蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

大盤振る舞い!

2006-05-17 23:10:23 | Weblog




ここ何年か、いえ多分、蛇口屋の人生の中でも最大級クラスとも言える給湯ボイラーの交換に遭遇しました。

古いボイラーを騙し騙しで、もう10年、かれこれ25年は使用しているそうで、まあ、取り付けられ方と言ったら、それはもう、強固にして剛健、多分、地震でこのお宅が倒壊しても、ボイラーと周辺配管は残っていそうな、鉄筋か鉄骨の組み方のような、太くてステキな鉄管で、設置されていました。

もう、どこから手を付けよう…。

下手に手を付けたら、多分、今日、蛇口屋は家に帰れないくらいの仕事量になると予想され、チマチマと替えてゆくくらいなら、いっそ、ボイラー周りを含むユーティリティー全部の配管を替えてしまた方が、早くて安価に出来るのではと思い、ボイラーの前でうなっていました。

通常ボイラー交換工事は、半日程度の工事ですが、今日ばかりは一日とっぷり掛かってしまう事が予想されました。

さて、工事開始しようと、気合いを入れていると、そこのお客さんは言いました。
「もうちょっと安くならないの?」
確かに、配管を含めると、工事金額だってかなりの額になるはずです。
一応、営業の人間に言って貰えますか、と言うと、
「だって営業の人(A山)、一銭も負けられないってがんばるんだもん」
で、お値段方を伺って見ると、A山の奴、全ての、ボイラー交換の最低ラインでお金を頂いているそうで、総延長10メートル近い配管の撤去と新設には一切お金を請求せずに、全てはサービスで行うと言うことらしいです。

なんだそれ?

今日の工事の大半は、通常なら、結構大金を頂けるのに、無料でサービスさせて頂きます、って事ナンですね。

今日は半日以上、蛇口屋ただ働きですよ。


なんか、最近、サービス工事が多くない?

 と訪ねたとこ、
「そうでもしないと、工事が取れない」
と言っていました。

もう少し、営業力のある営業が欲しいと思ってしまった蛇口屋も、ただ働きの最中は、少なくとも楽しんでやろうと前向きな蛇口屋でした。




ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王








奴が歩けばクレームが残る…

2006-05-16 22:56:12 | Weblog



本日は、いつもの事ながら、営業A山が生み出したクレームに行ってきました。

今回は、
客「あのお風呂の追い炊きが熱くならないんですけど…」A山「えー、じゃあ工事のせいですね、対応しします」

とノーリツさんに相談すると、
ノーリツ「循環口を替えてください」

1万5千円対との工事を、サービス工事で行うことになりました。

何も知らないし、何も学ぼうとしない、こんなやる気のない奴を営業に置いている会社の懐が痛むのは一向にかまわない蛇口屋ですが、その一つ一つが蛇口屋の給料にも関わって来ているかと思うと、もうやるせなくなって来ます。

毎日とは言いませんが、彼の携わる工事は設備だけでなく、塗装やエクステリアや大工系の工事に渡って、月刊10軒から20軒のクレームを生み出しています。

営業力のかけらもなくて、職人の苦労と技術を安売りして、仕事を取ってきます。

一番最初に、このA山の凄さに触れたのは、かつて、水抜き栓の工事をしたときに、地面の中に埋まった止水栓の動きが怪しく、これは壊れていると感じた蛇口屋は、「これ、市(水道局)直してもらってからじゃないと手が付けられないよ」
と言った所、
A山は「全責任は俺が取るから、やって!」
と、格好いい言葉を残して電話を切りました。

結局案の定、止水栓は壊れていて、蛇口屋が廻そうとしたところ、上部スピンドルが破壊され、細い噴水の様になりました。

やっぱなあ…、仕方なくA山に言うと、「僕わかんないから、社長に報告してよ」
と言われました。

このとき、初めて、絵に描いた様な「卑怯者」に遭遇した瞬間でした。

漫画や、小説などの特に、年齢層の低い読み物、現実にはあり得ない絶対懲悪の悪人がそこにいました。

そして今日も、蛇口屋の前に座ってヘラヘラしています。

ほんと、こんな会社にいつまでもいたらダメだよなあ…


ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王






突然の、2キロメートルほどの移動

2006-05-15 22:47:55 | Weblog




うちの坊主が本日無事退院してきました。

これで安心して仕事に打ち込めると言うモンですね。
やっぱり家族の健康がないと、家の中の灯も小さくなってしまうものだと、今回は本当に実感しました。

そんなやり甲斐を根こそぎ奪う会社に今日も無事勤めてきました。

今日はちょっとぬるめでしたね、小さなイナバ物置と細かな設備工事が多数でしたが、今日の事件はそんな所にはありませんでした。

実は会社のお引っ越しが決まりました。

今度の社屋はメチャメチャでかいです。

しかも国道沿いで、傍目に見れば大会社の様な感じです。すごいですねえ。

ちなみに通勤距離は2キロほど遠ざかってゆきました。微妙ですね。

でもって、いつ引っ越すのかと言うと、6月中だそうです。本当に急な話ですが、うちの社長はこのブログに来てくれる方ならすっかりご存じな様にアンマン…、いえワンマンですからねいつも急なんですよ。解雇されるときも、みんな驚いているくらい急に言われるらしいですから、このぐらいで驚いてはいけません。

「忙しくなるなあ!」
と引っ越しの全容を知る社長が言っていて、みんなはただ戸惑うばかりです。

ちなみに予定まであと半月だというのに、細かい日程などは何も知らされていません。

こういう会社ですからね。

でも、今年は、会社には暇な人が沢山いそうなんで、蛇口屋の出番はなさそうです。

でもって今の店舗はどうなるかというと、人に貸すそうです。

こんな引っ込んだ所にある店舗なんて借り手が付くんでしょうかね?

なんか全ては銀行さんの言いなりになっている様な気がするのは蛇口屋だけでしょうか?

これで、やや順調に思われていた会社経営に陰りが見え始め、徐々に崩壊を初めて行くのであるなら、それはそれで早めに次の船を探さないとな、って感じですがね。

ただね、蛇口屋の心配は他の所にあるんです。

この会社の社員で徒歩通勤が約二名いるんですが、今回の引っ越しで徒歩で通うにはやや絶望的な距離になります。

確か、以前勤めていた会社の退社理由は、「会社が遠かったから」だった様な気がしました。

噂によれば、帰りのコンビニで転職情報誌を探し求めていたとか…

職業選択の自由。

蛇口屋もかくありたいと思いました。

今はまだ思うだけだけどね。


ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王






それはとってもいけない事なんです

2006-05-14 22:26:03 | Weblog



管工事施工管理技師と言う資格があります。

一級と二級があって、今回、蛇口屋、二級を受けてみようと思い立ちました。

今後、この業種に携わってゆくのにも、施工、つまり配管工の免許だけでは、出来ることは限られてくるだろうと思い、ならば管理者としてのスキルを身につけようと思いたった訳です。

現在蛇口屋自体は、一般住宅の施工をしていますが、かつてはマンションやビルの施工もやっていて、それが結構、自分に合っていると言う気がしていて、そこからさらに先に進む為には、どうしても必要な免許でもある訳です。

実は以前、この会社に入る前に、この資格を受験する機会がありました。しかし、蛇口屋がかつて在籍した会社は、その社長の息子さんとともに受けさせる予定でしたが、その息子さんが言うには、「お願いだから受けないで、蛇口屋が受かって俺が落ちたらみっともないよ」という一言で、彼が合格するまで受けさせては貰えませんでした。

あれから10年近く経つ現在も、彼はその資格を入手出来ていないという話です。

その時は「別に資格が職人の腕を上げるわけではない」などと格好いい事を言ってそれほど積極的ではなかったンですが、この年になってみると、「ああ、四の五の言わず取って無理矢理にでも受験しておけば良かった!」と悔やんでいます。

真剣に、転職を考えた場合、やっぱりこの資格は何よりも条件を有利にします。

国家資格ですからね。

一応、申し込み願書を手に入れて、現在勤めている会社記入する蘭があって、そこに建築省の認可を受けている番号を書く場所があってはまずいと、蛇口屋の会社にその番号がある筈と調べていると、あっさりA山が言いました。
「うち、不認可だよ、許可なんて受けてない、だからデタラメな工事でもOKなんだよね」

ええー!

うち、もぐりのリフォーム工事会社なんですか?

本当に、早めに逃げだそう…。

ひとまず身を寄せたところが、盗賊か山賊の巣窟だったって、なんかの昔話の主人公な気分の蛇口屋です。




ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王






朝の戦争

2006-05-14 07:15:17 | Weblog




やっと暖かくなって来たなと思えば、今度は風と雨。

本当に、今年の北海道は、暖かくなる気がないんですかね?

もう少しやる気を見せてもらいたいです。

会社に行くときに、厚別川の護岸に並んだ桜の蕾が開いてきました、桜の開花を待たされた葉の新芽が徐々に芽吹いてきて、薄紅色と緑のコントラストが早足でかけてゆく北の春に乗り遅れまいと必死の様相が、見ていて悲しいというか、痛々しいです。

もう少し、暖かな時期が永ければ、桜は桜、葉は葉で、それぞれが謳歌出来るかもしれませんが、この土地の春は短すぎて、互いに競る様になっているんでしょうね。

そんな譲り合いの精神にかけてるのが蛇口屋の会社で、
朝はもう戦争です。

まず最初に始まるのが、車両の奪い合いです。

うちの車、軽トラック3台と普通車トラックが2台、大型のトラックが1台に蛇口屋の常用するワゴン車があります。

土やゴミが乗りっぱなしの車を避けて、空の車を奪い合うんです。通常なら、昨日使った人間が、責任を持て処置する筈なんですが、この会社では社長指導のもと、これから使う人が、ゴミ等を処置します。
だから昨日の仕事は一日経つとリセットされて、朝から激しい戦いが起こるのです。

蛇口屋は、蛇口屋専用車両があるので、この戦いには不参加で、中立を決め込んでいます。

次が、スコップの奪い合いです。

特に剣先スコップは新しい程先が尖って堅い土でも簡単に掘ることが出来ますが、その絶対数が稀少で、当社の剣先スコップは大抵、先が、アイススプーンのように丸く平たくなっているので、穴掘りにはだいぶ苦労します。

みんな苦労は嫌なので、誰もが我先にと、尖ったスコップを奪い合うのです。

蛇口屋には、蛇口屋専用スコップがあるので、この戦いにも参加しません。

そして、次が、脚立の奪い合いです。
これについても似たような物なので、細かい説明は避けます。

もちろん、脚立も蛇口屋専用があるので、この戦いにも参加しません。

毎朝、このような、奪い合い、戦いを見るに付け、「どうして、人は憎しみ戦い、奪い合うのか?」そんな疑問と「この戦いの、本当の敵は別にいる、そいつをみんなで倒そう!」と思っても口には出せないシャイな蛇口屋だったりします。



ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王






そんな馬鹿な! ってクレームな話

2006-05-13 00:46:09 | Weblog



蛇口屋のとこの息子は、熱が下がれば退院と言うところに来ました。

今、元気に乳を飲んで、ご飯を食べて、思いっきり動き回っているんですがなかなか熱だけが下がらないんです。
意外に入院長引くかも知れなくて、ちょっと不安な蛇口屋のパパだったりします。



今日蛇口屋は、普通に簡単なボイラー交換だったんですが、エクステリア班に、ちょっとびっくりのクレームが入りました。

「あんたのところで立てたガレージ、境界石をはみ出しているよ!」
早朝、一発目に頂いた電話で、会社中はパニックです。

境界石ってのは、『ここまでが、あなたの家の土地ですよ』って言う目印です。これをはみ出してガレージを建てるっていうのは、よその土地にガレージをはみ出して建ててしまっているって言うことで、大変な事です。
ガレージを数センチずらすにしても、手間としてはまた作り直すよりも掛かりますから、工程的には全て狂ってしまいます。

常にいっぱいいっぱいの社長は怒鳴り散らしています。
「ちゃんと見て仕事をしているのか?」
「一体どんな仕事をしているんだ?」
「なんでこんな初歩的な事を間違う?」

そうなんです、普通ならあり得ない間違いです。

そうしている間に、その問題のガレージを建てた、ER谷主任が出社してきました。
「一体、この責任をどう取るつもりなんだ?」
と社長が問い詰めると、ER谷主任は、きょとんとした顔で、
「境界石から25センチも内側に建てているよ」

そのお客さんに電話を入れると、そのお客さんは何が言いたかったと言うと、
《境界石内にガレージは建っているが、ゴミの一部を持ち帰っていないことに腹が立った》
と言う内容でした。

本当に、工事をした立場から見れば、「はあ?」って感じです。

完全に脅かして人を動かそうとしています。

ちなみに、そのゴミとは、お客さんの家の中から出た日用品の不要物で、引き取るなら有料になると言っているのに、解体撤去するガレージ内に置いておかれた物です。

たまに、こんな風に、おかしな事を言い出すお客さんはいます。それは、社長が営業したお客さんか、A山の営業したお客さんに限ります。

彼らの言う、「ちょっとぐらいなら何でも無料でします」はちょっとどこではない、増長し勘違いしたお客さんを造ってゆくようです。

サービスって無料って事ではないんです。

そして、そういう人間は、社員である職人事などまるで信用していないから、そのお客さんの言うことを鵜呑みにしてひたすら怒る事が出来るんですね。

社員なんて、馬鹿ばっかだと、うちの社長は思っているんでしょうね。
もっとも社員も社長は馬鹿だと思ってますから、お互い様ですけどね。








ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王






入院二日目、でも熱が下がらない…

2006-05-11 23:05:09 | Weblog




今日は、ヘビー級なトイレの工事でした。

給水管、水抜き栓の移設で、床を全面解体して、狭いトイレの中、1メータくらい深く穴を掘っていました。

そしてそうしながら、妻とのメールのやりとりで、息子の容体の報告に、一喜一憂していました。

胃はだいぶ回復して、一日以上点滴だったので、授乳解禁になり、息子は必死で乳を吸い尽くしていたそうです。39℃以上の熱があっても、全く食欲に影響しない良い子ところは、蛇口屋に似たんでしょうね。どんなに具合が悪くても、食べられるってのは、本当に凄いことで、体力で強引に風邪を治す事だって出来ます。

がんばれよ、我が子よ!

今日の蛇口屋の仕事量では、面会に行くことは無理だろうと、あきらめていましたが、やっぱり一日だって顔を見ないのって、蛇口屋的にはありえないですね。

最大限の努力で、何とか、この仕事の内容にしては、若干早く終わらせる事が出来ました。

大急ぎで帰って、面会時間をすでに1時間以上過ぎていたと言うのに、蛇口屋、院内突入、今まさに眠ろうとうとうとしている息子の笑顔に出会いました。

ちゃんと両手広げて、抱っこ~ってせがむんですよね。眠くても、具合が悪くても、パパにしてもらいたいことはいつも一緒なんだよね。

よく、出張なんかで、数日家を明けて帰ってきたお父さんが、「どうだ? 寂しくなかったか?」なんて言う台詞ありますよね?

あれって、お父さんが子供に寂しかったって尋ねているわけですが、実際は、そう口にするお父さんが一番寂しかったりするんですね、きっと。

まあ、他の人はどうかは知るすべも無いですが、蛇口屋はそうですね。

ほんと、一人でいるにはこの家は広い!






ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王







容体急変で蛇口屋はひとりぼっち…

2006-05-10 21:49:53 | Weblog

蛇口屋の愛息の容体が急変しまして、今日から入院になってしまいました。

ロタウイルスとか言う、ウイルス性疾患らしく、昨日の記事の通り、消化器官がやられて口から水すら摂取できなくなって、まだ小さいうちの子は、あ、っという間に脱水症状を起こしてしまいました。

あ、もちろん、大事を取って、今日の朝、大きな病院に連れて行って判明したので大事には至らないと言うことですが、パパとしてはもう、身を切られる思いです。

紅葉みたいなちっちゃな手に、点滴の針も痛々しく、普段は、活火山の様に、避難したくなるくらい元気なのに、妻の手の中でグッタリとしている姿を見ると、もう、居ても立ってもいられない気分で、入院という事実を告げられた時は、仕事を投げ出して急行してやりたい気持ちでいっぱいでした。

それでも、駆けつけたときには、点滴と睡眠が良かったのか、立ち上がって喜んでくれました。

すぐにまた疲れてグッタリしていましたが、笑顔がみれて本当に良かった。
面会時間ギリギリまで粘った蛇口屋でした。

そんな訳で、妻も付き添いに行っていますので、今、蛇口屋は一人きりです。
ほんと、一人きりってつまらないですね。
そんな顔をしていうと、『僕がいるじゃん』と言うように、猫がすり寄って来ました。

早く退院しないかな…




ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王







最近の流行は、お腹も痛い…

2006-05-09 23:46:25 | Weblog



たった今、救急医療センターから帰って来ました。

1歳2ヶ月になるうちの子供が、嘔吐を繰り返して、顔色も悪く、「もしかして誤飲か?」と大事をとって、夜間も診療してくれる『札幌救急医療センター』へ急行した次第です。

診察してもらった結果は、風邪でした。

胃の中を爛れさせる、ウイルス性の風邪が衢を席巻しているそうで、感染すると、激しい嘔吐を繰り返すそうです。お水も受け付けないんで、脱水症状になる方もいるそうです。現に、救急医療センターにも、その患者さんが沢山来て、紙袋やバケツを抱えて、診察を待ってました。

そういえば、私も、つい2日ほど前、激しい嘔吐感に襲われましたが、きっとその時には、ウイルスに侵されていたんでしょうね。もちろん、大人なんでそこそこ抵抗力があって跳ね返してしまったウイルスが息子に行ってしまったんですね。

パパとしてはかなり心配です。

毎日、沢山の人と出会う仕事ですからね。

手洗いとうがいを励行して、外から勝手に付いてくる菌類やウイルスを撃退して、家族には迷惑をかけないようにしたいです。

北海道的には今がまさに季節の分かり目、皆さんも、油断して風邪を召されることが無いように、蛇口屋としても、そっと祈っていますね。




ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王







飛び入り参加大歓迎! でも情けないよね

2006-05-08 23:18:30 | Weblog


最近、工事が非常に辛いと感じる毎日が続いていました。

肉体的にも、精神的にもです。

蛇口屋担当の、水回りの工事は相も変わらず快適そのものなんですが、問題はエクステリア班にお手伝いの工事に行った時なんです。

雪もすっかり姿を消して、ガレージやカーポートが最盛期なんで、忙しいのは通年通りなんですが、それにしても作業量が増えている気がしてならないんです。

通年通りとは書きましたが、何かがおかしい。

改めて作業環境を見直して見ると、あっさり原因が判明しました。

新しく入ったバイト君が全く機能していません。

それに伴って、蛇口屋の作業量が増えてしまっているって訳ですね。

今期、雇われたのは、中J君、36歳です。
以前は建築設計関係とコンピューター関係と、書店販売員と焼き肉屋さん店員と道路に線を書く人と、夜間警備員とコンビニ店員と家事手伝いと、自分探しの旅の末にうちの会社に迷い込んできた、ある意味、猛者です。

3月の終わりくらいに入って、1ヶ月以上いる筈なんですが、周りの作業の波に乗ることも無く、まるで現場監督のように、作業の中心でタバコを吸って棒立ちです。

次から次へとしないといけないことが多いのに、自分から働きかけるわけでもなく、一瞬でも手が空くと、棒立ちになってタバコを吸っています。

訪ねると、一日二箱は吸ってしまうそうです。

健康の為に吸いすぎには注意しないとね。

…いえいえそうではなくて、この会社で、作業中は鬼気迫るほどの忙しさを持って動き回っているのに、それを風の様に流して、この余裕をぶちかませる彼は、大物の予感がしてなりません。

在る意味、いままでで最強のバイト君です。

指示は的確に出されているにもかかわらず、数分後には自動的に手を休めて、タバコを吹かして、遠い目をして今にも降り出しそうな、灰色の空を眺めていました。

おーい、帰ってこーい。終わらなきゃ帰れないぞ!

そう何度声をかけても、数分後には、自動的に休憩に入るようです。

そんな中、全く動かない冬眠しているカエルにも等しい中J君に対して、ついにキレる人が現れてしまいました。

「おまえいい加減にしろ! みんなが手も休めずに、休憩も取らずに仕事しているってのに、何を休んでいるんだ? さっきから見てるけど、おまえの仕事は何一つ進んでいないじゃないか!」

叩き付けるような怒鳴り声で、罵倒して、目をまん丸くする中J君のスコップを奪い取ると、

「いいか! 地面ってのは、こうやって掘るんだ!」
と凄い勢いで掘り始めました。

その怒鳴り声を上げて、蛇口屋達の気持を代弁してくれた方は、この会社の社員では見たことがない人で、まして下請けでもなくて、ましてや他のバイトって訳でもなく蛇口屋の知らない人でしたんで、この現場の責任者であるER谷主任に尋ねると、その家のお客さんでした。

中J君のあまりの愚鈍さに居ても立ってもいられずに、工事に参加してしまったようでした。

なるほど、それじゃあ分からないですね。

ものすごい勢いで、穴を掘るお客さんの勇姿を身ながら、中J君は、再びタバコを吹かして、
「穴を掘るの、早いですね、僕には絶対に無理です」
と、お客様に賞賛を与え、自身は否定していました。

だれだ~! こんな奴雇ったのは?
本当に、うちの社長、人を見る目がないからな…






ブログランキングに投票お願いします!ブログランキングに投票お願いします!




ランキングオンライン

ブログ王ブログ王