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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

なぜ、これほどまでに執拗な研修が「君が代」不起立の教員に科せられるのか

2015-07-20 09:36:43 | 東京の根津公子さんからのメール
レイバーネットの佐々木さんからのメールを転載します。これほどまでに「君が代」斉唱時不起立の教員に繰り返し研修を行う意図はどこにあるのだろう。教育の場で「日の丸」「君が代」というシンボルを通して子どもたちに「愛国心」を強制しようとする人々にとって、「君が代」に疑義を持つ教員は学校から徹底的に排除しようということなのだろう。



7月16日に学校で行われた田中聡史さんへの再発防止研修について、根津公子さんの報告です。

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7月16日 田中聡史さんに対する「服務事故再発防止研修」・訪問研修中止を求める行動の報告


田中聡史さんに対し、都教委が学校に押しかけての「服務事故再発防止研修」(「訪問研修」という)の3回目をこの日、都教委は強行した。大雨でも都教委は早朝から石神井特別支援学校に赴き、拷問「研修」を強行すべく、態勢をとっていた。最初に到着した地元練馬の人の姿を見るや、例によって副校長が校門前にやってきて、確認をしたという。暗くてはっきりとは見えなかったが、玄関の中には研修センターから派遣されたいつもの指導主事がいた模様。

朝は河原井・根津の会と練馬の会、そしてほかの参加者も作ってきたプラカードを掲げ、出勤する教職員にチラシを配った。前回自転車から声をかけてくださった男性が、今朝は自転車を止めて「報告を読んでいます」と話された。
午後は、拷問「研修」開始の75分前に再び集まり、校門前でスタンディング。足元が悪いにもかかわらず、もうすぐ90歳になられる北村小夜さんが来られた。雨でも、車の中からプラカードに目をやる人は多かった。

今回は、前回都教委が方針としていた「無視」の方針を変えたのか。副校長は私たちの質問に、多少は対応した。副校長は、初めは前回と同じように、出勤・登校が終わると門にこの時だけ使うちゃちな鍵をかけ、インターホンが押されると玄関から飛び出し対応していたが、今回はお迎え時間帯の途中から、鍵を外し、門のところを離れずに対応するようになった。都教委に申し出て、それが認められたということかと思ったが、それを訊くことはやめた。指導主事は一度も外には出て来なかった。

副校長に、「私たちは要請書を校長に14日に送り、電話で回答を求めたが、『席を外している』ということで今回も電話をつないでもらえなかった。私に電話をほしいと話したが、校長から電話はない。副校長は、私たちの出した要請書を読んでいますか。」と言って、チラシに掲載した要請書部分を示すと、「『熟慮ください』というこれは見ました。」と言う。校長からは何も聞かされていないというので、「返事をほしい」と校長に伝えてほしい」と要求した。

そしたら、午後になって、「校長に伝えました」と言いに来た。さらに問うと、「返事はなかった」と。真面目な方なんだろう。が、考えずに真面目にすることが怖い。

「訪問研修」を、昨年までは月1回の割合で行ってきたのに、今年は7月に2回。なぜ、そうしたのか。副校長に訊いてみたが、「わかりません」だった。
「服務事故再発防止研修」に抗議する市民がいることは、都教委に示すことができた。行動参加者は、朝が8人、午後が5人。

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