現在咲いているパフィオ
昨年2021年はせっかく咲かせた花を夜半まで寒い屋外に置いてしまって花が枯れてしまいましたが、にもかかわらず今年は5個も蕾ができて、そのうち3個が現在開花中です。
2021年2月 屋外に夜半まで放置したパフィオ
このことから、このパフィオはほぼ0℃まで一時的に気温が下がっても大丈夫であるとわかりました。
パフィオはこの時の試練にもめげずに、株がしっかりしてきて、蕾を5個も付けたのでした。
12月中旬までは比較的暖かく蕾も順調に成長してきました。
これならば、昨年同様に年末か、元日早々には開花するのではと期待が高まりました。
ところが、そのあとで今冬は「数年に一度の寒さ」と予報されました。果たして12月下旬からは急に寒い日が続き、1月になってからも寒い日が続きました。
1月19日のパフィオ
元日には咲くと思われた蕾は成長が止まって、1月中旬までは依然としてクリスマスイヴ頃の蕾のままでした。さらに、昨年の屋外にさらした時と同じように枯れてきた葉があり、その時よりもひどい枯れ方です。この時は、もしかしたら咲かずに蕾が枯れてしまうのかと心配していたのでした。
その後、寒いながらも極端に寒い朝が少なくなってきて、好転の兆しが見えてきたのが、この1月19日の画像です。
これなら1月末ころ、遅くとも節分には一番花が咲くかと希望が出てきたわけです。
1月31日 開き始めた一番花
2月3日 ついに開花した一番花 昨年より35日遅れての開花でした。
ここまでは「パフィオが開花。スリッパの中にインソールが。花の構造と受粉」にも書いたとおりです。
2月5日 3個の花が咲きそろう。まだ蕾が2個残っている。
2月10日 残った蕾も開き始めました。
あと数日で5個の花が咲きそろうようです。実に最後の開花は昨年の開花よりも45日も遅れることになりました。何とか無事に5個咲きそろえてみたいと毎日見守っています。
以上のことから、我が家では今年のような「数年に一度の寒さ」がパフィオ栽培の限界と思います。我が家は暖房を切って就寝しますが、今年の最も寒い日(氷点下5~6度)には部屋の温度は朝方には零度にはなったと思われます。それで蕾の成長が止まり、一部の葉が凍傷になったのでしょう。
もしも「10年に一度」のさらなる寒い冬が来るならば、最も寒い日(氷点下7~8度)には夜どうし暖房するか、こたつの中にでもパフィオを入れておかなければならないでしょう。
居間のこたつ
幸いにも、居間には足の長いこたつがあります。私が足の短い座りこたつに長い足を付けたものです。
冬場は布地を垂れ下げているので、暖房を切ってもこたつの中は氷点下にはならないはずです。
というわけで、豪華なランなどは我が家には似合わないのですね。それでも、縁あって我が家に来たランを私が必死に管理しているので、ランが好きだと思い違いをされて、いただいてしまうことがあります。これ以上増えたらパニックになりそうです。今年もすでに冒頭の写真の赤い花が来てしまいました。マイクロ胡蝶蘭らしく、パフィオより管理が難しそうです。
これ以上ランが増えるのも、これ以上寒い冬が来るのも、もう我が家では無理です。何とかランを咲かせようとして咲く蘭(錯乱)しそうです。