武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

恐ろしい その2

2008-11-24 23:33:55 | サラリーマン
元厚生省次官夫婦殺害容疑にて男が自首した。
言い分は、「他の狙った人間の警備が厳しくなったから。」

何処で調べ上げたんだか、何人かの元高級官僚の住所。
頭のネジの外れた人間がおかしなことを考えると
いとも簡単にプライバシーが筒抜けになる。

近所に住んでいる人間がおかしいならば
まだ相手が見える。(それはそれで毎日が不愉快だが)
しかし、全く関係のないところで暴力の牙を研がれたなら
誰も防げない。
今回の容疑者が真犯人だと前提して述べるが、
これで心神耗弱や動機の正当性、或いは病気を理由に減刑されたのなら
亡くなった人たちは浮かばれない。

ジュリアーニ元ニューヨーク市長は”破れ窓理論”を唱え
軽犯罪の徹底検挙が街を再生させるとしたが、
一律な厳罰化は私としては賛成できない。
しかし重犯罪者に対する過度な人権保護論、擁護論はどうにも理不尽だ。

故意犯とうっかり犯をきちんと区別して
然るべき罪の償いをさせることのほうが
犯罪者を生まない土壌を作れるのではないだろうか?


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