に、英国ジャーナリストの記事が載った。タイトルは、「コリン・キャパニックは日本人でなくて幸運だった」。コリン・キャパニック選手はアメリカプロフットボールのスター選手で、8月26日、試合前の国歌斉唱セレモニーで起立を拒否した。かれはその理由を「黒人や有色人種を抑圧するような国の国旗に敬意は払えないので起立はしない」と語っている。これについてオバマ大統領が「彼の真摯さを疑っていない」と擁護するなど、全米で論争が広がっている。

 『フォーリン・ポリシー』にこの記事を書いたのはアレックス・マーシャル氏で、日本の「君が代強制」問題に詳しい。この記事でも「戦場に再び教え子を送るな」と軍国主義のシンボルである「日の丸・君が代」に反対してきた日本教員組合の歴史を紹介しながら、とくに「君が代不起立」で「解雇手前」の重い処分を受けた根津公子さんのケースを詳述している。

 思想・良心の自由を認めず、強制処分を行うようになったのは、2003年の東京からだとして、記事では、「右翼の石原慎太郎氏が知事になると強制がはじまり、教員が処罰されるようになった。その流れは大阪の橋下府政につながっている。そのため多くの教員は拒否をやめたが、根津さんは拒否を続けたため、停職処分や遠隔地の転勤命令などの処罰を受けていた」「ほとんどの日本人はいまやこうした国歌強制の政策を受け入れてしまったが、それは日本がナショナリズムにシフトしていることを示している」と論評している。

 外国から見えるいまの日本は、思想・良心の自由を抑制して国家主義に急旋回する姿だった。

 また記事では根津さんの感想も引用されている。「コリン・キャパニック選手はわずか28歳。私が処分覚悟で不起立を始めたのは50歳代で、そのときは子育ても終わっていた。もし自分が20代だったらとても行動は起こせなかっただろう。だから、キャパニックさんの行動に、私は深く感銘を受けた」と。

 築地移転問題でも馬脚をあらわした石原元都知事だが、「日の丸君が代」強制の罪も忘れてはならない。世界はみている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●『フォーリン・ポリシー』誌
カーネギー国際平和基金が発行する米国の隔月刊誌。1970年創刊。アメリカ外交政策研究の有力誌で、日本の岸田外務大臣が2015年に「ISIL問題」で寄稿したこともある。
↓『フォーリン・ポリシー』の原文記事
https://www.yahoo.com/news/colin-kaepernick-lucky-not-japanese-191749765.html

●アレックス氏は、『Republic or Death!: Travels in Search of National Anthems(共和か死か!~世界国歌の旅)』(2015年)著者でもある。

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豊中・北摂連絡会ニュース NO.15 2016年9月12日

2016-09-12 20:45:40 | 当該から


豊中・北摂連絡会ニュース   NO.15 2016年9月12日
戦争と「日の丸・君が代」に反対する労働者連絡会・豊中・北摂
〒532-0023 大阪市淀川区十三東3-6-3-302  Fax 06-6304-8431


大阪地裁・内藤裁判長の
「君が代」処分不当判決を許すな!
府教委は、「指導」による「戒告」処分を
取り消せ!
教育への国家権力の介入を許すな!



「指導」は「命令」ではない
府教委は、職員会議での校長の発言を「職務命令」だと主張していたが、人事委員会の裁決を受けて、「指導」による処分であると主張を変更してきた。かつての天皇制軍国主義国家において、天皇の命令(勅令)は絶対であり、教育勅語が教育・学校・教員を支配し、侵略戦争が押しすすめられた。戦後その反省の上に立って、「教育基本法」(以下、「教基法」)が制定され、教育は教育行政として、国家権力から切り離されたはずであった。2006年に改悪された「教基法」においても、旧10条の国家権力の「不当な支配」を許さないとする文言は現16条へ引き継がれている。教育労働者は、文科省・府教委・市教委による「君が代起立・斉唱」の「指導」に従う義務などない。府教委は「指導」違反を根拠とした処分を撤回せよ!

卒業式での発言は教育労働者の権利である
府教委は、佐藤さんが卒業式で「『日の丸・君が代』に反対します」と発言したことを重大な進行妨害であるとしている。人事委員会は、佐藤さんの発言を「不規則発言」として「進行妨害・信用失墜行為」として処分を承認した。卒業式は卒業生にとって最後の授業である。教育労働者は授業で子どもの学習権・人権を保障しなくてはならない。教育労働者は、卒・入学式への「日の丸・君が代」持ち込みによる天皇制国家への忠誠という一方的な価値観をうえつけてはならない。教育労働者は、学校行事において子どもの思想・良心、人権を奪う「君が代」起立・斉唱を許してはならない。佐藤さんの発言は教育労働者としての教育活動であり、権利である。
引き続き、以下の裁判への傍聴ご支援をよろしくお願いします。
豊中市教委による「減給処分」撤回訴訟(第3回)
9月21日(水)午前10時~ 地裁809号法廷 
報告会:弁護士会館:904号室


「君が代」解雇・損害賠償請求訴訟・結審(第12回)
9月26日(月)午後2時30分~ 地裁809号法廷
 報告会:弁護士会館904号室 
  *最終書面を提出します。内藤裁判長の奥野不当判決、辻谷不当判決(判決文の杜撰な記述)への抗議と「公正な判決」を求めて、多くの傍聴支援をお願いします。



人事委員会・住之江署の「君が代」弾圧を許すな!
 9月2日、大阪府人事委員会が、「君が代」処分撤回を闘っているZAZAの不服申立の口頭審理を警察権力(住之江署・警備課)に「警備」要請している事実が明らかになりました。人事委員会事務局は、ありもしない「もめごと」を口実に2013年から「傍聴者が予想される」すべての口頭審理の日程を連絡し、住之江署に「警備」を「要請」してきた、と応えています。
橋下・おおさか維新の会は「君が代」強制条例を強行制定し、「君が代」不起立者を一掃しようとしましたが、教育労働者は自らの存在をかけて「不起立」を貫き抵抗しています。ZAZAの仲間は処分の撤回を要求し、人事委員会での闘いをはじめました。2013年から始まった口頭審理では多くの支援者が傍聴にかけつけ、教員を目指す教え子の証言もあり、現役の教育労働者も証人として口頭審理に臨んできました。人事委員会は、それらすべての人たちへの「監視」を警察権力に「要請」しているのです。「君が代」強制に反対することを「国家権力に反対する者」として「監視」し、抑圧・弾圧するものであり、断じて許すことはできません。
 戦争国家へと突き進む情勢で、安倍政権と天皇は憲法違反の「生前退位」発言による天皇制の強化・永続化をはかろうとしています。「日の丸・君が代」を戦争反対、天皇制反対、憲法改悪反対を教育労働者とともに闘いましょう。
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