愛知の小野政美さんからの全国ネット第3回準備会の呼びかけを掲載します。今夕の会議です、、。
「許すな!『日の丸・君が代』強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク」(仮称・準備会)】
解釈改憲による「集団的自衛権」行使で「戦争する国」へ向かう安倍政権の「愛国心教育」で、子どもたちを再び戦場に送らないために、「日の丸・君が代」の強制と処分を許さないために。
「教室から、学校から、戦争は始まる」
昨年末、「秘密保護法」を成立させた安倍政権。次々と改憲、教育を変える政策を打ちだす安倍政権。安倍政権は、現在開かれている国会で、「集団的自衛権」の行使を可能にし、自衛隊法を改定して自衛隊を海外に派遣する予定です。憲法に手を付けずに、解釈改憲による実質的な改憲を行い、日本を自衛隊を海外派兵して、海外で「戦争をする国」にしようとしています。
安倍政権は、日本を「戦争をする国」にするために、教育も根幹から変え、「愛国心教育」を強化しようとしています。
文部科学省は「教科書検定基準」を変え、政府の見解に沿った教科書にするようにし、今年3月の小学校検定教科書から、教科書の内容が大きく変えられ始めました。日本軍「慰安婦」や「南京大虐殺」「領土問題」等で、「政府の見解」を教えることを義務付け、道徳の「教科書」(「心のノート」・「私たちの道徳」)を作って「愛国心」を教え込もうとしています。「道徳」を教科に格上げして子どもたちの評価をする準備も行われています。「日の丸・君が代」尊重の教え込みにもさらに拍車がかかることも必然です。来年2015年春には、現在進められている中学教科書の「文部科学省検定」の結果が発表され、2015年夏には、中学教科書採択が行われます。
教える内容にとどまらず、さらに恐ろしいことは、教育の主体を子どもたちではなく、国に変えることです。教育が子どもたちを戦争に駆り立てた戦前の教育の反省から、敗戦を境に、教育を政治から独立させようと教育委員会制度や教育法規がつくられました。戦後の一時期を除いて、徐々に形骸化されてきたものの、政治から独立した教育に我慢のならない安倍内閣は、教育委員会制度を廃止し、権限を首長・政権に持たせようとして、現在国会審議が始まっています。
また、安倍政権は、「愛国心教育」と同時に、「グローバル人材の育成」を目標に掲げ、小学校3年生からの英語教育、大学入試でのTOEFL活用、6・3・3・4制の学制改革などを行い、早い段階でエリートを選別し、エリートには金をかける一方、そうではない子どもには金をかけない教育政策を鮮明に打ち出しています。高校授業料無償化を廃止し、所得制限付の「就学支援金」に一本化して格差をますます大きくします。非エリートには、「お国のために身をささげる」従順さだけを求めているのではないでしょうか。
東京や大阪の教育委員会は卒業式等での「君が代」斉唱の際、起立をしない教員を処分しています。
今年も、既に、卒業式での「君が代」斉唱で起立しなかったことを理由に、東京では2名、大阪では6名の処分者が出ています。処分された教員への「転向」強制研修も行われました。
2014年度の入学式での「君が代」不起立を理由とする処分も、東京都教委や大阪府教委によって行われようとしています。
なぜ、東京や大阪の教育委員会は無理やりにでも「君が代」に起立斉唱させようとしているのでしょうか。
また、なぜ、処分をされても起立斉唱しない教員がいるのでしょうか。
「日の丸・君が代」の強制と処分は、子どもたちに「愛国心」という名の「お国のために身をささげる」従順さを植え付けるためのものと考え、私たちは反対しています。
「日本国憲法」や「子どもの権利条約」が守られ、だれでも安心して学び、一人ひとりの子どもたちが大切にされる教育をすすめるために、そして、人権や民主主義が保障され多彩な考えが認められる社会にするために、私たちにできることはどんなことでしょうか。子どもたちを再び戦場に送らないために、「日の丸・君が代」の強制や処分を許さないために、いまが分かれ道です。
みなさんとともに、多くの人の知恵と力で憲法違反の安倍政権のさまざまな形での改憲・教育破壊政策を変えていきましょう!
子どもたちを再び戦場に送らないために、「日の丸・君が代」の強制と処分を許さないために、既に御案内の「4.20全国集会」(高橋哲哉さん講演)の前日、4月19日(土)6時~9時に、
「4.19第3回全国準備会議(東京)」を行います。多くの皆さんの参加を呼びかけます。
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1.許すな!『日の丸・君が代』強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(仮称・準備会)
第3回準備会議(東京)
●日時 2014年4月19日(土)午後6時より
●場所 東京しごとセンター 5階セミナー室
@JR飯田橋駅下車7分
●4月20日(日)午後1時20分より「4.20全国集会」
●4月21日(月)午前文科省交渉、
2.現在の情勢と「全国ネット」結成に向けての課題
①第2次安倍政権は、第1次安倍政権下で教育基本法改悪を強行し、いま、憲法改悪、解釈改憲による集団的自衛権行使=自衛隊海外派兵、原発再稼働・原発輸出、植民地支配・侵略戦争・南京虐殺・日本軍「慰安婦」制度などの否定、「ナチス肯定」麻生発言、秘密保護法制定、「教育再生」の名による教育制度・教育委員会制度・教科書検定採択制度などの全面的改悪・教育破壊など、日本社会の全面的な政治的再編成を行っています。また、安倍改憲政権を支える、日本会議と日本会議各地方組織・「新しい歴史教科書をつくる会」・「日本教育再生機構」などの右翼組織やヘイトスピーチを繰り返す「在特会」など「草の根右翼」などが第2次安倍政権の誕生とともに、組織的連携を強めています。
②いま、憲法改悪と連動した「教育再生」=「教育基本法改悪」の具体化、戦後教育の全面破壊が全面的に進められています。東京・大阪はじめ地方首長の教育への強い介入にはじまる子どもたち・保護者・教職員の「競争」「強制」の教育、道徳の「教科化」、『心のノート』・『わたしたちの道徳』使用強制や道徳教育の強化、教科書検定基準の改革等の教科書検定制度の改悪、教科書採択制度の改悪、教育委員会制度の全面改悪、「改正教科書無償措置法」の成立(2015年4月施行)、「教科書法」制定の動き、東京・大阪・神奈川など全国各地の高校教科書採択への教育委員会による採択教科書の変更強制、沖縄八重山の教科書採択への政治的介入、教員の支配統制のための「教特法」・「教育免許法」などの改悪も企図されています。教員管理・教員評価制度も全国各地で実施され、厳しい教育破壊・教職員序列化の学校現場で、精神的疾患や困難な状況に追い込まれる教職員が数多く生まれています。
③子どもたちも厳しい状況に追い込まれています。子どもたちを「戦争をする国」の担い手にするための新自由主義的教育政策と軍国主義的愛国心教育が同時進行しています。子どもの「教育への権利」の侵害、いじめの拡大、増加する貧困家庭の子どもたち、高校無償化制度の廃止と所得制限実施、朝鮮高校の高校無償化からの排除、子どもたちの教育内容への政治的介入、子どもたちと学校現場を序列化し教育を破壊する「全国学力テスト」の悉皆実施や成績公開、子どもたちを対象にした教育内容の管理・統制、「生活指導統一基準」の実施、愛国心教育、道徳教育の強化、道徳の教科化、『心のノート』の改定・全員配布、教科「奉仕」、強制的な「奉仕活動」、「防災教育」の名による自衛隊と連携した教育(体験学習・宿泊研修等)、東京都の『江戸から東京へ』など自治体による歴史教材や地域教材・道徳教材の発行、『はだしのゲン』の学校図書館からの撤去の動きなどが急速に強まっています。
④マスコミ・社会教育の現場でも、NHK経営委員への安倍改憲政権支持派の任命と籾井新会長の日本軍「慰安婦」否定発言、百田尚樹委員の「南京虐殺否定」発言、長谷川三千子委員の「新右翼会長の新聞社自殺事件」礼賛追悼文、「ピースおおさか」の加害展示撤去、埼玉県など全国各地の博物館からの戦争加害事実展示の後退、『はだしのゲン』の・地域図書館からの撤去要請などが進められ、子どもたちと学校教育・社会教育・マスコミなど、安倍政権の改憲・教育破壊は、学校・社会教育の全分野で行われています。
⑤東京都教委や大阪府教委・大阪市教委などにより、「日の丸・君が代」強制と処分が行われています。大阪の「教育基本条例」・「職員条例」など「日の丸・君が代」強制条例等の制定、起立強制通知と職務命令、不起立処分と再任用拒否など、東京・大阪や全国各地で不当処分が行われています。東京や大阪などでは、「累積加重処分」や「再発防止研修」の名による転向強制・不起立者排除も行われ、それらに対する闘いや裁判闘争等を持続的に行われています。
2013年2月、大阪での『「日の丸・君が代」強制ええんかい!「競争」「強制」の教育でええんかい!私たちは黙らない!2・11全国集会』において、教育の国家支配と破壊にみんなで抗おうと全国に呼びかけ、また「日の丸・君が代強制と「競争」・「強制」の教育の押しつけに反対する全国ネットワークをめざすことも呼びかけました。
5月の大阪集会でも再度確認され、8月の東京における「第4回『日の丸・君が代』問題等2013全国学習交流会」では、全国ネットに向けた具体的な動きを開始する提案を行いました。提案を受けて、2013年11月16日、大阪で「『日の丸・君が代』強制・処分を許さず、安倍政権の改憲・教育破壊に反対する全国ネットワーク(準備会・仮称)をめざす第1回全国準備会議」を開催し、「全国ネット」(準備会)をたちあげること、全国ネットの形成にむけた第2回準備会議を2014年2月1日・2日に東京で開催しました。会議では、4月20日に、東京で「4.20全国集会」を開催することをはじめ、「提案・確認事項概要」の通り話し合いを行いました。
私たちの進める「全国ネットワーク」の運動は、戦後日本における学校現場の教職員や保護者・市民による、全国各地でのさまざまな教育運動、「日の丸・君が代」強制に反対する運動などの歴史と経験を継承し発展させるものです。
今回の第3回準備会議は、これまでの経験と経過を踏まえながら、教育の国家支配と「競争」・「強制」の教育に反対する全国各地の運動のネットワーク結成に向けて、今後のさまざまな具体的な取り組みを通じて、重要な課題についての情報交流や意見交換、共同の取り組みを拡大し、お互いの合意を尊重し合いながら、粘り強く広範な全国ネットワークの形成を進めていきたいと考えています。
2.「全国的ネットワーク」(仮称・準備会)の運動の柱について
(1)「日の丸・君が代」の強制・処分に対する闘い
①全国各地で「日の丸・君が代」強制・処分や「再発防止研修」に反対する全国的な連帯と共同行動の追求
②「日の丸・君が代」強制条例、起立強制通知と職務命令、不起立処分と再雇用拒否の撤回を要求する闘いの追求と支援・連帯の闘い
③東京の「10.23通達」をはじめ「日の丸・君が代」を強制する「通達」「文書」の撤回、また大阪の「教育基本条例」「職員基本
条例」など教職員に対する厳罰化の管理制度の撤回を要求する闘い
④内心・思想・信条・信仰・表現の自由を侵害する「口元チェック」、「意向確認書」、「ビラまき禁止」などを許さない闘いと支援・連帯
⑤東京・大阪(田中さん、奥野さんなど多くの被処分者)や全国各地の被処分者の支援と共同行動、裁判・人事委闘争などへの支援・連帯
(2)憲法改悪と憲法改悪に連動した「教育再生」=「教育基本法改悪」の具体化に反対する闘い
①教育委員会制度を形骸化し、地方首長と議会の教育への介入の法制化に対する闘い
②「国定教科書」に道を開く教科書検定基準改悪、教科書検定制度改悪、教科書採択制度の改悪、「教科書法」制定などに反対する闘い
③「学習指導要領解説書」への「竹島・尖閣諸島」領土記述、「学習指導要領」改訂(高校日本史必修・英語教育強化・教科「道徳」・教科「公共」など)に反対する闘い
④「道徳」の教科化、『心のノート』・『わたしたちの道徳』強制、道徳授業の地域公開、「愛国心」評価など道徳教育の強化に反対する闘い
⑤教育現場の職務命令体制、教員管理・教員評価制度に反対する闘いと連帯・支援
⑥教育現場の管理体制の中で困難な状況に追い込まれる教職員との連帯・支援
⑦都道府県の枠を越えた闘いと連帯の動きが見える情報の交流と連携
⑧教職員や市民への情報の伝達と運動の拡大
⑨子どもたちを再び戦場に送らないために~安倍政権の改憲・解釈改憲による集団的自衛権行使、秘密保護法廃止などの闘いや市民運動との連携
⑩原発再稼働・原発輸出などに反対する闘いとの運動との連携
⑪弱者や労働者・被差別者、原発被災者等さまざまな人権侵害との闘いと連携
(3)全国の教育現場でのあらゆる人権侵害を許さず、平和と民主主義の教育の取り組み
①学校現場であらゆる差別やいじめ、体罰・パワハラを許さない取り組み
②教育行政によるあらゆる教育への介入、管理・統制に反対する闘い
③「防災教育」を名目とした、子どものたちへの軍事訓練的性格の「自衛隊体験学習」・「防災学習」集団的な規律・訓練、集団動員に反対する闘い
④教育内容への教育行政と政治への介入に反対する取り組みや連携した闘い
⑤愛国心を標榜する儀式教育・道徳教育、そして領土教育・防衛意識育成の教育に反対する闘い
⑥原発事故の事実を調査させ、反原発・放射線に関する授業の推進
⑦ゼロトレランスなど児童・生徒への厳罰主義の規範教育に反対する
⑧全国学力検査など新たな能力主義と新自由主義的な競争主義、差別・選別の教育に反対する
⑨学校図書館・地域図書館からの『はだしのゲン』撤去、社会教育・博物館などでの加害実展示の削除、NHK人事への政治介入とNHK会長・経営委員による、「政府見解に沿った報道推進」発言、日本軍「慰安婦」否定発言・「南京虐殺」否定発言などに反対する闘いとの連携
⑩しょうがいをつくり出し固定化する政策に反対し、統合教育を進めると共にその運動と連帯する
⑪憲法に根差した平和・人権教育の推進
「許すな!『日の丸・君が代』強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク」(仮称・準備会)】
解釈改憲による「集団的自衛権」行使で「戦争する国」へ向かう安倍政権の「愛国心教育」で、子どもたちを再び戦場に送らないために、「日の丸・君が代」の強制と処分を許さないために。
「教室から、学校から、戦争は始まる」
昨年末、「秘密保護法」を成立させた安倍政権。次々と改憲、教育を変える政策を打ちだす安倍政権。安倍政権は、現在開かれている国会で、「集団的自衛権」の行使を可能にし、自衛隊法を改定して自衛隊を海外に派遣する予定です。憲法に手を付けずに、解釈改憲による実質的な改憲を行い、日本を自衛隊を海外派兵して、海外で「戦争をする国」にしようとしています。
安倍政権は、日本を「戦争をする国」にするために、教育も根幹から変え、「愛国心教育」を強化しようとしています。
文部科学省は「教科書検定基準」を変え、政府の見解に沿った教科書にするようにし、今年3月の小学校検定教科書から、教科書の内容が大きく変えられ始めました。日本軍「慰安婦」や「南京大虐殺」「領土問題」等で、「政府の見解」を教えることを義務付け、道徳の「教科書」(「心のノート」・「私たちの道徳」)を作って「愛国心」を教え込もうとしています。「道徳」を教科に格上げして子どもたちの評価をする準備も行われています。「日の丸・君が代」尊重の教え込みにもさらに拍車がかかることも必然です。来年2015年春には、現在進められている中学教科書の「文部科学省検定」の結果が発表され、2015年夏には、中学教科書採択が行われます。
教える内容にとどまらず、さらに恐ろしいことは、教育の主体を子どもたちではなく、国に変えることです。教育が子どもたちを戦争に駆り立てた戦前の教育の反省から、敗戦を境に、教育を政治から独立させようと教育委員会制度や教育法規がつくられました。戦後の一時期を除いて、徐々に形骸化されてきたものの、政治から独立した教育に我慢のならない安倍内閣は、教育委員会制度を廃止し、権限を首長・政権に持たせようとして、現在国会審議が始まっています。
また、安倍政権は、「愛国心教育」と同時に、「グローバル人材の育成」を目標に掲げ、小学校3年生からの英語教育、大学入試でのTOEFL活用、6・3・3・4制の学制改革などを行い、早い段階でエリートを選別し、エリートには金をかける一方、そうではない子どもには金をかけない教育政策を鮮明に打ち出しています。高校授業料無償化を廃止し、所得制限付の「就学支援金」に一本化して格差をますます大きくします。非エリートには、「お国のために身をささげる」従順さだけを求めているのではないでしょうか。
東京や大阪の教育委員会は卒業式等での「君が代」斉唱の際、起立をしない教員を処分しています。
今年も、既に、卒業式での「君が代」斉唱で起立しなかったことを理由に、東京では2名、大阪では6名の処分者が出ています。処分された教員への「転向」強制研修も行われました。
2014年度の入学式での「君が代」不起立を理由とする処分も、東京都教委や大阪府教委によって行われようとしています。
なぜ、東京や大阪の教育委員会は無理やりにでも「君が代」に起立斉唱させようとしているのでしょうか。
また、なぜ、処分をされても起立斉唱しない教員がいるのでしょうか。
「日の丸・君が代」の強制と処分は、子どもたちに「愛国心」という名の「お国のために身をささげる」従順さを植え付けるためのものと考え、私たちは反対しています。
「日本国憲法」や「子どもの権利条約」が守られ、だれでも安心して学び、一人ひとりの子どもたちが大切にされる教育をすすめるために、そして、人権や民主主義が保障され多彩な考えが認められる社会にするために、私たちにできることはどんなことでしょうか。子どもたちを再び戦場に送らないために、「日の丸・君が代」の強制や処分を許さないために、いまが分かれ道です。
みなさんとともに、多くの人の知恵と力で憲法違反の安倍政権のさまざまな形での改憲・教育破壊政策を変えていきましょう!
子どもたちを再び戦場に送らないために、「日の丸・君が代」の強制と処分を許さないために、既に御案内の「4.20全国集会」(高橋哲哉さん講演)の前日、4月19日(土)6時~9時に、
「4.19第3回全国準備会議(東京)」を行います。多くの皆さんの参加を呼びかけます。
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1.許すな!『日の丸・君が代』強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(仮称・準備会)
第3回準備会議(東京)
●日時 2014年4月19日(土)午後6時より
●場所 東京しごとセンター 5階セミナー室
@JR飯田橋駅下車7分
●4月20日(日)午後1時20分より「4.20全国集会」
●4月21日(月)午前文科省交渉、
2.現在の情勢と「全国ネット」結成に向けての課題
①第2次安倍政権は、第1次安倍政権下で教育基本法改悪を強行し、いま、憲法改悪、解釈改憲による集団的自衛権行使=自衛隊海外派兵、原発再稼働・原発輸出、植民地支配・侵略戦争・南京虐殺・日本軍「慰安婦」制度などの否定、「ナチス肯定」麻生発言、秘密保護法制定、「教育再生」の名による教育制度・教育委員会制度・教科書検定採択制度などの全面的改悪・教育破壊など、日本社会の全面的な政治的再編成を行っています。また、安倍改憲政権を支える、日本会議と日本会議各地方組織・「新しい歴史教科書をつくる会」・「日本教育再生機構」などの右翼組織やヘイトスピーチを繰り返す「在特会」など「草の根右翼」などが第2次安倍政権の誕生とともに、組織的連携を強めています。
②いま、憲法改悪と連動した「教育再生」=「教育基本法改悪」の具体化、戦後教育の全面破壊が全面的に進められています。東京・大阪はじめ地方首長の教育への強い介入にはじまる子どもたち・保護者・教職員の「競争」「強制」の教育、道徳の「教科化」、『心のノート』・『わたしたちの道徳』使用強制や道徳教育の強化、教科書検定基準の改革等の教科書検定制度の改悪、教科書採択制度の改悪、教育委員会制度の全面改悪、「改正教科書無償措置法」の成立(2015年4月施行)、「教科書法」制定の動き、東京・大阪・神奈川など全国各地の高校教科書採択への教育委員会による採択教科書の変更強制、沖縄八重山の教科書採択への政治的介入、教員の支配統制のための「教特法」・「教育免許法」などの改悪も企図されています。教員管理・教員評価制度も全国各地で実施され、厳しい教育破壊・教職員序列化の学校現場で、精神的疾患や困難な状況に追い込まれる教職員が数多く生まれています。
③子どもたちも厳しい状況に追い込まれています。子どもたちを「戦争をする国」の担い手にするための新自由主義的教育政策と軍国主義的愛国心教育が同時進行しています。子どもの「教育への権利」の侵害、いじめの拡大、増加する貧困家庭の子どもたち、高校無償化制度の廃止と所得制限実施、朝鮮高校の高校無償化からの排除、子どもたちの教育内容への政治的介入、子どもたちと学校現場を序列化し教育を破壊する「全国学力テスト」の悉皆実施や成績公開、子どもたちを対象にした教育内容の管理・統制、「生活指導統一基準」の実施、愛国心教育、道徳教育の強化、道徳の教科化、『心のノート』の改定・全員配布、教科「奉仕」、強制的な「奉仕活動」、「防災教育」の名による自衛隊と連携した教育(体験学習・宿泊研修等)、東京都の『江戸から東京へ』など自治体による歴史教材や地域教材・道徳教材の発行、『はだしのゲン』の学校図書館からの撤去の動きなどが急速に強まっています。
④マスコミ・社会教育の現場でも、NHK経営委員への安倍改憲政権支持派の任命と籾井新会長の日本軍「慰安婦」否定発言、百田尚樹委員の「南京虐殺否定」発言、長谷川三千子委員の「新右翼会長の新聞社自殺事件」礼賛追悼文、「ピースおおさか」の加害展示撤去、埼玉県など全国各地の博物館からの戦争加害事実展示の後退、『はだしのゲン』の・地域図書館からの撤去要請などが進められ、子どもたちと学校教育・社会教育・マスコミなど、安倍政権の改憲・教育破壊は、学校・社会教育の全分野で行われています。
⑤東京都教委や大阪府教委・大阪市教委などにより、「日の丸・君が代」強制と処分が行われています。大阪の「教育基本条例」・「職員条例」など「日の丸・君が代」強制条例等の制定、起立強制通知と職務命令、不起立処分と再任用拒否など、東京・大阪や全国各地で不当処分が行われています。東京や大阪などでは、「累積加重処分」や「再発防止研修」の名による転向強制・不起立者排除も行われ、それらに対する闘いや裁判闘争等を持続的に行われています。
2013年2月、大阪での『「日の丸・君が代」強制ええんかい!「競争」「強制」の教育でええんかい!私たちは黙らない!2・11全国集会』において、教育の国家支配と破壊にみんなで抗おうと全国に呼びかけ、また「日の丸・君が代強制と「競争」・「強制」の教育の押しつけに反対する全国ネットワークをめざすことも呼びかけました。
5月の大阪集会でも再度確認され、8月の東京における「第4回『日の丸・君が代』問題等2013全国学習交流会」では、全国ネットに向けた具体的な動きを開始する提案を行いました。提案を受けて、2013年11月16日、大阪で「『日の丸・君が代』強制・処分を許さず、安倍政権の改憲・教育破壊に反対する全国ネットワーク(準備会・仮称)をめざす第1回全国準備会議」を開催し、「全国ネット」(準備会)をたちあげること、全国ネットの形成にむけた第2回準備会議を2014年2月1日・2日に東京で開催しました。会議では、4月20日に、東京で「4.20全国集会」を開催することをはじめ、「提案・確認事項概要」の通り話し合いを行いました。
私たちの進める「全国ネットワーク」の運動は、戦後日本における学校現場の教職員や保護者・市民による、全国各地でのさまざまな教育運動、「日の丸・君が代」強制に反対する運動などの歴史と経験を継承し発展させるものです。
今回の第3回準備会議は、これまでの経験と経過を踏まえながら、教育の国家支配と「競争」・「強制」の教育に反対する全国各地の運動のネットワーク結成に向けて、今後のさまざまな具体的な取り組みを通じて、重要な課題についての情報交流や意見交換、共同の取り組みを拡大し、お互いの合意を尊重し合いながら、粘り強く広範な全国ネットワークの形成を進めていきたいと考えています。
2.「全国的ネットワーク」(仮称・準備会)の運動の柱について
(1)「日の丸・君が代」の強制・処分に対する闘い
①全国各地で「日の丸・君が代」強制・処分や「再発防止研修」に反対する全国的な連帯と共同行動の追求
②「日の丸・君が代」強制条例、起立強制通知と職務命令、不起立処分と再雇用拒否の撤回を要求する闘いの追求と支援・連帯の闘い
③東京の「10.23通達」をはじめ「日の丸・君が代」を強制する「通達」「文書」の撤回、また大阪の「教育基本条例」「職員基本
条例」など教職員に対する厳罰化の管理制度の撤回を要求する闘い
④内心・思想・信条・信仰・表現の自由を侵害する「口元チェック」、「意向確認書」、「ビラまき禁止」などを許さない闘いと支援・連帯
⑤東京・大阪(田中さん、奥野さんなど多くの被処分者)や全国各地の被処分者の支援と共同行動、裁判・人事委闘争などへの支援・連帯
(2)憲法改悪と憲法改悪に連動した「教育再生」=「教育基本法改悪」の具体化に反対する闘い
①教育委員会制度を形骸化し、地方首長と議会の教育への介入の法制化に対する闘い
②「国定教科書」に道を開く教科書検定基準改悪、教科書検定制度改悪、教科書採択制度の改悪、「教科書法」制定などに反対する闘い
③「学習指導要領解説書」への「竹島・尖閣諸島」領土記述、「学習指導要領」改訂(高校日本史必修・英語教育強化・教科「道徳」・教科「公共」など)に反対する闘い
④「道徳」の教科化、『心のノート』・『わたしたちの道徳』強制、道徳授業の地域公開、「愛国心」評価など道徳教育の強化に反対する闘い
⑤教育現場の職務命令体制、教員管理・教員評価制度に反対する闘いと連帯・支援
⑥教育現場の管理体制の中で困難な状況に追い込まれる教職員との連帯・支援
⑦都道府県の枠を越えた闘いと連帯の動きが見える情報の交流と連携
⑧教職員や市民への情報の伝達と運動の拡大
⑨子どもたちを再び戦場に送らないために~安倍政権の改憲・解釈改憲による集団的自衛権行使、秘密保護法廃止などの闘いや市民運動との連携
⑩原発再稼働・原発輸出などに反対する闘いとの運動との連携
⑪弱者や労働者・被差別者、原発被災者等さまざまな人権侵害との闘いと連携
(3)全国の教育現場でのあらゆる人権侵害を許さず、平和と民主主義の教育の取り組み
①学校現場であらゆる差別やいじめ、体罰・パワハラを許さない取り組み
②教育行政によるあらゆる教育への介入、管理・統制に反対する闘い
③「防災教育」を名目とした、子どものたちへの軍事訓練的性格の「自衛隊体験学習」・「防災学習」集団的な規律・訓練、集団動員に反対する闘い
④教育内容への教育行政と政治への介入に反対する取り組みや連携した闘い
⑤愛国心を標榜する儀式教育・道徳教育、そして領土教育・防衛意識育成の教育に反対する闘い
⑥原発事故の事実を調査させ、反原発・放射線に関する授業の推進
⑦ゼロトレランスなど児童・生徒への厳罰主義の規範教育に反対する
⑧全国学力検査など新たな能力主義と新自由主義的な競争主義、差別・選別の教育に反対する
⑨学校図書館・地域図書館からの『はだしのゲン』撤去、社会教育・博物館などでの加害実展示の削除、NHK人事への政治介入とNHK会長・経営委員による、「政府見解に沿った報道推進」発言、日本軍「慰安婦」否定発言・「南京虐殺」否定発言などに反対する闘いとの連携
⑩しょうがいをつくり出し固定化する政策に反対し、統合教育を進めると共にその運動と連帯する
⑪憲法に根差した平和・人権教育の推進