蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

そんな馬鹿な! ってクレームな話

2006-05-13 00:46:09 | Weblog



蛇口屋のとこの息子は、熱が下がれば退院と言うところに来ました。

今、元気に乳を飲んで、ご飯を食べて、思いっきり動き回っているんですがなかなか熱だけが下がらないんです。
意外に入院長引くかも知れなくて、ちょっと不安な蛇口屋のパパだったりします。



今日蛇口屋は、普通に簡単なボイラー交換だったんですが、エクステリア班に、ちょっとびっくりのクレームが入りました。

「あんたのところで立てたガレージ、境界石をはみ出しているよ!」
早朝、一発目に頂いた電話で、会社中はパニックです。

境界石ってのは、『ここまでが、あなたの家の土地ですよ』って言う目印です。これをはみ出してガレージを建てるっていうのは、よその土地にガレージをはみ出して建ててしまっているって言うことで、大変な事です。
ガレージを数センチずらすにしても、手間としてはまた作り直すよりも掛かりますから、工程的には全て狂ってしまいます。

常にいっぱいいっぱいの社長は怒鳴り散らしています。
「ちゃんと見て仕事をしているのか?」
「一体どんな仕事をしているんだ?」
「なんでこんな初歩的な事を間違う?」

そうなんです、普通ならあり得ない間違いです。

そうしている間に、その問題のガレージを建てた、ER谷主任が出社してきました。
「一体、この責任をどう取るつもりなんだ?」
と社長が問い詰めると、ER谷主任は、きょとんとした顔で、
「境界石から25センチも内側に建てているよ」

そのお客さんに電話を入れると、そのお客さんは何が言いたかったと言うと、
《境界石内にガレージは建っているが、ゴミの一部を持ち帰っていないことに腹が立った》
と言う内容でした。

本当に、工事をした立場から見れば、「はあ?」って感じです。

完全に脅かして人を動かそうとしています。

ちなみに、そのゴミとは、お客さんの家の中から出た日用品の不要物で、引き取るなら有料になると言っているのに、解体撤去するガレージ内に置いておかれた物です。

たまに、こんな風に、おかしな事を言い出すお客さんはいます。それは、社長が営業したお客さんか、A山の営業したお客さんに限ります。

彼らの言う、「ちょっとぐらいなら何でも無料でします」はちょっとどこではない、増長し勘違いしたお客さんを造ってゆくようです。

サービスって無料って事ではないんです。

そして、そういう人間は、社員である職人事などまるで信用していないから、そのお客さんの言うことを鵜呑みにしてひたすら怒る事が出来るんですね。

社員なんて、馬鹿ばっかだと、うちの社長は思っているんでしょうね。
もっとも社員も社長は馬鹿だと思ってますから、お互い様ですけどね。








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