Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

バンド・フェア(1)

2005年05月01日 | Diary

Yesセッションでお馴染みのメンバーによるRelayer全曲(つっても3曲だけど)を目当てに出かける。バンドフェアはジャンル無制限なので、種々雑多な音楽を一時に聴けて面白い。今日はシリーズ最多の6バンドが登場。

出演順に一言感想を。

・和楽備地獄軍団
kiss和楽備と書いて蕨と読む。見ての通りのKISSコピバン。我々より4~5つ若いおっさんたちにはKISSを聞いて洋楽に目覚めたというタイプが多い。わしらはぜんぜん聞かんけどな。上手な4人によるノリのいいロックンロール。光るギターに花火まで仕込んできやがった。おかげで店内は煙が充満。アホや(笑)
ジーン棚村、トマトジュースを口に含んで、客席に吹きかけるそぶりを見せつつ、客が後ずさるとごっくんと飲み込んで「うめー」という。おもろい。

・Eyes
eyesアマチュアによるRelayer全曲演奏というのはおそらく世界でも例を見ない試みなのでは。その情熱、熱意は素晴らしい。個々のテクニックも捨てたものではない。しかしながら今回はアンサンブルが少々乱れた。曲の難易度を考えれば、そんなに責めてはいけないんだろうけど。
全員が合わそうとしなければ絶対に合わない場面で全員が無造作に飛び出して行って、衝突・崩壊するシーンが多い。
このバンドに限ったことないんだけど、最近目にするバンドの人たちにはアゴーギクの統一とかアインザッツという概念そのものが欠如しているような気がする時がある。「ノリ」とか「グルーブ」を重要視するのであれば、その前にまず「合わせる」ことをしなくては、と自分はできないのに言って見たりして。

あと、ボスも言ってましたが、その場にいる全員が重度のYESファンであるセッションと違って、昨日の観客は「ぷろぐれ?」という人も多数いたので、やりにくかったでしょうね。
まあ、そんなことを言いつつも、リレイヤー全曲はやっぱりすごい人たちでした。

・Bible Black   ギター・ベース・ドラムのスリーピースにシーケンサーによるシンセ付き。オリジナルのインストということだったが、グループ名で想像できるようにクリムゾンのバリエーション。高速ユニゾンとかすごく上手だったけど、音楽的にはいまひとつ個性に欠けるというパターン。

・メイビーズ  『ポップス界で最も悲運のバンド「バッドフィンガー」』のコピーバンドだそうですけど、バッドフィンガーがわかんないな。名前は知ってるというくらい。このバンドの時、ビデオの撮影を頼まれて、30分間三脚なしで撮影したので腕が疲れた。

・米beatsクラブ
kome通常のバンドにブラスとダンサーを加え10人で登場した米米クラブのコピバン。ファンキー&ダンサブルでいぇいいぇいって感じでした。私も椅子に立って踊りながら聞いてました。こんな人たちに長時間のプログレとか聞かせちゃ迷惑だったですよねえ。(実際には店内に入りきらず、外で時間を潰していたようです)

・ゲゲゲの水兎 うふっ?  なぜかここではカルメン・マキが大人気です。