武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

仲父

2013-12-13 20:55:13 | 人間観察
「仲父」;ちゅうふ;父と崇めるべき叔父

権力を得るまで年少の王は、”何卒、後ろ盾宜しくお願いします”と辞を低くして頼み。
そして頼まれた後ろ盾は、”この小僧を傀儡として、自分が権力を握るぞ”と、黒い感情を動かす。

しかし、そうした蜜月の破綻は意外に早い。
「そちは、何の功績があって”仲父”と名乗るべきや?」
いつの間にか、後ろ盾の周囲は王の親衛隊に取り囲まれ、
あっという間に首が落ちる。

決して、いま隣国に起きた政変の話しをしている訳ではない。
2500年以上前から、数々の王朝にて繰り広げられた事件の一つである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/呂不韋
漢王朝でも、政権が成立するまでの功臣は、
政権が確固となるにつれ駆逐された。

狡兎死して、走狗烹らる
http://kotowaza-allguide.com/ko/koutoshishitesouku.html

自分に自信のない者は、恐怖政治に走る。
これは今の会社社会でも同じこと。



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