年が明け、2013年度卒業式が近づいて来ました。「君が代」条例から数えて3度目の卒業式です。
大阪府教育委員会中原徹教育長は、昨年9月4日、教職員の斉唱を目視で確認し報告せよとの、いわゆる「口元チェック」通知を出しました。彼は和泉高校校長時代、校長のなかで唯一「口元チェック」を行い全国から批難を浴びた人物です。その後、彼はNHKの取材に対して「口元チェック」は教育委員会の命令に忠実に従ったまでと弁明しながら、一方で、取材の最中に、入学式では口元チェックを止めたいと教育委員会に電話をしています。そこで、彼は、自分の意思の届かぬところの教育委員会からの命令として行うことを改めて強調したわけです。
その中原徹教育長が今度は、自分がやったことと同じ口元チェックを今度は全府立高校・学校にやらせようとしているのです。彼が、あの時、番組の中で「口元チェックを辞めたい」と言ったのは嘘だったのでしょうか?
下記は、2012年8月15日にNHK関西で放映された「“君が代”条例の波紋」という番組です。是非ご覧ください。番組は中原教育長の詭弁を如実に物語っています。
"君が代条例"の波紋