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「この画像の中にナナフシがいます」と聞いて探せば簡単ではありますが、存在を知らないでは見過ごしてしまいそうです。ナナフシは枝に擬態しています。
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足を挙げました。細い枝に見せかけているのでしょうか。
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あしを閉じました。
このナナフシはバラの対生している小葉をたべて、魚の骨のようになったバラの葉につかまっているのですが、見過ごしてしまいます。
これぞナナフシの枝隠れの術です。
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これもバラの葉の上にいます。
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ナナフシはグミの葉が大好物です。特にこのナツグミに似た葉が大好物です。
孵化したばかりのナナフシは、グミの中でもこのグミの葉を食べに集まってきまして、少し大きくなると他のグミやバラ、ムクゲの葉などに移ってゆきます。
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なぜ、最初はこのグミなのか。葉の表面を接写してみましたら、グミ特有の星状毛が他の種類のグミに比べて非常に少ないことがわかりました。
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このグミも比較的ナナフシが大きくなってからよく来るビックリグミです。小さいときは来ません。接写で見ると、やや星状毛が多いですが、グミとしては少ないほうです。
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マルバグミは表の星状毛は少なめですが、葉が厚くて、裏側には星状毛がびっしりです。ナナフシが食べているのを見たことがありません。
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ナワシログミの葉も葉が厚くて固いし、裏側は星状毛がいっぱいです。これもナナフシが食べたのを見たことがありません。
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グミの星状毛を顕微鏡で見てみると針のようにとがったものもあります。ナナフシはこれを嫌っているのでしょうか。
ナナフシは葉が柔らかくて、星状毛が少ない種類のグミの葉によく見かけます。
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紅く熟したグミの両側にナナフシがいます。
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ナナフシが熟したグミの実にほおずりしているみたいです。
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大好きなグミにいるときは枝隠れの術を忘れているようです。